飯岡海岸沿い、絶景で個性的なラーメン店
九十九里浜の東端に位置し、サーファーに人気の飯岡海岸。その海岸線沿いを走る県道30号=九十九里ビーチライン沿いに2019年5月にオープンした「Waii Wai Ramen 8」へ。ご主人の戸村氏は保育園の園長だったが、第二の人生に一念発起しラーメン屋を創業。店舗は愛犬MILO(マイロ)の描かれた青く大きな看板が目印だ。
まず玄関で靴を脱いでスリッパに履き替えてから店内へ。フローリング張りの明るいフロアには、サーフボードなどが置かれていて雰囲気抜群。1Fはカウンター数席とテーブル席、さらに外にはペットOKのテラス席もある。そして九十九里浜が一望できる2階では、15名までの宴会も開ける(要予約)という。
麺類はオーソドックスな醤油ラーメンもあるのだが、その他にも個性的メニューの数々が並ぶ。地元・旭市のトマトを丸々1個使った「太陽のトマトラーメンを筆頭にトムヤンクン、レモン、麻婆、牛すじ、豆乳チーズ、粗挽き胡椒、くるみ、グリーンカレーなどなど。どれも一度啜ってみたい一杯ばかりである。
また、飯モノにはグリーンカレー、ナシゴレン、オムライス、リゾット、ハンバーグプレートなどを提供。餃子、ガーリックシュリンプ、ピザ、メカジキのムニエル、サラダ類といったサイドメニューも充実している。さらにパフェやケーキ、アイス、カキ氷などのデザートまで。散々悩み、今回は「レモンラーメン」をオーダーすることに。
到着したのは、澄んだスープの表面に輪切りレモンが浮かんだ一杯だ。スープはアツアツだが、見た目は涼しげ。レモンは無農薬なので、全てそのまま食べられるそうだ。スープは鶏ガラに魚介を重ねているだろうか。出汁の旨さに、爽やかな酸味が重なり良い味だ。そこに合わせるは地元の製麺所特製の多加水で縮れた中細麺。
ほか具材は鶏チャーシュー、青ネギ、白髪ネギ、ナルトが乗る。レモンは熱が入りすぎると苦くなるので、早めに小皿に上げるのが吉。レモンも含めてあっという間に完食した。なお残念ながら2020年は新型コロナの影響で飯岡海水浴場は開設されないそうだ。しかしサーフィン、釣り、ドライブついでに是非寄って欲しい佳店である。
<店舗データ>
【店名】 Waii Wai Ramen 8(ワイワイラーメンエイト)
【住所】 千葉県旭市横根1333-6
【最寄】 JR総武本線「飯岡駅」から4.2km