市川駅前で啜る至極の味噌ラーメン
JR総武本線・市川駅の南口より徒歩2分ほど。界隈屈指の人気店「あけどや」へ。ご主人の夏目亘氏は八千代台の味噌の名店「パンケ」や、市川「阿修羅 楓」で店長を歴任した人物だ。その「楓」が閉店する際に店舗を買い取り、2013年6月に「あけどや」の屋号で独立した。ちなみに、名付けたのは当時2歳だった娘さんだそうだ。
そして、創業から5年経った2018年度、更に19年度と業界最高権威とされるTRYの「名店みそ部門」で入賞。ラーメンは濃厚味噌、淡麗醤油、胡麻味噌麺の3つが主軸で、ほか胡麻味噌つけ麺、汁無し担々麺、日曜限定の特濃海老麺なども提供している。今回は特製に当たる「あけどや味噌ら~麺」に、ライス(100円)を追加し注文。
スープは豚骨と鶏ガラ、モミジなどを煮込んだスープに、5種類の国産味噌を使ったタレを合わせたもの。数十種類のスパイスと、隠し味にマスカルポーネも使用していて、コクと香ばしさを両立させている。合わせる麺は京都「麺屋棣鄂」から取り寄せたゴワっとした中太麺。ボリューム感があり、スープとの相性も抜群だ。
チャーシューがまた厚切りで絶品。3枚のうち1枚はタレに漬けてあり、味の変化も楽しめる。スープに潜らせ、ライスにワンバウンドさせて掻きこむ。至福の時間である。ほかトッピングは味玉、モヤシ、メンマ、コーン、青ネギ、唐辛子。これだけ具沢山かつハイクオリティで950円というのはお値打ち価格だろう。
途中、小皿で提供される柚子生姜で味に変化をつけて完食。開店前に行列が出来るのも頷ける一杯だった。ちなみに、ちょうど明日10/23から10/29まで「東京ラーメンショー2019」の第一幕に出店するため店舗は休業だそうだ。出品するのは本八幡「魂麺」とコラボした一杯「鴨出汁ワンタン麺」。いつか市川で啜れる日が来ると嬉しい。
<店舗データ>
【店名】 ら~麺 あけどや
【住所】 千葉県市川市市川南1-2-22
【最寄】 JR総武本線「市川駅」南口徒歩2分