元プロボクサーのご主人が闘魂こめて作る一杯
房総半島での釣りを終え深夜1時。JR内房線・木更津駅の南、国道16号=内房なぎさライン沿いにある「闘魂らぁめん」で燃料を補給することに。こちらは午後6時から朝5時まで営業。ラーメンのほか炒め物、煮込み、揚げ物、刺身、炒飯などの飯モノと各種メニューが充実しているので、居酒屋のように使う地元民の姿もちらほら。
暖簾の隙間から除く店内は少し薄暗く、一見客には敷居が高く感じるかもしれないが、いざ店内に入れば小上がりもあってくつろげる空間だ。ご主人の須藤浩一氏は元プロボクサー。店内にはアントニオ猪木成分が充満。格闘技関連のポスターやパネルのほか、来店したボクサーのサインがずらりと並んでいる。
ラーメンのスープは「和風コレクション」「とんこつスープ」、店イチオシの「闘魂スペシャル」の3軸で、それぞれ正油、塩、味噌から選ぶことが出来る。また、つけ麺、担々麺、辛口の「ハバネロラーメン」などもラインナップ。ちなみに店内のPOPを見ると、ハバネロを使ったメニューが豊富で、どれも人気のご様子だ。
せっかくなので、まずは「ハバネロ餃子(550円)」を注文することに。こちらは餃子にメンマ、ネギ、人参をハバネロソースで炒めた餡が乗せたもので、食べると胃が熱くなり食欲倍増。さて、準備運動も済んだので、いよいよラーメンへ。今回は「味噌らぁめん」に、味玉と辛ねぎをトッピングしてオーダーした。
スープは豚と鶏ベースの動物系に魚介を加えているだろうか。味噌のコッテリ感はあるが、比較的ライトな飲み口だ。炒めた挽肉、ニラ、モヤシ、ネギがスープにコクを与えていて、なかなかイケる味だ。中太で縮れた麺は味噌ラーメンとの相性はお墨付きの西山製麺製。こりゃ深夜に啜るには丁度良い塩梅だ。
チャーシューは房総特有の、濃い目の醤油で味をつけた逸品。黄身が半熟の味玉と、辛ネギをツマミながら啜っていく。ぐぬぬ、車でなければモツ煮込みや酒盗で日本酒でもひっかけたいところだ。しかし、明け方までやっているのがありがたい。房総での夜釣りの帰りに、なにかと重宝しそうな店である。
<店舗データ>
【店名】 闘魂らぁめん
【住所】 千葉県木更津市桜井331-1
【最寄】 JR内房線「木更津駅」徒歩25分(1.8km)