涙もんです。ロケット知らなくてごめんなさい!!

2005年09月16日 | MLB
1962年生まれの43歳。ロジャークレメンス。MLBを代表する右の豪腕ピッチャーである。
今年も12勝7敗、防御率1.77と驚異的数字を残しワイルドカード進出も狙える高位置にアストロズはいる。
2年前、ヤンキースがリーグ優勝した原動力であったのは間違いない。これで引退とマーリンズ相手に最後の勇姿と騒がれた。「まだまだ行ける」とファンも自身も思っていた。ただファンに手を振る姿から誰しも野球人生にピリオドを打つと思っていたが地元ヒューストンで現役続行を決意した。ヤンキースで世界一に一昨年なれなかったがあのままピンストライプのユニフォームを脱いで引退が格好いいとファンとしては思っていた。
ペティットまで連れて行ってヤンキースの投手陣はどうなるんだ!!また優勝が出来ない投手の台所事情にクレメンスが引退撤回し残念で悔しかった。
ただ母親の病状が悪いのは聞いていた。地元に居たい家族との時間を大切にしたいと。
14日肺気腫の合併症でクレメンスの母は75歳で他界された。その日ロケットはマウンドで勝利投手になっている。とかく外国人選手は病気や怪我で試合より家族を選ぶほうが多い中母親から「私は仕事にいくように母から教わった」と言う。
地位も名声もお金も手にしたロジャーは最愛の母親に最後まであの迫力あるピッチングを見せてくれた。素晴らしいスタンディングオベーションを送られた。
きっと天国でもあなたの勇姿を応援し今メジャーを目指している孫にもきっと天国で見届けて下さっているに違いない。
ロジャー!!もう一度ナリーグワイルドカードで進出してきて下さい!!
アリーグは古巣ヤンキースが待っていますよ。いい戦いが出来たらいいですね。
お母様心よりご冥福をお祈りいたします。