「影響の輪」を広げる

向上心旺盛と自画自賛している中年おじさんのブログ日記

ノーベル化学賞受賞者の鈴木さん

2010-10-07 | シンキング
昨日、ノーベル化学賞で2名の日本人が受賞。

その一人が、北大の鈴木章名誉教授で、TVでのコメントが良かった。

「重箱の隅をつつくような研究でなく、教科書に載る仕事をせよ」。

「日本は、資源も何も無い国だから、今後も日本が頑張っていくためには、理科系に人が入って研究することが大事」のような話をされていた。


理科系を志望する受験生が少ない。

理科系は、授業料が高いのに、大学院まで行くので、さらに学費がかかる。

日本人で海外留学する人数も減少傾向。

一方、韓国、中国の海外留学生は増えている。

日本が評価されているのも、日本の技術力の高いことがある。

将来的には、日本を評価してくれた技術力の低下が懸念される。



閑話休題:

政治は、理科系を優遇する方向に持っていく必要がある。

「世界一になる理由は何があるんでしょうか?2位じゃダメなんでしょうか?」は、本質を理解していない証。

何事も、一番になることは、どれだけ大変かを理解すべき。


多分ではあるが、学校の成績で1番になったことのない人には、わからない。


ノーベル賞受賞者が、理科系の研究者を増やすことをこぞって訴えていることを知るべきである。

鈴木さんの受賞内容は、1979年の研究発表。

今から31年前の研究成果が評価された。

今から20-30年後のアジアの受賞者は、韓国人、中国人が占めてくるだろう。