アトピー性皮膚炎でウェルニッケ脳症 (2)
日本小児放射線学会に参加して、ウェルニッケ脳症の報告を見てきました。前にもここに書いたことがあるのですが、ウェルニッケ脳症、ウェルニッケ症候群、はビタミンB1の欠乏によって起こる病気です。
アトピー性皮膚炎に対して厳格な食餌療法をしていたら、意識障害となったという報告がありました。こどもはもちろん、母乳を与える母親も含めて、高度に精米された白米と限られた種類の野菜を少量しか食べていなかったとの報告でした。
ウェルニッケ脳症の症状は識障害,健忘症候群,振戦,せん妄様の精神症状,小脳失調,眼振などの神経症状がみられ,予後は不良で,後遺症を残すことも多い恐ろしい病気です。本来食事で接種するビタミンB1が、食事制限をやりすぎて足りなくなってしまったというのです。
このような発表は珍しい例としても、アレルギーの食餌療法のやり過ぎで体の小さい子供はよく見ます。結構小さくなってしまった子供もいて驚きます。確かに、食物アレルギーでは食事制限が第一選択ですが、過ぎたるは及ばざるがごとしです。やりすぎると成長が遅くなったりと弊害もあります。
ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/
日本小児放射線学会に参加して、ウェルニッケ脳症の報告を見てきました。前にもここに書いたことがあるのですが、ウェルニッケ脳症、ウェルニッケ症候群、はビタミンB1の欠乏によって起こる病気です。
アトピー性皮膚炎に対して厳格な食餌療法をしていたら、意識障害となったという報告がありました。こどもはもちろん、母乳を与える母親も含めて、高度に精米された白米と限られた種類の野菜を少量しか食べていなかったとの報告でした。
ウェルニッケ脳症の症状は識障害,健忘症候群,振戦,せん妄様の精神症状,小脳失調,眼振などの神経症状がみられ,予後は不良で,後遺症を残すことも多い恐ろしい病気です。本来食事で接種するビタミンB1が、食事制限をやりすぎて足りなくなってしまったというのです。
このような発表は珍しい例としても、アレルギーの食餌療法のやり過ぎで体の小さい子供はよく見ます。結構小さくなってしまった子供もいて驚きます。確かに、食物アレルギーでは食事制限が第一選択ですが、過ぎたるは及ばざるがごとしです。やりすぎると成長が遅くなったりと弊害もあります。
ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/
質問があり、投稿させて頂きます。
子供用のイオン水及びポカリスエット等、
過剰摂取(3リットル/日)とした場合、
ウエルニッケ脳症を引き起こすことは、
十分に考えられるでしょうか?
ミトコンドリア病(リー脳症)の疑いと
されており、ウエルニッケ脳症と症状が
類似してると聞いたことがあります。
コメントありがとうございます。この質問の答えを知らないので回答できません。
当然ながら通常の食事を摂取されることをお勧めします。