食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

コミュニティデザイナー

2011-09-21 05:34:09 | 日記
 ある経済専門誌の記事に、「 コミュニティデザイナー 」なる職業の方を見つけた。


 日本でただ1人しかいないらしい。


 人と人とのつながりをデザインする仕事。漠然としているが、その概要とは、、、、、


 地域の課題を地域の人たちの力で解決していくためのきっかけや、仕組みをデザインしたり、人間関係をデザインしたりする仕事。


 もう少し具象化してみると、、、、、、、


 地域で道路や公園などのハードの整備が俎上に上がったとき、住民とともに具体的な整備計画を作り、その結果として、そこの住民同士がつながりを広げていくよう、コミュニティデザインを行う。


 それでも隔靴掻痒の物言い。実はこれ以上、活動内容の詳細は記されていない。


  もっと知るためには、実際、現場に立ち入って彼に話を聞くしかないようである。


 けど、目を通した後、これからの地方自治のあり方、地域づくりのプログラムのようなものが、僕の中でこんこんと流れ出てくるような気がした。
 


 地方分権、地方主権の国づくりは、国政に任せていれば進む話だろうか?


 県、市町村が、客観的民主主義よろしく、中央政治の動きを眺めていればおのずと地域主権国家ができるようには到底思えない。


 日本列島の各地には、多様な拠点性に富む街がある。 それを構想するのは地域であり、個人である。


 そうした手触り感の持てる政治に変えていかなければ、地域主権なんぞ、絵に描いた餅を眺めるがごとくであろう。


 大風呂敷を広げるようだが、、、、、、


 各地で「 地域主権基本条例 」をまず作り、それを軸に、地域主権型の「 地域づくり構想 」を策定していくようにしたらどうであろうか。


 つまりは、霞ヶ関、中央政府の力を弱め、地域自治体を強くするという権力構造の変換を意味する。


 犬の遠吠えを、あちらこちらで鳴り響かせなければ、いつまでたっても変わらないし、ただ、文句を言ってるだけで終わる。


 
  そのぐらいの意気込み、気概がなければ、真の地方分権なんかできやしない。。。