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Kanaheiのデンマーク生活

糖尿病の勉強をしたくてきたデンマークでの紆余曲折な生活を日記として残しています。

スコットランド旅行記4~グレーな街アバディーン~

2007年10月29日 | 旅の話
 スコットランド滞在4日目は、あやちゃん達が近々引っ越す先である、アバディーンという街へ。アバディーンはヨーロッパのオイルシティであり、地方都市のわりになかなか景気のいい街であります。

 グラスゴーからアバディーンまでは車で2時間半ほどですが、この田舎道の美しいことといったら!!人生のうちに一度は見る価値があります。
 デンマークの緩やかな丘陵地もきれいですが、それよりももう少しアップダウンのある丘が続き、その丘では羊の群がのんびりゆったり草を食んでいます。そしてはるか向こうの方には低い山並み。
 スコットランドといえば羊ですが(スコティッシュ系移民の多いニュージーランドもだから羊が多い)、いや、しかし本当に多い。一体どうやってあの大群の羊(散らばってるけど)が管理されているのか不思議です。
 ちなみに、ひつじ大好き人間で、ヨナスからはなぜか「ラムセロー(ひつじちゃんの股)」と呼ばれている私は、この次から次へと風景の中に現れる羊に萌えまくり。


映画「Brave heart」の舞台となったお城。息をのむとはこのこと。麓の白い点は羊たち。

 そんなきれいな風景を眺めつつ着いたアバディーンは、あやちゃんが「田舎!」と言ってたわりに、デンマークの第2都市オーフスよりもでかい街でした。
 まず目を引いたのが、アバディーンのタウンホール。まるで悪魔の城です。ここで住民登録をすることで、悪の僕になるに違いありません。あやちゃんも引っ越してアバディーン住民になったあかつきには、真の悪友。それくらい恐ろしい建物です。それもそのはず、元は監獄だったとか…。


「地獄の~」とか「魔の~」という名が似合いそうな建物。

 いきなり街に着いた途端、悪の城に出迎えられおののいたものの、とりあえず気を取り直して朝のコーヒーでもと、入ったスタバもこれまたホーンテッドマンションのごとき教会の裏。その後も街中散策をしていたのですが、目に入る建物がみんなグレー(花崗岩)。オイルシティということでもっと浮かれた感じ、もしくはゴージャスな街並を想像していたのですが、どんよりとしたスコットランドの曇り空に溶け込むシックな街並でした。(でもあちこちに花かごが置いてあったり、グラスゴーにはないかわいらしさが)


グレイな街並。鬱になりそう…。

 で、アバディーンで何をしたかっていうと、また例によってPRIMARK(激安用品店)で買い物し、イギリス版マーサの店のようなところで買い物し、M&Sの日本のコンビニ弁当並みに充実した弁当コーナーでサラダを買って外で食べ、本屋のゴシップ紙を立ち読みしつつあーでもないこーでもないとしゃべり、今回はパブではなくカフェでワインを飲み…、とまったく観光をせずにまた車でグラスゴーまで帰ったのでした。でも楽しかったけど。いいんです、今度ヨナスと来る時にちゃんと観光するので!


かつて教会だった建物を改造したパブ。いいのか!?

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