総額?+4189円(1800-2000)
金額は飲み物代です。
贅沢なお宿に宿泊。それも、離れ「秋錦亭」築:昭和元年のそれはそれは古い建物。でも、水洗、地デジ、クーラー、など今風の設備だったから安心できましたし、快適でした。
それに、うれしいことにお部屋担当がいつものようなご年配ではなく、20代前半?の若い仲居さんだったことも十二分に…あるでしょうね
食事処は、本館ではなくお隣の「龍門亭」でいただくシステムだったため、ホッとしました。なぜかって?飲みすぎで川に落ちたらたまりませんからね。ただ、照明が大正時代?なのか少々暗く雰囲気はよいのですが、シャメ的には不適格で、ずいぶんとぶれてしまっています。ご容赦願います。
部屋を移動し、入るなり「まるで料亭のようだ」と思いました。といっても行ったことはないけど…、そんな雰囲気漂う場所でした。いいんですかね、こんな贅沢しちゃって!でも、いいんです。自分で働いたお金で来ているのですから!誰にとやかく言われる筋合いはありません。なんてね。
先附け
養老豆腐(トロロ入り、マイクロトマト)、雲丹、加減酢、
穴子の冷やし柳川
前八寸
引杯にて/冬瓜と順菜のゼリー寄せ
鬼灯花ちーず、鰻八幡巻き
河海老芝煮、キス(魚喜)木賊焼き
茗荷寿司、玉子かすてら
・今日は冬瓜デーのようで、朝昼夕食と3回連続お世話になってますね。しかし、何で夏が旬なのに「冬瓜」なんだろう?ウィキペディアで調べてみたら、冷暗所に置いておけば冬まで保存できるかららしい。なるほどね。ならば、いっそのこと「夏瓜」でもよさそうですが、こちらはどうやら「西瓜」の旧名のようです。紛らわしいから、冬になったんでしょうか。命名する方もいろいろ古い文献とか確認しなければならないとは…。大変なんですね。
・順菜(じゅんさい)、梅などもこの方面ではよく出くわすけど、旬なのでしょうか。
・すごい!と思ったのは、鬼灯(ほおずき)のほんとの実に見せたチーズですね。日本料理ってここまで再現できるんですね。7月は丁度、ほおずきの季節。さすがは老舗、やることが憎いですね。
今日はいきなり日本酒スタート
広島が誇る銘酒「賀茂鶴」緑ラベル…確か特別純米1050円
【+3 60% 米・米麹 15-16度 300ml】
竹を桶のごとく用いて氷で冷やすという情緒満点!たまにはこういう場所でいただくのもいいですね。たまにですけどね…。
このサイズはうれしい限りです。最初の一杯は、美人のお酌で、とっとっと。うん、美味い、格別ですね!
お造里
瀬戸の品盛合せ(はも、車えび?、ミニキュウリ)、笹包み(こち、いか)
鱧も海老も美味いね。笹を開くと、そこにはこち、いかが出現。こういう見せ方もあるんですね。
因みに醤油じゃなくて、梅紫蘇でいただいてください、とのこと。うーん、確かに醤油だとせっかくのさかな本来の旨みが消えて、口中には醤油感しか残らないことがよくありますから…、よく考えられていますね。
焼物合せ
鱸油焼き、甘薯栂野煮
・スズキは身が大きくていいですね。やはり、さかなはこうでなくちゃ!これも、醤油じゃなくて「タテ酢」でいただいた。こちら、広島方面は、さかな=醤油じゃないようですね。こういう文化は残しておくべきでしょう。
・甘薯栂野煮は最初読めませんでしたが文書化するにあたり、いろいろ調べどうやら、「かんしょつがのに」と読むようです。まあ、簡単に言っちゃえばさつまいもの煮物です。手前の味噌も、生姜も美味しくいただきました。
広島ふぃれ炙り
昨日も和牛いただきましたが、こちらはなんとフィレです。とても柔らかく美味しかったです。魚だけでなく肉も食せる日本料理に乾杯ですね!因みにこのシャメだけぶれていない。なんでだろう?
進肴
蛸柔煮、南瓜、小芋、姫小倉
蛸はすんごく柔らかい。以前、宮城で食した蛸も柔らかくて美味しかったのを思い出した!
そう言えば、同じ瓜ですが、南瓜はなぜ「南」?ウィキペディアによると、語源は中国語らしい。
そろそろ、日本酒をお代わり、と言っても、もうだいぶ後半なので、弟と半分ずつと相成り。
こちらも当然、広島の銘酒「八幡川純米大吟醸」1265円
【+? 50% 千本錦100% 米・米麹 15-16度 300ml】にスイッチです。
それほどでもなかったためか、シャメはありません。
強肴
水の輪二色揚げ、水輪素麺、しし唐付き
・二色揚げは、なんでもメインの枝豆、雲丹をうどん粉、パン?を生地にして巻き、揚げたものとさきの美人仲居さんがおっしゃる。これまでもいろいろと説明してくれていたんですが、どっぷり料理を楽しんでいたのでメモも少ない。今考えると、もうちょっとちゃんとメモしておけばよかったなと思うが、後の祭りですね。
・水輪素麺は、わっか状になるように揚げられたもの。よくぞ考えたものだ、広島だけに芸が細かいね。(これ、分かるかな?)
しかし、「進肴」はなんとなく分かるけど、「強肴」ってなんなんだ!
食事
芸州炊き込み御飯、香の物
・炊き込みなのに、かりかり梅、じゃこ、ワカメ、極めつけはとうもろこし(コーン)と具沢山!
・香の物は、茄子、フキ、きゅうり、梅干。特に梅干が美味しかった。
汁
宮島浅蜊汁
あれ、これもシャメがないぞ。覚えているのは、辛かったこと。うーん、山椒の実ですね。あと、じゅんさいが入っていました。
水菓子
季節の果実、甘味添え
西瓜と思いきや、なんとパパイヤです。たぶん、初めて食す?瑞々しくて美味しい!余りにも美味しくて皮まで食したような…。もう一つは、木苺?入りのみつまめでした。
総括
やっぱり、和食はいいですね。それと、老舗旅館ともなるとまるで配膳が料亭のような感じになるんですね。ぜんぜん、えらくありませんが、なんかえらくなった感覚をもつことの出来る雰囲気はいいですね。お料理も、お酒も、仲居さんも美人だったし…。