「影響の輪」を広げる

向上心旺盛と自画自賛している中年おじさんのブログ日記

孫子の兵法(兵は詭道なり)

2010-10-19 | シンキング
今、孫子の兵法を読んでいる。

守屋洋著「孫子の兵法がわかる本」三笠書房.

兵法の一つ:兵は詭道(きどう)なり。
(訳:戦争とは騙し合いである)

上記本より抜粋(P41-P44)

詭道とは、

・敵の油断を誘うこと
・敵の目を眩ますこと
・敵の判断を惑わすこと

(中略)

ありていにいえば、「詭道」にしても「詐」にしても、ペテンにほかならない。ペテンは非難されるのが、一般である。

しかし、同じ非難をするにしても、日本人と中国人とでは、少なからぬ違いがある。
日本人は、ペテンにかけたほうを一方的に非難し、かけられたほうに同情する。
中国人の受け止め方はこれとは違う。かけたほうも非難されるべきだが、それ以上に、むざむざペテンに引っかかったほうにも責任があるのだと考える。

日本人のほうがどこか甘ったれているのに対し、中国人のほうはあくまでもクールである。

一般論として、「詭道」の手口を心得ていることは、リーダーの重要な条件の一つである。
なぜなら、それを心得ていなければ、相手から仕掛けられたとき、防ぎようがないからである。

以上


中国は、「あの島は、我々の島だ、領土だ。」とペテンにかけている。

中国人との交渉は、事前に兵法を勉強し、騙し合いで、交渉に臨んで欲しい。