免許証書き換え。
新しい免許証は、IC化された。
何のために、IC化されたかと言うと、
個人情報保護の下、
・戸籍欄の表示を不表示にするためと
・免許証の偽造防止のため。
まず、疑問は、次のとおり。
①戸籍表示を、個人情報保護で表示しないなら、戸籍記載を止めれば、いい話。これが、一番安全な方法。
免許取得する時に、戸籍表示つきの住民票を提出するのだから、そのデータは、警察に残っているはず。
私たちが、戸籍を記載しなくてはいけない書類はほとんどない。
②IC化したら、偽造が防止できるかと言えば、Noである。
他で、安価な防止策もある。
無駄だと思う根拠:
①今回、使うか使わないかわかならいための暗証番号を、4桁の数字を、2回登録する。免許取得者に、不要な暗証番号を覚えさせる。
どう使われるのか分からないが、忘れたらどうするの?
②免許センターには、暗証番号登録用端末が多数設置してあった。
③本籍確認用の端末(本籍が印刷できる機能付き)が、4台設置してあった。
これからは、推測ですが、次のことが考えられる。
④警察管の多くが、本籍を確認できる携帯端末を持つ。
⑤本籍確認を必要とする官庁、企業の窓口も、同様な端末を持つ。
これから、言えることは、個人情報保護の下、②から④の不要な情報端末投資が行われた、または、行われること。
この投資にいくら掛かったのか知りたい。
それに対する効果をどう見たのか。
数字はいくらでも加工可能。
投資対効果の根拠を示して欲しい。
こんな改悪法案を通過させる国会議員も、もう少し考えて見て欲しい。
警視庁のPRページは、ここを参照:
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/menkyo/menkyo/ic/ic.htm
閑話休題:
総務省の発表によると、某官庁のシステムでは、年間3件の登録処理のため、年間運営費用に2700万円かけていた例もある。
1件当たり、900万円。
免許証のIC化の投資額には、システム機器の購入費、システム運用費用も当然含めなくてはいけない。
それでも、本当に投資対効果があるの?