左官屋ルークの日記

一左官職人が愛犬「ルーク」の名を借りて、本業の左官職や趣味、家族愛について語る。

つぶやきルークの旅日記

2005-07-24 19:23:19 | 日記
7月22日 (続)初めての海

結局、意に反して僕は海に入った、と言うか入れられた。

ルーク:「ワ!!なんてしょっぱいんだ、目もしみる。こんな中で生きている者の気が知れない。早く出なければ・・・」

主人:「オオオオ・・・!!!ルークのやつ運動神経悪いと思ったのに、犬かきうまいぞ。こりゃおもしろい本物の犬かきだ」

主人の妻:「ヤダー かわいそうじゃない。あたし見てなかったからもう一度入れてみてよ」

ルーク:「・・・・・」

つぶやきルークの旅日記

2005-07-24 00:00:20 | 日記
7月22日 初めての海

初めて海を見た。

ルーク:「なんてこった、水だらけだ。しかもゴーゴー音を立ててこっちにきては去っていく。怖いなー、まるで生き物のようだ。ン?主人がなにやら家族の者たちと話しているぞ」

主人:「アー・・けっこう荒れてるな、気温も低いし今日は海に入るのやめておくか」

主人の妻:「そうね。でもせっかく来たんだからルークたちだけでも入れてあげたら?」

ルーク:「オ~~~!!!何だって、そんなのありがた迷惑ってもんだ」

その直後ルークは4本の足に全身の力を集中したのである。

つぶやきルークの旅日記

2005-07-23 07:41:33 | 日記
7月21日pm2:00出発。車中にて・・・・

主人が僕を車に乗せるときは、旅に行くときかトリミングするときだ。トリミングは生理的に大嫌いなので車に乗せられたとたん全身が小刻みにブルブル震えだす。

しかし今日は違うぞ、間違いなく旅だ。しかも家族みんなで楽しい旅行の始まりだ。

ただちょっと気になることがある。僕には3歳年下の弟子がいて、こいつは僕と性格が全く違いヤンチャ坊主だが車にはめっぽう弱い。主人の車を汚さなければいいが心配なのである。

いよいよ出発。車窓には僕の知らない世界が矢継ぎ早に広がっては過ぎていく。
ア!あれはなんだ。ウォ~~!!あそこに見えるのは・・・・。

こんな僕を上目遣いで見ながら床にかがみこんでいる弟子は情けない姿なのである。

つぶやきルークの旅日記

2005-07-22 00:18:19 | 日記
今日は7月21日木曜日。僕の主人は朝から忙しなく、しかし楽しそうに旅支度をしている。
心配だ。たいていほとんどの場合このような時主人は「お留守番!」と強い口調で言い聞かせる。な、なんと他の家族も旅支度をしているではないか。ルークは突然深い悲しみに襲われる。「いつまでお留守番していればいいの?」

主人が荷物を車に載せ終わった頃、僕に言った。「ルーク!・・今日はお留守番・・・じゃないよ。一緒に行こう」

今何って言った?犬であるルークは自分の鋭い耳を疑った。この後、生まれて初めて海を見る自分を想像することはできなかったのである。



猛暑

2005-07-19 14:08:42 | 日記
暑い今日も暑い、とにかく暑い。左官屋にとって夏の日差しは天敵なのである。セメントで作ったモルタルは水分が早く蒸発すると作業性が悪くなるだけでなく、モルタル自体の強度もおちる。猛ー暑がないなんて言ってられないのだ。

エクステリア奮闘記Vol.012

2005-07-17 22:58:36 | 本職
エクステリア奮闘記もこれで最後になるのかと思うと少々寂しい感じだ。

そもそも自宅の新築に伴って始まったエクステリア工事、Vol1から今までを振り返ると、専門業者に依頼してあったものが、工事業者が他にも工事が集中し着工が遅れたので、自分でやることになった訳だ。

結局、紺屋の白袴のように、いつになっても完成しなかったが、それはそれで正直楽しかったように思える。もしこれが請け負った工事であれば、こうは自由気ままにできなかっただろうし完全に赤字だ。つまり仕事ではなかったのだ。

もともと物造りが好きなルークはそれが一番のストレス解消方なのである。

ところで一度壁にぶち当たってしまった植栽のほうはというと、曲りなりに良くできたのではないかと思うことにしている。使用した植物は、アイビー、ハツユキカズラ、アベリア、西洋イワナンテン、ローズマリー、ツルマサキ、瑠璃柳等、狭い花壇に肩を寄せ合って愚痴もこぼさず仲良く並んでいる姿は愛らしい。

不思議なものだ、ほんのおしるし程度の花壇でも植栽があるのとないのではこうも違うものかと、ルークは犬のくせにかなり驚いている。

エクステリア奮闘記Vol.011

2005-07-06 00:09:10 | 本職
一月ぶりの書き込みである。この間エクステリア奮闘記Vol.011を書けなかったことには深い訳があった。門灯も、花壇も、表札も、憧れの乱形石もそしてルークオリジナルの水洗柱も予想以上に良い出来栄えだ。

しかし本職の領域を超えたとき、左官屋ルークは一つの大きな壁にぶつかったのである。それは花壇に植える植栽である。花壇だから花でいいと単純に思い込んでいたルークは、季節ごとに変わる、はかなくも美しい花の性質について気がついたのである。

一年中家を飾ってくれるような都合のいい植物があるのか?以前ガラにもなく本屋でnon-noのガーデニング基本大百科という本を購入したことがある。(そのときは花に興味を持ったからであるが)その本をじっくり調べてみると意外なことに気がついた。「葉ものが主役、グリーンコンテナの魅力」?「カラーリーフ」?「コニファーは花と同じくらい豊な彩り」?「一年中楽しめる葉色の組み合わせ」・・・一年中?これだ!!!今僕が求めていたのはこれなのだ。なんてこった、全く気がつかなかった。

葉っぱが単なる脇役だと思い込んでいたルークはこの時から緑のとりこになってしまい、歩いていても、運転していても、ネットサーフィンでも・・・葉っぱ、葉っぱ、葉っぱ。どこにいても葉っぱが気になってしょうがない犬になっていたのである。

写真は、西洋イワナンテン。(葉っぱに難点ナンテナイッテ。どれも美しいのだ)