サンカノゴイに会いに印旛沼に出かけてきました。7時頃到着すると、芦原から重低音の声が響いてきます。ワクワクしながら、土手に上がると先客のバーダーが田んぼを見ています。運のいいことに比較的近く(といっても100m以上はありますが)の田んぼにサンカノゴイが採餌中でした。何とも古風なその風貌は、遠い祖先の恐竜を彷彿とさせます。他のサギと違って、虹彩が黒いせいか、憎めない容貌です。田んぼの中をゆったりと歩きながら、採餌しているようですが、獲物を捕らえても誇らしげに掲げることもないので、何を捕まえたのかわかりません。時折、警戒しているのか首を長く伸ばして、上空を見上げます。
畦に登って全身を見せてくれましたが、陽炎のせいか、少しぼやけてしまいました。
到着してから待つこと3時間半、やっと飛び立ち、飛翔シーンを何とか収めることができました。
ほっと一息ついて、さあーヨシゴイだ! と湖面に向きを変えます。ヨシゴイは盛んに飛び交います。しかし、飛翔スピードは速く、カメラに収めるのは、大変です。ピンボケの山を築きながら、ひたすら修行に励みました。昨年同じ時期には、沼アジサシが湖面を飛び交っていましたが、今年は、皆無でした。
日差しを遮るものは何もない印旛沼、しかし、この日は晴れていたにもかかわらず、風もあり、比較的涼しかったので助かりました。
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