日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

野党の混迷

2005年08月11日 | Weblog
寄せ集め民主党の中には、参議院の採決で賛成をしたかった人もたくさんいると、報道されている。もし今回の選挙で小泉内閣が支持され、再度郵政民営化法案が議題にあがり衆議院で可決されて、参議院に行ったときの読みはどうなのだろう。仮定の条件が多すぎて、明確にシミュレーションできないが、想像を逞しくすると、小泉首相の戦術は、こんどは参議院否決でも衆議院で2/3の再審議可決を狙っているのかもということになる。おもしろい!もし小泉さん最初からの狙いがこれだったとすると、すげー!の一言である。
民主党の混迷はこれだけ明確な戦術をまったく読めておらず、対案を出す、修正を織り込むなどの地味なやり方を取らず内部統一のために反対に徹したという解説を読んだ。一時の新鮮な党のイメージが一気に崩壊した気がする。
あの細川新党の立ち上げで、これで政治が変わるぞと期待したとき以上に保守本流の自民党に期待が膨らむという奇妙な状況であるが、変人の中の変人小泉首相には、ぜひやり遂げていただきたい。その首相の自公で過半数を取れないときは辞任という決断を突きつけられて、対抗して思わず過半数を取れなければ辞めると宣言した岡田さん、ちょっと軽すぎです。野党はもっとしつこくなければいけませんね。それに民主党も党内反対勢力の整理をしないと混迷は深まるばかり。選挙民も離れてしまうことでしょう。民主党にはより建設的な野党に衣替えをしていただきたく、今回の選挙を活かしていただきたいものである。

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1 コメント

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やっぱり、ガラガラポンでしょう。 (Cresson)
2005-08-11 16:29:08
民主党、大きく分けて、労働組合既得権益擁護集団(=旧社会党系=大きな政府派)と市民運動民間活力派(=小さな政府派)に二分されると思います。前者は、例の自民党の郵政反対派とダブりますよね。後者は小泉さんと一緒にくくれますよね。そういう意味で、「強い意識」さえ持てば、あまり難しい方程式ではなくて結論が出ますよね。その「強い意識」をいやいやでも政治家に持たせるためには、やっぱり今回の選挙に行くことですよね。誰に入れるやどの政党に入れるはともかく、みなで家族内投票率、職場内投票率を上げましょう。
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