ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

タイ南部紀行2024年2月 スラートターニー編 その1/ナンヨウショウビン ミミジロヒヨドリ ズアカミユビゲラ

2024-06-27 | タイ
マングローブ林でのナンヨウショウビン 2024年3月1日 タイ王国スラートターニー

タイ南部での鳥見4日目です。ダム湖でのクルージングの翌日、いよいよ最終目的地のクルンチン国立公園へ向かいますが、その前にダム湖で期待していたヤマショウビンがひょっとしているかもということで、ナンヨウショウビン(Collared Kingfisher)のポイントであるタイ湾に面したマングローブ林の公園に案内されました。車を降りて入り口にヒヨドリ類の鳥がいます。頬に白い筋のあるミミジロヒヨドリ(Streak-eared Bulbul)でした。
マングローブ林には遊歩道があり、ズンズンと進んで行けます。頭部の赤いズアカミユビゲラ(Common Flameback)が遠くにいました。近くで、全身をみたかったですが、残念。ミユビゲラという名前を聞くと北海道の山中で何とか会えないものかと無理な希望を抱いた事を思い出します。
さて、ナンヨウショウビンですが、最初は遠くに点にしか見えない状態でしたが、何個体もマングローブ林にいるようで、割と近くに出てくるようになりました。
2羽になる時もあり、どうやらペアのようで、どこかの巣穴で繁殖しているのかもしれません。
お陰で、さらに近くで会う事も。
長く止まっているようなので、プリキャプチャーで、飛び出しを狙います。
うまく行きました。背中と翼の青色がきれいです。スッキリした配色ですね。
ペアリングの時期なのか、また2羽で。
それぞれをトリミング。
残念ながらヤマショウビンはいませんでしたが、ナンヨウショウビンを堪能することが出来ました。

次回は、クルンチン国立公園の前に立ち寄った食堂周り(ムナオビオウギヒタキ、シキチョウなど)と宿周り(オニカッコウなど)の様子をアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

サンコウチョウ/岡山県

2024-06-26 | 中国地方
振り返るサンコウチョウ♂ 2024年6月3日 岡山県高梁市

6月3日〜4日、この時期、地元の森では、オオルリ、キビタキの囀りをあまり耳にしなくなります。子育てに忙しいのでしょう。それでもオオルリは時折、囀っています。この2種より飛来の遅いサンコウチョウは増巣を終えて抱卵の時期なのでしょうか、鳴きながら森の中を移動しています。♀も目にしますが、鳴き方が♂より少ないせいか♂より目にする機会は少ないですね。そんな♀が頭上に出現。
チョウかガを捕まえたようで、くわえ直して、その場で食していました。
背中側から見えることもあります。
今日のサンコウチョウ♂はちょっと高い位置ですが、割とすっきりした所に止まってくれました。光の具合もまあまあで、紫色が出ました。
さらにその2時間後くらいに別の場所でもスッキリした場所で、背中の紫色が今季一番綺麗に出てくれました。欲を言えば、目線の高さに出て欲しかったですけどね。
6月4日のサンコウチョウですが、口の中が見えました。逆光がきついので、きれいに見えませんが。
♀の口の中も緑色なんでしょうが、中々見せてくれません。

次回はタイ南部紀行に戻って、スラートターニーのタイ湾に面した海岸林でのナンヨウショウビンなどをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

春の琉球列島紀行2024年3月 奄美大島編 その4/アカヒゲ ルリカケス マミチャジナイ ズアカアオバト アカハラ アカアシシギ

2024-06-24 | 琉球地方
囀るアカヒゲ♂ 2024年3月28日 奄美大島

3月27日〜28日奄美大島自然観察の森;時刻は午後4時ごろですが、まだまだルリカケスは登場してくれます。
すぐ近くにヌッと現れることもありますが、流石に全身は見えません。
外周の道路の桜並木にもサクランボを食しにツグミ類が来ていますが、ズアカアオバトもいました。こちらは♀のようです。
アカハラも盛んにサクランボを食しています。
午後5時には切り上げて、宿に戻り夕食。翌28日にはやはり自然観察の森。大瀬海岸に寄ろうかと思いましたが、いらした方の情報では、特に大物もいないようなので、自然観察の森に専念することにしました。桜並木で、マミチャジナイが良い感じで撮らせてくれました。全身がすっきり見えるとは思いませんでした。
さて、森の中ではルリカケスに‥‥
アカヒゲ♂が今日も元気に囀っています。この高いソングポストがお気に入りのようで、しょっちゅうやって来ます。
背面からのルリカケス。もうちょっと光が欲しかったですね。
アカヒゲは今日もあちらこちらで元気に囀っています。
ほんの目と鼻の先にいることも。
時期的に一番アカヒゲとルリカケスが見やすい時期だけに、その姿と囀りを堪能することが出来て、奄美大島最終日を9時半ごろには切り上げて帰路につきました。那覇経由で、岡山に戻るのですが、乗り継ぎが悪く、那覇空港で相当時間があります。また、奄美から那覇への直行便がなく、与論島経由で短い時間の飛行を繰り返し、不便な物です。那覇空港で相当の時間があるので、近くの漫湖に寄ってみることにしました。干潟にはアカアシシギが何羽か立ち寄っていました。夏羽になりかけています。他にはクロツラヘラサギがいましたが、出会い頭で、飛ばれてしまいました。
以上で、春の琉球列島紀行は終了ですが、与那国、石垣、奄美と経由で沖縄島を短期間で巡るのはやっぱり慌ただしすぎるようで、各島をじっくり回る方がいいかなとも思いましたが、アカヒゲをこれでもかというほど堪能したのは楽しかったですね。

次回は地元の鳥たちをアップして、タイ南部紀行に戻りたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

春の琉球列島紀行2024年3月 奄美大島編 その4/アカヒゲ ルリカケス サシバ

2024-06-21 | 琉球地方
ルリカケス 2024年3月27日 奄美大島

午後の奄美大島自然観察の森(続き);森の中を散策しているとアカヒゲが飛んで来ました。見ると♀ではありませんか、囀らないので、中々目にする機会がありません。地上で食べ物でも探しているのでしょう。
枝に飛び移ってくれましたが、すぐに飛び去ってしまいました。
今度はルリカケス。実に見事な色彩で、堪りません。日本の固有種として、固有遺存種と言われていますが、よく生き残ってくれました。奄美大島だからこそだったんでしょう。
全身が見える所に出てくれました。
開けた道に出ると上空を猛禽が、辛うじて写ったその姿はサシバでした。渡途中でしょうか。
アカヒゲ♂も今日は昨日と打って変わって、よく目にします。見通しの良い所に出てくれると囀らないでも見つかりますね。
森の各所でしっかり撮らせてもらいました。

次回は春の琉球列島紀行の最終章で、奄美大島と飛行機の待ち時間に出掛けた沖縄島の漫湖の水鳥をアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

春の琉球列島紀行2024年3月 奄美大島編 その3/アカヒゲ オーストンオオアカゲラ

2024-06-18 | 琉球地方
切り株ステージで囀るアカヒゲ♂ 2024年3月27日 奄美大島

3月27日午後、昼食を終えて、自然観察の森に戻って来ました。倒木上で採餌に余念のない亜種オーストンオオアカゲラ♂に再会。
早朝よりは明るく、シャッタースピードも上げることが出来ました。森の中をウロウロしますが、アカヒゲ♂はそこ彼処で囀っており、姿も見つかる機会が多いです。黙って行動していることも多いですが、下生えの少ない所にいてくれると簡単に見つかります。
口の中が見えましたが、真っ黒。
切り株の上で囀る♂がいました。まるで、ステージの様で、おまけに草が絡まって、舞台に飾り付けがしてある様です。
隙間からでしたが。地面をウロウロしていることもしばし。
こちらは小枝の上で囀ってくれましたが、高さは目線。
倒木の上でも。
今度は枝状で。
一日自然観察の森に張り付いたせいか、たくさんの囀るアカヒゲ♂をモノにできました。

次回もこの続きで、引き続きアカヒゲに加えて、ルリカケスも登場します。ご覧いただき有り難う御座います。