工場で生産された完璧な無垢のドアそして塗装。
しかし、数十年後には紫外線と風雨にさらされ塗装も劣化し、剥がれが目立つようになる。
このまま放置しておけば・・・・と思うが、やはりそこは無垢材。
よほど放置されなければ再生不可にはならない。
しかし、見た目はかなり悪い。
今でしょ!と言うかもしれないが、この段階でサンディングして再塗装を施すのは至難の業。
オイルペイントで塗りつぶし?と安易な考えに走ってしまう。
見積は塗りつぶしだったが、ここは職人の良心がおさまらない。
2人で3日かけて既存の強固な塗装をサンディングし、生地を見せる。
指の爪ははもちろん、指先の皮膚までも剥がれる。
サンディングするサンダ(機械工具)も使うが、細かいところはやはり手作業。
そして、サンディング完了!見事に無垢材の生地が見える。
なかなかのものだ。これに着色し、保護塗装をかける。
やはりやって良かった。自己満足に終わってしまったが、後悔一つも残さず完成。
あースッキリした。いい仕事ができた。
相変わらず利益のことを考えていないろくでなし。あとはカミさんにまかせるだけ?