左官屋ルークの日記

一左官職人が愛犬「ルーク」の名を借りて、本業の左官職や趣味、家族愛について語る。

母 パート2

2023-07-27 05:13:48 | 日記

ルークの母は今年95歳になる

昭和三年の真冬、七人兄弟の次女として

現在の新潟県長岡市濁沢町で誕生した。豪雪地域だ。

青春時代は下の兄弟たちを養うため中卒で

紡績工場や軍事産業に従事し、戦後は故郷の村役場で働いたようだ。

人生最高にエンジョイできる時に自分のためではなく

親や兄弟のために働き詰めである。

母は26歳になる頃東京に住んでいた親戚の紹介で今ルークが経営している

目黒区の左官屋白戸工業の長男(ルークの父)と結婚

その後、専業主婦として唯一の事務員として休む間もなく働き続けた。

独身の時に役場で経理担当していたせいもあり事務員としてはプロ級

白戸工業にとっては便利な嫁さんだったようだ

そのようなことを母はよく言っていた「事務員として嫁いだようなものよ」と

でも僕から見たら仲の良い夫婦、優しい夫に巡り会えたとしか見えなかった

現実は間違いなく大変な日々だったに違いないが、

若い時の父の写真を見てもイケメンだったし、優しかった父のことを思うと

面食いの母は幸せだったに違いないと思う。

父は70代半ばで亡くなったが、その後ルークの妻に事務職を教えながら

白戸工業の事務員をやっていた

僕はそのような働き者の母をとても尊敬している。

現場に出ないまでもその他の仕事をほぼ完璧にこなしてきたからだ。

そんな母も歳をとり口癖のように「私はピンピンころりが良いわ」と言ってた。

昨年の夏母はくも膜下出血で緊急入院。

何度も大きな手術を乗り越え、リハビリも終えて今は自宅でゆっくり休んでいる。

ピンピンころりという母の希望は叶えられなかった。

現在母は要介護5なので自分では何一つできないが、

ルークの妻とルークの弟の妻が交代で献身的な介護をしてくれている。

意識レベルはかなり低くコミュケーションもできなが

こちらの呼びかけ、特にひ孫達の呼びかけに良く反応している。

毎日ボーッとして何を考えてるのかな。寝ているばかりで苦痛にならないかな。

時々そう思うが、でもルークの母は幸せ者だ

毎日ひ孫や孫に囲まれ、献身的な嫁さん2人の手厚い世話を受けているのだから。

ルークは母のことをお母ちゃんと呼ぶ。

お母ちゃんありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


母 パート1

2023-01-09 21:58:11 | 日記

僕は母の実家で1955年7月1日に新潟県長岡市濁沢町で生まれた。

そこは母の出身地(実家)である

母は里帰りして僕を出産した

病院ではない 自宅でお産婆さんの手を借りながらの出産

 

母は独身時代濁沢町の役場で事務の仕事をしていたそうだ

親戚の紹介で東京の左官屋に嫁いだ母は事務の即戦力

毎朝4時には起床し、釜の火をおこし住み込みの

若い職人と家族10人かそれ以上の食卓の準備をする

 

職人たちを送り出したその後

掃除洗濯も完璧にこなしながら事務仕事をこなす

あっという間に夕方になり、帰宅する職人のための迎え酒の準備だ

通いの職人を含めると15人くらいになるだろうか

コップになみなみと約一合の日本酒が注がれる

こぼれるくらいつがないと感情的に良くないようだ

肉体労働をしてきた職人たちにとって

なによりのご褒美のように見受けられた

母は同時に家族と住み込みの職人のため夕飯を準備している

鰹節を削る音や包丁の音は今も記憶に刻まれている

毎日、毎月、毎年同じことを繰り返す

これが母のルーティンである

 

子供の頃は全く気付かなかったが

母は立派すぎて尊敬に値する人

 

その母は間もなく95歳を迎える 

去年の夏 くも膜下出血で倒れ

数回の手術を繰り返し奇跡的にも復帰

今リハビリ病院でリハビリ中

コロナ中なので母に会うことはできないが

オンラインで母の姿や回復ぶりを見ることはできる

 

その母もまもなく帰宅できる

「少しでも元気なうちに」と看護師は言う

24時間の介護が伴うが

自宅に帰ってゆっくりして欲しい

 

 

 

 

 

 

 


アロマオイルにはまった訳

2020-07-16 20:50:38 | 日記

 

先回投稿した記事に追加

たまたまお施主様から注文を受けて造ったウッドデッキ

アイアンウッドと言われる素材ならメンテナンスフリーなのだが、なんせ高価

と言うわけで、使用したのがヒノキ

それも節のある素材だと値段はかなり安くなる

十分きれいだし、節がある分ヒノキの香りは強いように思える

画像はそのときのヒノキウッドデッキ

加工しているときに香るヒノキの香りはなんとも癒やされる

人によって好みもあると思うがルークはこの香りがすきだ

この工事をきっかけにアロマオイルに目覚めたのである

 


初めてのアロマ

2020-07-11 21:57:27 | 日記

 

 

左官やルークは健在である!!

今年65歳になるじいさんであるが、まだまだ未知の世界に興味がある。

人生が永遠に続くとしたら常に発見があるに違いない。

なんて短いんだ!人生は!!

 

少々大げさかもしれないが、ここ数日そのようなことを実感した。

実は最近アロマオイルの存在を知ったのだ。

今まで関心を全く持っていなかった分野であったが

つい最近デッキ工事をさせていただいた現場でのこと

お客さんにメンテナンスフリーのアイアンウッドをお勧めしたが、なんせ材料が高価である。

そこで檜を提案し施工することになった。

施工中実感したが香りが最高だった。

アイアンウッドのどれもこの素晴らしい香りは無い。

施工している僕もその香りに魅了される。

香りって重要だと思った。

 

一昔前まで新築の木造住宅では当たり前の香りだったが今は無い。

集成材や加工された造作材は便利だが人を癒やす力は無い。

杉や檜、ヒバといった材木は現場に入るだけで癒やされる。

畳のイグサも同じ。

本来の自然素材の香りは人を癒やす力があるのだと実感した。

 

それはともかく檜でデッキを造ったことで自然の持つ香りに興味を持ったのだ。

現場で使った端材にカンナを掛け香り全開にしてさりげなく浴室に置く

特に充満するわけではないが、ほのかに香る檜の香りが僕を癒やす。

 

もっと身近にこの香りを体験できないかと思い、アロマオイルの存在を知る。

ずっと昔からあったのに知らなかった。なんて残念なんだ!

ここ数週間アロマオイルを調べ、購入し、体験した。

ほのかに香る様々な産地の檜、ヒバ、ローズマリー、ラベンダー。

ブレンドしたらもっと奥深い香り。

 

ちょっと高価だが心身共に癒やされることを考えれば安価だと思う。

自然の力って凄いな!ホントに凄い。見ても、体験しても、香りを嗅いでも本当に癒やされる。

毎日忙しくせかせかしていると、こんな貴重な自然の贈り物を体験できないと思った。


ハツユキカズラ

2014-05-14 22:00:10 | 日記

 今年も新緑の季節になった。

人生いろんなことがあるが、

季節はおかまいなくやってくる。

今年も本格的な春がやってきた。

植物はまるで目覚めたかのようにその息を吹き返す。

誰かに特別な何あかっても、おかまいなし。

強いな、ふとそう思う。

誰かに耐えられない出来事があっても自然は変わらない。

そしてその強さに癒される。

 

写真は毎度おなじみ、自宅ポスト付近に生息するハツユキカズラだ。

実は初めて見た。花が咲くんだ・・・。

香りを嗅ぐと甘いいい香り。

癒される。すごく癒される。

そして、「ありがとう」と思う。

 


2013-08-27 23:05:14 | 日記

 

やっとこ仕事を終え、パソコンの前に座る

メールチェックし、なんとなく自分のブログへログイン

静かな事務所で一人耳をすます

コオロギの声?何匹も音色を奏でている

今年も秋がやってきたね

夜風も涼しく一日の疲れをいやしてくれているかのよう

日本の四季は厳しいときもあるが

優しく包み込むときもある

「あー 日本にいてよかった」と一言

他国に行ったこともないのにそのように感じる

 

写真は昨年晩秋に撮った京都の「蹴上インクライン」

レールと枕木が紅葉した落ち葉で埋もれて美しい


秋が来ました

2012-11-26 21:51:20 | 日記

つい最近まで暑くてとっても大変だったのに、

気が付いたら秋も終盤?早いよね。年とったせいかな。

うちの植栽たちも秋を迎えた。

ポストに絡み付きながら成長している「ハツユキカズラ」が紅葉している。

とっても鮮やか。常緑樹かと思っていたが紅葉するようです。

時々切り戻し、水やりしておけば赤みの強い淡いピンク色で徐々に白みが強くなり、

次いで白と緑色の斑点が混ざった姿になり最終的に緑一色になる。

それぞれの生長段階の葉が混ざった形で生長していくので

春~秋にかけてはとてもカラフルで美しい姿だ。

そしてこの季節、秋~冬にかけて緑色の葉は鮮やかに紅葉する。

日本っていいです。とっても小さな島国なのにほぼすべての季節を体験できるのは

この国ならではないでしょうかね。めぐまれてるなー。大切にしたい。

 

 


家族で旅行

2011-11-28 23:26:28 | 日記

久々に家族で旅行に行った。

行先は東伊豆の別荘である。

とはいっても、お得意さんの別荘だ。

ルークの親父のお得意さんの別荘である。

今回は、とういかいつも同じ行動であるが、

今年は一碧湖という周囲4キロ余りの小さな湖に行った。

貸しボートに乗り久しぶりにボートのオールを漕いだ。

写真はその湖面からの夕陽。風もなく穏やかな日だった。

天気のいい日は、別荘のロフトから大島や利島、新島、式根島、神津島が見える。