左官屋ルークの日記

一左官職人が愛犬「ルーク」の名を借りて、本業の左官職や趣味、家族愛について語る。

忘れ去られた町の左官屋 その4

2010-07-27 23:08:41 | 本職
ルーク、オリジナルの小窓のイメージが形になりつつある。

写真がそれである。開口したブロックの角三方をアールにすることにより、手作り感と優しさを表現した。そして、小窓の下は石(ホームセンタで一つ70円で購入)を貼ることでアクセントにした。意外といい感じなのだ。(自己満足)

実はこの小窓の石の上には、可愛い鉢を置きそれに四季折々の花を植えたいと思っている。

小窓の内側にはすでに小柄のラチスがあるのだが、養生しているためにまだ姿を現していないのが残念である。近日中にはその全貌が明らかになるのだ。


忘れ去られた町の左官屋 その3

2010-07-26 14:32:49 | 本職
基礎コンクリートの強度が出たころ、型枠をはずしその上にはブロックが積み上げられてゆく。写真はその途中経過だ。

ここでちょっと注目できるのは、積まれたブロックに開口された部分を確認で来ることだ。今後明らかになるが、ルーク特製の小窓である。

ちょっと、おしゃれで可愛い空間にしたい、というのがルークの思いである。どのようなデザインにするか思案中なのだ。ここらへんは楽しみにしたいところである。

忘れ去られた町の左官屋 その2

2010-07-24 13:32:37 | 本職
いよいよ着工した「ルーク工業」の看板。

まずはコンクリートとその上に積み上げるブロックのために鉄筋を組む。あたりまえのことではあるが、コンクリートを打つ前に鉄筋をキッチリ施工し全体の強度を上げるのである。鉄筋コンクリートという構造物は、簡単に言うと骨と肉(筋肉)のようなものである・・・。

次に基礎のコンクリートを打つためコンクリートパネル(通称「コンパネ」と呼ばれている木製の板)で型枠を作るのである。基礎と呼ばれるだけに、いいかげんに施工してしまうと後が大変。仕上げの事も考えて水平垂直に気をつかう。

その後はコンクリートを型枠に流し込む。(セメントと砂そして砂利を水でミックスしたものがコンクリートだ)。型枠の隅々までコンクリートが詰まるよう、木製のハンマーでトントンとたたきながらコンクリートを流し込む。その後ブロックを積みやすくするため、コンクリートの天場は水平にならすのである。

写真はコンクリートが無事に流し込まれ固まるのを待つのみの状態になったとこ・・・。その上には鉄筋がまっすぐ出ているのが分かるだろう。そう、それはこの後積むブロックの強度を確保するためなのである。

いやいや専門的な話になると、親父ギャグも忘れてしまうようだな。フフフ・・・・。

忘れ去られた町の左官屋「ルーク工業」 その1

2010-07-19 22:54:39 | 本職
ブログを更新すること=精神的余裕があるとき・・・。にさえなりつつあるルークである。
つまり、余裕がないのである。

さて、それはともかく、実は自分の知らないとこでルーク工業の存亡にかかわる事態が進展していたのである。

ルークの家は4年前に新築した。自分が住むとなると結構真剣に考えるのである。結果、左官屋には到底似会わない「可愛らしい、おしゃれな」家ができたのだ。以前の家は左官屋であることがいわば「全面」に出た感じだった。

実は最近気になる発言を聞く。「ルークさんのとこ、左官屋さんやめたの?」という感じである。家の前には作業車が2台も駐車しているというのに、それらはルーク家の駐車場を借りている作業車のようであったらしい。「こりゃまずい」ということで、この度、家の側面におしゃれな壁を作りせめてそこに左官屋であることを主張するようなサインでも書こうというわけである。

とりあえずイメージを膨らませ、着工!!(写真は4年間砂置き場になっていた塀際)