highdy の気まぐれブログ

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画像ファイルの種類(その2)

2021年01月26日 | パソコン



基本的な画像の種類と特徴
 もう少しだけ、基本的な画像の種類特徴を勉強しましょう。
通常使うには特に問題になりませんが、このような Web サイトで使う場合は上手に使い分けることが大切です。
カメラで撮影したものは殆どが jpg であるのが普通ですが、圧縮(面積的な拡大・縮小の画像サイズ、容量的なサイズの2種類あります。)加工処理をしたい場合は、png に変換・保存しておくことにより画質の劣化を少なくすることができます。


面積的に縮小する場合は分かり易いと思いますが、容量的に縮小する場合は画像の粗密度が変わり画素数が少なくなります。従って画像のが粗く醜くなります。gif 形式では特に顕著になります。
このようなことを見分けるには、次のようなそれぞれの画像の特徴を知っておくことが必要なのです。


主なファイル形式の特徴
jpgJoint Photographic Experts Group 読み方; ジェイペグ)
 色数フルカラー1,677万色に対応
 (何故フルカラー1,677万色になるかは、昨日の「第三講義室」に詳しく説明してあります。)
 データサイズ:小さい(既に圧縮してある)
 人が感知できない情報などを大幅にカットした状態で情報量を圧縮、つまり、細かな「色の違い」を省略して画像ができています。
 従い、jpg ファイルを圧縮しても容量は殆ど変わりません。
 画質きれい、微妙な植物、空、人の顔などの色の変化の表現が可能で、グラデーションや写真に適している。
    圧縮率を上げるほど劣化してしまう。Web では、解像度72dpiが一般的
    赤色は Jpg の弱点(くすんだ色になる)で、鮮明な赤を強調したい場合は Png を使う方がよい
    ロゴ、アイコン、ボタン、図版、イラストのようなものは、png ほどきれいには表現できない
 透過:背景や画像の一部を透過にできない
 保存性保存時の画像品質を選択できる(通常90%、大きいほど良画質で保存できる)
 復元性不可逆性圧のため加工・保存を繰り返すたびに画質が劣化する。
     不可逆とは、一度 jpg の品質を100未満で保存すると、二度と全く同じ画像には戻せないことを意味します

pngPortable Network Graphics 読み方 ピングまたはピーエヌジー)
 色数:フルカラー1,677万色に対応
    (jpg と同じ、厳密には画質を落とすことも可能だが通常は使わない)
 データサイズjpg に比べてやや大きくなる
 画質:きれい、jpg と比較して美しい画像を得ることができる
 透過:背景や画像の一部を透過にすることができる
 保存性:通常は100%そのまま保存出来る
 復元性可逆性圧縮のため圧縮保存データが解凍データと同じにできる

gifGraphics Interchange Format 読み方 ジフ)
 色数最大256色(もっと少ないタイプもあり、保存性参照)しか表現できない
 データサイズ:上記2種に比べ非常に小さい(色数が少ないため)
 画質劣る(色数が少なく、グラデーションに不適)が、ロゴ、アイコン、ボタン、図版、イラストに最適
 透過:透過も可能(一部不可能な部分もできることがある)
 保存性:8色、16色、32色、64色、128色、256色の中から選択して保存が可能
 復元性:同じサイズで復元する場合忠実に再現できる


エピソード
 highdy が独学でパソコンを始めた初期の頃は、Basic(という言語を使用していました。)とマシン語(機械語)しかなく、直線をたった1本引くのに Basic 言語では、LINE [(WX1,WY1)/STEP(X1,Y1)]-Wx2,WY2/STEP(X2,Y2)[,パレット番号1][,B/BF][,ラインスタイル/パレット番号2/タイルストリング]のように、数多くの指定をしないと描けませんでした
いまは、Word や Excel でも一瞬にラインが引けますよね。その時に使われていたのが gif 色数で(8bit =2の8乗 = 256 色)でした。
それを改良したのが png という形式で、嘘か本当か PNG is Not GIF という意味も込められているという説もあります。
highdy が50歳を過ぎてアメリカに勉強に行った頃は、こんな簡単なことも知らずに大変な苦労をしました
最近いろんな検査用のプロセッサーが開発されあらゆる産業で使われていますが、その当時 60㎝ ×50㎝ ×50㎝ 位の馬鹿でかい重い(40~50kgだったかな?)プロセッサーが1,000万円でした。いまではハガキ2枚分で厚み10㎜位になり価格も1/10以下、簡単なものは切手サイズにまでなっています。
科学の進歩は恐ろしいものがあります。


画像ファイルの種類    








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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (屋根裏人のワイコマです)
2021-01-26 10:01:06
信州長野県のワイコマと申します
素晴らしいブログと巡り合って
幸運です。
ブログで学ばせていただきます
これからもよろしくおねがいします
返信する
こちらこそ宜しくお願いします。 (highdy)
2021-01-26 10:51:36
屋根裏人のワイコマです さん

読者登録をいただきありがとうございます。
そう言っていただき光栄です。
つまらない記事も多いですが、中にはお役立ち記事もあるかと思います。

お時間があるときは、ホームページ(https://highdy-pc.jimdo.com/)の方も覗いて見てください。同併設のブログは現在アクセスできない状態になっていますが、ご了承ください。
こちらこそ宜しくお願いします。
返信する
何もわかっていない状況がわかりました。」 (fumiel-shima)
2021-01-26 12:55:13
highdyさん、こんにちは。

画像の圧縮についてはなんとなくわかったつもりでいても実際にはよくわからないというのが現状です。

面積と容量の圧縮・・といわれるとよく
わからないままなるほど・・とも思いますが実際には写真などはメールに添付
するときもjpgのままですし・・・

圧縮するというときは当然ながら画像の
劣化なども考えて・・・ということなのですね。
私自身、何もわかっていない状況がわかったという事を確認できたことが良かったと思います。

拡張子などに意識したのは私が作成したものを相手のPCやタブレットに反映できるかどうかということでのpdfでの保存・・位でしたのでまた勉強すべき事が増えたという認識です。
いずれ少しずつゆっくりとやってみたいと思います。



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取り敢えず使えれば・・・ (highdy)
2021-01-26 14:18:13
fumiel-shima さん

「何もわかっていない状況がわかったという事を確認できたこと」 それが大切なことです。

「取り敢えず使えれば・・・」それで用は足りているのです。多くの方がそうです。
しかし、それではちょっとしたことで躓いて、先に進めないことも起こります。
簡単なアニメなら、jpg や png でも作成できます。それを膨大なコマ数にして素早い動きをさせようとすると、能力の高いPCが必要になります。そのとき、gif にして且つコマ数を減らせば、玩具のPCでも素早いアニメーションにすることができます。

お時間のあるときに、体と頭のトレーニングをしましょう。ヒトの頭脳は使えば使うほど、高機能になり末永く快調さを維持するようにできていますので・・・。
返信する
再び・・・ (fumiel-shima)
2021-01-26 16:52:59
私のコメントに返信いただき、また意欲や
勇気に繋がる『なるほど・・』でした。
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