左官屋ルークの日記

一左官職人が愛犬「ルーク」の名を借りて、本業の左官職や趣味、家族愛について語る。

恐るべしオレンジオイル

2007-11-10 22:38:52 | 日記
ルークは風呂掃除が大好きである。綺麗さっぱりしたところで、一番風呂に入る。これが最高の至福の時間なのだ。

しかし、風呂掃除で一つ困っていたことがあった。ちなみにルーク家の風呂はユニットなので、定期的に掃除をしていればそんなに汚れる事はない。しかしどうしても汚れが取れない所がある。それは床だ。

風呂用の洗剤を付け置きしてブラッシングしても効果なし。カビ取り剤を使ってもダメ。マジックリンのような洗剤でも効果がないのである。しかし、最近誰がこぼしたのか分らないが、風呂場で使っている何かがこぼれた跡があり、なんとその部分が真っ白に、しかも黒ずみがすっかり無くなっていたのである

ルーク:「あのさー風呂場の床に何かこぼした?」

家族:「何で?」

ルーク:「そこの部分の汚れが落ちて、真っ白になっているんだ」

家族:「知らな~い」・・・・こんな調子。

しかし、風呂場に置いてある何かが床の黒ずみを落としたに違いない。そこでルークは風呂場ににある液体を片っ端から床にたらし試したのであった。

何とクレンジングオイルがその正体だったのだ。しかし、床の汚れを落とすにはクレンジングオイルの内容量では床があまりにも広く、万が一全てを使い切ってしまったら、大ブーイングである。

そこで思いついたのが、オレンジオイル入り糊取スプレー(オイルつながり)なのであるオレンジオイルはテープの糊残りを落としたり、塗料で汚れてしまった手の指などを綺麗にするためによく使っている。シンナー(有機溶剤)だと、糊や塗料の成分を溶かして糊や塗料が伸びてしまいよけい汚くなったり、下地を痛めてしまう危険がある。しかし、オレンジオイル(糊残り専用)は、下地を痛めることなく糊や塗料成分を分解し、すっかり綺麗に取れるのである。また、自然素材のせいか手にも優しい。そこでルークはこのオレンジオイルを使う事に決めたのである。

早速、床の水気を乾いたタオルでふき取り、オレンジオイル糊取スプレーをまんべんなく床に塗る。数分経ってその部分をブラシで擦り、ぼろきれでふき取るのである。そして最後に風呂用の洗剤でオレンジオイルの油分と分解した汚れを洗い流す。今まで経験したことのない達成感だ。何を使っても落ちなかった床の黒ずみが数分の努力ですっかり落ちたのであった。

ルークの考えではあるが、床の汚れは脂質であり、普通の洗剤では落ちなかったのであろう。オレンジオイル恐るべし。