「影響の輪」を広げる

向上心旺盛と自画自賛している中年おじさんのブログ日記

中国漁船の映像が漏れる

2010-11-05 | シンキング
今朝のニュースで、公開しない映像と言われていた映像が、YouTubeに載る。

明らかに、その当時の映像と思われる。

ここで、シンキング。

誰が、何のために漏洩させたのか。

①誰が:

情報を漏らした人は、関係者以外考えられないのは、事実。

誰かが、いくらそんな気持ちを持っていたとしても、映像情報を持っていなければ、公開できない。

この前、7分弱の映像を見た国会議員も、あの場所には、録音機、携帯電話は、一切持ち込めなかった。


②何の目的(何のためか):

 1)愛国心あふれる人(人達)が、中国の誹謗中傷を抑えるため、日本の正当性を訴えたいため。

 2)民主党政権を、短命化させるため。

 3)尖閣諸島問題を、中国以外の国に正当性を伝えるため。

 4)組織に迷惑を掛けたい程、個人的に虐められていたので、その仕返し。

 5)犯人はいずればれるが、その時、ヒーローになりたいため。

 6)映像発表後の中国の反応を見たいため。

 7)中国と戦争を仕掛けたいため。

 8)現政権、外務省、外務大臣を混乱させたいため。

 9)ただの愉快犯。


③発表するメリット・デメリット:

 ・映像から伝わる事実は分かる。まあ、見解は異なるが。

 ・映像発表後の中国の反応(対応)は分かる。

 ・犯人探しが始まる。

 ・映像管理責任者は、何らかの処罰を受ける。

 ・中国外交問題が、更に悪化する。

 ・国会は少しの期間、空転する。

 ・憂さ晴らしをしたかった人は、当面の気分は爽快となる。

 ・APECの出席者が変わる。

 ・映像を発表しないことについての、評論記事が、一部、無意味になる。
  (例えば、今日の読売新聞朝刊・文化面、メディア欄:「尖閣ビデオ「国民外交」の教材」佐藤卓己京大準教授原稿)

 ・この映像は、本物と言って、中国政府に強硬に主張できる(謝罪、船舶の修理代等)。



真実は、いずれ判明すると思うが、おもしろい状況に変わった。

正論を言いあって、お互いに妥協案を見つけよう。

大いにコミュニケーションし、論争しよう。



閑話休題:

中国船衝突事件の映像は、政府や当局からすると漏洩となる。

よくよく考えて見ると、YouTubeは自主的に投稿する映像サイト。

見方によって、自主的に情報公開したことになる。

(見方によって、情報漏洩となる。)

今回は、政府も、流石に「現場の自主的判断だった」にはしないようである。