A.himeのフォト日記

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映画、八ツ墓村のロケ地!~広兼邸

2010-10-27 | 写真と旅
更新が遅くなりましたが、先日の吹屋の旅の続きです。

休養とはいえ、姫路での思わぬ休暇にじっとしていられなく、急遽友人を誘って行くことになりました。パソコンも旅の本なども大阪に持って行ってしまってるので姫路には何の資料もありません。行く先など全て友人まかせで、ナビのついてる友人の車で、おまけに運転もおまかせです。(誘っておいて・・・^^;)

目的地は備中吹屋と、行けたらその周辺もと決めて出発しました。
山陽自動車道・岡山自動車道を走り、賀陽ICで高速を降りてからはナビまかせで・・・どこをどう走ったのか? かなりくねくねと山の中へと行きました。

まず最初に立寄ったのは、映画『八つ墓村』のロケで有名な「広兼邸」(ここも2度目です。前に来た時はひっそりとしていましたが、この日は観光バスが一台入っていました。)



享和、文化の頃(1800年ごろ)小泉銅山とローハ(硫酸鉄)の製造を営み、巨大な富を築いた大野呂の庄屋・広兼氏の邸宅です。江戸末期に建てられた、楼門づくりで城郭にも劣らない堂々たる石垣は、今もそのままに当時の富豪ぶりをたたえています。





城郭のような石垣と母屋・土蔵3棟・桜門・長屋は江戸時代の文化10年(1810年)に、離れは大正時代に建設され、敷地は781坪(2,581平方メートル)、母屋は98坪(323平方メートル)もあるそうです。





庭園には水琴窟がありました。いい音~♪



土蔵には様々な所蔵品を展示していました。
が、なんと!その土蔵の壁には落書きがいっぱい!
「尾上」とか「石田」「みちこ」などの文字が読み取れます。恥ずかしいことですね。
(以前訪れた尾道の民家の塀やこの後行った吹屋の旧家の内部にも落書きがありました。また世界文化遺産姫路城にも心無い落書きがいっぱいあり、憤りさえ感じます。)



豪奢な母屋と違って長屋は質素な造りで、使用人や農機具・家畜のための建物だったそうです。下女部屋には畳が敷いてありましたが、女中部屋は板敷きでした。
この屋敷が映画『八つ墓村』にどのように使用されたのか?興味はありますが・・・恐ろしそうな映画なので見る勇気はなく・・・^^;

余談ですが・・・
この『八つ墓村』って、実際にあった凄惨な事件をモデルにして書かれたのだそうですね。津山事件といって、1938年、同じ岡山県の北部(現在の津山)山中のある集落で30人もの人が一晩で殺される「津山30人殺し」といわれる大事件があったそうです。作者の横溝正史は戦中岡山県に疎開していたときにこの事件のことを聞き大きなショックを受け、いつかこの事件をモデルに小説を書き上げてみようと思ったのだそうです。後年、戦国時代の祟りと津山事件をリンクさせ完成させたのが「八つ墓村」で、発表と同時にベストセラーになり横溝氏の代表作となりました。

次に立寄ったのは「笹畝坑道」です。

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