腹ペコを抱えながら六本木をうろうろしていると、お手頃そうな中華屋さんがあったので入店。
天香園。
ランチメニューに回鍋肉定食(720円)発見し、これだーと注文。
回鍋肉定食到着。
すごいボリュームです。
杏仁豆腐がついてるのが嬉しい。
うーん、回鍋肉美味しい!
キャベツの甘味に白ネギの食感、豚肉の旨味に甘辛い味噌が絡み絶妙な美味しさ。
ご飯がもりもり進みます
白いご飯に最も合う中華料理を選べと言われたら、回鍋肉は間違いなく最有力候補の一つだなあ。
現在日本で食べられてる回鍋肉の起源ははっきりしており、六本木四川飯店の陳建民料理長が作ったのが最初です。
本場四川では皮付きの塊肉だった豚肉を薄切りのバラ肉に、蒜苗をキャベツに変え、また豆板醤ベースで辛かった味付けを甜麺醤で甘味を含んだ日本人向けの味に作り替えました。
機密性が強かった当時の中華料理界としては珍しく、陳建民氏はレシピを公開します。
また刻んだ白ネギとひき肉の入った和風麻婆豆腐、ケチャップで味付けした甘辛エビチリ、スープに入ったラーメン風担々麺など四川料理を次々日本人向けにアレンジし、料理番組に出演したり料理学校を立ち上げるなど中国料理の普及に尽力しました。
「私の中華料理少しウソある。でもそれいいウソ。美味しいウソ」そう語ったという陳建民氏。
日本のどこでも日本人の味覚に合った美味しい中華料理を食べられる幸せ。ありがたいですねなんて回鍋肉タイムでした!
日本の回鍋肉の起源は
陳建民さんにありましたか。
私にとっては
新しい知見。
また、
得るものがありました。
感謝。
こんにちは!
日本で食べられている中華料理の多くが、起源をたどると陳建民さんのアレンジに行き着きます。
四川省を出て、中国各地の大都市、台湾、香港、訪問する先々の高級レストランで瞬く間にトップ料理人として腕を振るった陳建民さん。本当に天才だったのでしょうね。