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Kanaheiのデンマーク生活

糖尿病の勉強をしたくてきたデンマークでの紆余曲折な生活を日記として残しています。

大失態!

2006年05月30日 | お酒の話
 昨日、お友達のソプラノ歌手えいこさんがとある教会で歌われるというので、もう一人のお友達と一緒にいってきました。えいこさんの歌をソロできちんと聴いたのは実は初めてだったのですが、もう、モーツアルトのAlleluiaなんて、気がつけば口をぽかんと開けたままで、すっかり引き込まれて見入ってしまいました。まさに度肝を抜かれた、というか。えいこさんはかなりの努力家で、ここ最近ずっと勉強にお仕事にと多忙な日々を送られているようで、その疲れが出たのか数日前までは喉および全身の調子がすぐれないと言っていたのですが、さすがプロ。そういったことを全く感じさせない、すごいパワーでした。
 日本の曲も数曲歌われて、コンサートの後にはお客さんから「すばらしかったわ」と握手をせがまれ、同じ日本人として、お友達としてなんだか鼻高々でした。おほほ。

 が!終了後、控え室でプチ飲み会が始まってしまい、バナナ1本しか食べていなかったにも関わらず、ほらほらとすすめてもらうがままにじゃんじゃんワインを飲んでしまいました。そしてついに…。つぶれました…。げろんげろんでした。過去数年間で見事ワーストワンに輝く失態ぶりでした。しかも控え室とはいえ一応教会の敷地内で。授洗をした途端にこれです。もう、最悪です。
 どうにもこうにも一人で帰れる状態ではなく、電話でヨナスを呼び出し(かわいそうに、家でピザを食べているところをアパートから電車で45分もかかるとこへ)迎えに来てもらいました。空腹で飲んだので胃内の全てのものを吐き出し、お陰でノアブロに着いた頃は一人でも歩けるようになったのですが、今度は猛烈な腹痛に見舞われ、でもそのまま眠りに落ち、様々な悪夢をみてしまいました。そして案の定、本朝も気分最悪で学校へは行けませんでした…。

 あたし、ほんとにダメ人間だ、とさすがに自分でも呆れつつ午後ヘレさん家へ向かうと、8月から始まる看護学校から手紙が届いており、つ、ついに6月8日、入学試験(デン語)&面接が行われるというお知らせでした…。飲んでつぶれてる、そして二日酔いでおえおえしてる場合じゃ全然ありません。あと10日です。あああ、どうしたらいいんだ。
 とりあえず今日はもう宿題以外(クラスメイトがご丁寧に連絡くれた)何も出来ないので、もう寝ます。明日からはちょっと心を入れ替えてテストの日までがんばろうと思います。あああでもなにを~~~。

みんなで広げよう、パソドブの輪!

2006年05月22日 | お酒の話
 すごいサイトを発見してしまいました。ドブロクがこんなに簡単にできるなんて!
一応、URLを載せますが、万が一サイトが消滅してしまった時のために(酒好きとしてはとても心配)、以下に転載し保存をはかりたいと思いますっ。

ペットボトルで作る炭酸系ドブロクの作り方

用意するもの

・米3合
・日本酒少々(お猪口一杯ほど)
・米コウジ250g
・ヨーグルトの種菌1g
・ドライイースト6g
・冷やしたミネラルウォーター1.2リットル
・1.5リットルの炭酸飲料のペットボトル
・3リットルくらいの容量の広口の容器
・編み目の細かなザルかフキン
・お 玉
・ジョウゴ(どぶろくをペットボトルへ移す時に重宝します)

これで、1.5リットルペットボトル1本弱の量のドブロクができます。米は台所にある普通の米でOKです。米コウジ、ヨーグルトの種菌、ドライイーストは市販されています。私は大阪梅田の阪神百貨店の地下1階で買ってます。この百貨店では、米コウジは味噌売場、他2点はジャムやパスタ、手作りケーキ材料等のコーナーに置いてあります。

別に百貨店でなくても、米コウジは味噌屋さん、麹屋さん、自然食品の店に、ドライイーストはケーキ材料店で売ってます。それから、衛生上、手をキレイに洗う、器具はお湯かけて消毒、ケガで化膿した手では作らない、くらいの配慮はあった方がいいです。

その1

炊飯器で米3合を2合の目盛の水加減で炊きます。要するにセイロで蒸した堅めの米の状態を、敢えて炊飯器で作ってしまおうというわけです。この際、おチョコ一杯くらいの日本酒を入れておくと米が芯まで炊けます。

その2

米が炊きあがったら広口の容器に移し、これに冷やしたミネラルウォーター1.2リットルをドバドバとそそぎ入れます。量は目分量で構いません。これで水温が自動的に40度くらいになり、初期の温度管理が全く不要になるというわけですが、もし少々ぬるくなってても大丈夫です。

このどぶろく作りはまず失敗することはありませんから自信を持って次へ進んでください。実際、私もこれまで失敗は皆無です。

次に米コウジ250g、ヨーグルトの種菌1g、ドライイースト6gを入れて、シャモジか何かで混ぜます。水、米コウジは目分量で構いません。(ヨーグルトの種菌の代わりに、ヨーグルトそのものを入れてもできたという報告もいただいています。分量は大さじ一杯程度とか)

その3

あとはこれにフタをして部屋の中に置いておくだけです。フタをする前に、容器にサランラップを張っておくと衛生的です。アルコール度を高くしたい時は小さじ1~3杯程度の砂糖を混ぜてやるといいです。 早ければ半日ほどでプツプツと発酵が始まり、イイ匂いがし始めます。発酵して米粒が上に浮いてきますので、1日1回程度、シャモジか何かで軽く混ぜてやってください。

冬場なら3日、夏場なら2日でOKです。冬場は居間などの暖房のきいた部屋に置いておくと良いでしょう。毎日、帰宅した際に、そっと発酵具合をのぞき込むのは、ワクワクとそれは楽しいものです(^^)

その4

3日~4日目、いよいよ絞り込みです。容器からお玉を使ってザルへ少しずつ移し、米粒と液体に分けます。フキンで手で絞ってもいいですが、ザルの方が衛生的だと思います。米粒がけっこう形を保っているので、ごく普通のザルで意外とうまくキレイに漉せます。少しぐらい米粒が混じっても、濁り酒の風情と思って気にしないことです。

ザルに残った酒カスは、お玉をギュッと押しつけて絞り込みます。 絞った液をペットボトルへ入れ、しっかりフタを閉めます。1.5リットルのペットボトルなら八分目くらいの量になってるはずです。絶対に満タンにはしないでください。もし余ったら、味見という理由をつけてその場で呑んでしまいましょう。

ペットボトルに残った空間は、発生する二酸化炭素を貯めておくスペースです。この状態で半日~1日、常温で置き、二次発酵させると、発生した二酸化炭素でペットボトルがキンキンになります。白い沈殿ができて分離しますが、混ぜれば元通りになります。そのままフタを開けず、冷蔵庫で冷たく冷やして、あとは飲むだけです。

クーラーボックスなどでキンキンに氷詰めして冷やすと二酸化炭素がたくさん溶け込み、舌にジュワッときて最高です。ただし、一人で2合も飲むと、意外に酔っぱらっちゃいますので油断しないように。口あたりが良いのでダマされてしまいます。どうやら胃の中に入ってもアルコール発酵が止まらないみたいです(^^)

保存について

やはり、できたてが一番オイシイのですが、冷蔵庫に保管しておくと、この後一週間ほどは充分に風味が保たれるみたいです。日にちとともに徐々に発酵が進むので、アルコール度が少し高くなってやや辛口になります。まあ、ドブロクを手作りするくらいの人間なら、アッという間になくなってしまうだろうから、保存の心配は無用ですね(^^)。

また、二酸化炭素が抜けても、普通のどぶろくとして楽しめます。ただし、このどぶろくはビールやコーラと同じように、二酸化炭素の爽快感が身上ですので、ジュワ~ッと炭酸ガス入りで賞味するのをお勧めします。

注 意

飲む際にいきなりフタを開けると、びっくりするくらいの二酸化炭素が出ます。このため、中身がシャンパンのようにあふれ出ることがあるので注意してください。中身の泡立つ様子を見ながら、少しずつフタをひねっていくとうまくいきます。

容器は“炭酸飲料”のペットボトルでないと絶対にダメです。ガラス瓶や炭酸系でないペットボトルは破裂すると危ないですから絶対使用しないでください。もし持ち運ぶなら氷を詰めたクーラーを使うのがベストです。なんかここだけ読んでると爆弾づくりの方法みたいだなぁ(^^)

残った酒カスは

絞り込む時に、やんわりと絞ると、とってもジューシーな酒カスが残ります。これに砂糖と水を混ぜて温めると、なかなかにイケる甘酒になります。酔いたい方はこれに清酒や焼酎を足すとイイです。また、カス汁をつくってみたという報告もいただいてます。

余 録

せっかく自分で作ったお酒だから、好きな銘柄を付けて楽しむのもいいかもしれません。私が付けた銘柄は、パソドブ「魚酔(うおすい)」です。

4月8日土曜日

2006年04月10日 | お酒の話
 土曜日。

 昼に日本のお友達へのお土産探しのためLyngbyという町へ。ヘレさん家のあるKlampenborgから西に数キロ行ったところで、ベッドタウンとして最近人気のエリアです。森も湖も大きな公園もあって環境がよく、駅のそばには大きなショッピングセンターやデパートをはじめ、小さくてかわいらしいお店がちょこちょことあったりもする、とてもすてきな町です。

 前日、ヘレさんに教えてもらったとてもすてきなお店「Damhuset」を訪ねていってみたのですが、これが本当にすてきなお店でした。すべて手作りの、洋服、食器、インテリア用品のお店で、実用的かつ美術的にもとても美しいものがたくさん。お店は丘の上に立つすてきな教会の隣で、池に浮かぶように建つ古民家を改造して作られています。



 「もう、とにかくすてきなものがいっぱいで、お金がいくらあっても足りないの!」とヘレさんが言っていた通り、(特に陶磁器)見ているだけでため息が出るようなすばらしい(そして値段もすばらしい…)ものがたくさん。ちょっとしたギャラリーを見ている感じでもあり、買えずとも十分楽しめるお店です。ショッピング嫌いなヨナスですら楽しんでいましたから。

 その後駅そばのマガジンというデパートのセールをひやかし、人ごみ嫌いのヨナスがぐったりして来たのでデパートを出て久しぶりにカフェで昼ごはんをとりました。1600円という立派なお値段のサンドウィッチですが、写真のとおり見た目も立派です(葉っぱばっかだけど)。ヨナスはローストビーフ、私のにはなにやら白身魚のローストしたものが挟まれています。
 隣の席に座っていた若くてきれいなスウェーデン人のママ、4~5ヶ月の赤ちゃんを膝に座らせながら、友達との話に夢中になって食事もしていましたが、赤ちゃんが落ち着かずに泣いていてもおかまいなし。ちょっと、かわいそうだなーと思ったけど、おしゃべりを止める気配も、周りの人目も気にする気配もなく、さすが北欧の女だ、と強く思いました。(そして何も言わずに他の席へ移ったヨナスもさすが北欧男児)



 その後電車に乗って今度はコペンハーゲン中央へ行き、ジーパンとワークパンツしか持っていないヨナスの為に、ちょっときれいめな60年代風パンツを古着屋で購入。サイズもぴったりで約3000円。すてきな古着を安く買えるのが、ヨーロッパのいいところな気がします。

 家に帰って、それぞれちょっときれいな格好に着替え、向かった先はとあるホテルのレストラン。夜はヨナスからの誕生日プレゼントでレストランでのお食事付きコンサートです。レストランの料理は量が少なめで味も…なものでしたが、ボジョレーがとても飲みやすくておいしく、料理をつまみに、かぱかぱとワインを飲み干してしまいました。
 ここのレストランでの一こまで、まず入り口で出迎えてくれた若いウェイターに「このチケットで食事を予約しているのですが」とヨナスが伝えると、そのウェイター、チケットを見てから「Randi Laubekさん(その日コンサートを聴きにいく歌手の名前)が見えたのですが…」と他のウェイトレスに伝えており、彼女から「違うでしょ!」とつっこまれてたのがウケました。

 食事が終わっても21時からのコンサートにはまだ少し時間があり、コンサート会場の近くにあるドイツ系ビアホールへ。そのビアホールは昔、ヒーティングのための工場?だったそうで、来年くらいには図書館になってしまうのだそうです。それまでの期間限定ビアホールなのですが、おいしいビールが沢山あって、気さくな雰囲気のお店で好きだったのでちょっと残念。

 ビールを飲み終わって、そのビアホールの裏手にあるPumpehusetというライブハウスへ。まあだいたいデンマーク人のライブはいつもそうなのですが、前座も含めてメインが登場するまでが長い長い。1時間くらい待たされます。ライブハウスでもビールを飲んでいたのですが、前座の間に飲み干してしまい、メインが登場の頃には待ちくたびれてやや眠い状態。アルコールもまわってぼんやりだったし、時々うとうともしていたのですが、でもとてもいい声の歌手でした。ただバンドが今イチ面白みにかけ、彼女の歌も退屈にしちゃってる感じがしましたけど…。
 しかし歌よりもかなり気になってしまったのが、私の前にいたアジア人(美人)とブロンドのデン人(かわいい系)の二人が、今正に恋が始まるという感じで、少しずつ距離を縮めつつ最後には抱き合ってうっとり音楽を聴いていたことです。戸惑いと恥じらいでくっついては離れ、をしているのは、美しい二人なだけに絵にはなっていましたが、妙に生々しかったです…。

 コンサートの後、再び先ほどのビアホールへ戻り、その店の裏手でドイツ系クラブイベントがあるとのことで行ってきました。実はこっちの音楽の方がおもしろかったかも。ビールもドイツ、音楽もドイツのテクノ、極めつけはチロリアンな格好の女の子がソーセージを売って歩いてました(一本50kr!!)。
 円もたけなわな午前2時、さあこれからがいよいよというところで、もう若くはない、そしてもともと体力のない我々は限界を感じ、タクシーで帰って来ました。ああ残念。散々飲んでその上踊っていたので、ヨナスは今日1日二日酔いです。私はたくさん飲んだ後、100%オレンジジュースを飲むと翌日二日酔いが軽いということに最近気付き、1リットルくらいオレンジジュースを飲んだので大丈夫です。

 そんなわけで、久々に楽しい、充実した夜でした。ヨナスよありがとう。やっぱりお酒に強い男はいい。

ヨナスよいずこ。

2006年03月25日 | お酒の話
 ただいま午前3時11分。またしてもソファーで目覚めた私です。
と言っても今回は一人酒盛りだったので大丈夫です(?)。ワイン1本+ビールで、お友達にもらった「オーラの泉」の録画DVDを観ようとして途中で寝たらしいです。
 外では週末恒例で見受ける光景で、酔っぱらいデンマーク人が雄叫んでいます。

 そしてヨナスが帰って来ません。今日はヨナス、日本人妻を持つ男(オタク部門)のための男会へ行っており、久々の私一人の夜、私が一人を楽しみたいので「遅く帰って来てもいいからね!」とは言いましたが、こんなに遅いとは…一体何をしているのでしょう。まあ、どこかで事故にあったり死んでさえなければいいのですが…。
 いつも家にいて、こうして週末遊びに出ることもそうそうないヨナス(私はいつもですが)、楽しんでいるのならいいなーと。

 私は寝ます。

愛こそすべて。

2006年03月21日 | お酒の話
 夕食の後、洗濯物をたたみつつJoni Mitchellの「Both Sides Now」を聴いていたら、無性に映画「Love Actually」を観たくなってしまい、明日のリスニングテストの心配を投げ捨てて観てしまいました。そして今感動のまっ最中。いいんです、ベタと言われようと、女子っぽい趣味と言われようと、私はああいう「愛こそすべて」系の映画が大好きです。いや、ただ単に愛ではなく、人生いろいろよね、でもみんな切なくもがんばってるものよ、というものが好き。

 あの映画の中で最も私が好きなシーンは(本当にたくさん好きなシーンがあって、どの登場人物もみんな好きなんだけど)、浮気しかけているダンナの妻が、ダンナからのクリスマスプレゼントで「これからも強い精神をもつ女性であれ」とJoni MitchellのCDをもらい、それを彼女が寝室で聴きながら密かに涙するシーン。私はその場面と(そしてJoni Mitchellのその曲と)その後彼女が涙を拭いて子供たちのもとへ気丈に戻っていくところでいつもオウオウ泣きそうになります。
 強さともろさの紙一重。ぶわっとすべて脱ぎ捨てたいところでふんばらなければならない、ふんばってしまう母としての純粋さといじらしさ。ッカ~!!目頭が熱くなります。
 観ながら調子にのってワインを1本空けてしまった私は、この映画でかなり「愛ってなんなの~!それってすべてよ~!」と舞い上がり、ヨナスの脇腹に噛み付いて思いっきり脳天に彼の肘鉄を喰らいました。ケアステ(恋人)に向かってなんてことを…。

 とりあえずその一撃で正気に戻ったので、これから新聞記事読みでもしようかと思います。ってもう0時じゃーん!

ラテン女の夜

2006年03月05日 | お酒の話
 昨日はお友達あやちゃんと一緒に飲みに行きました。あやちゃんとは前に、移民局での待ち時間中に出会ったのですが、年も同じくらいでビール好き(ざる)、飲み歩くの大好き、語るの大好きということで意気投合、以来デンマークでの数少ない飲み友達としてお付き合いいただいています。

 伊東育ちのあやちゃんは自他ともに認めるラテン系な女で、性格がラテンなだけでなく英語デンマーク語はもとよりスペイン語もこなす本物(?)のラティーノです。しかもけっこうな美人さんだしそのさばけた性格も、まるで六本木の花形ホステスのようで、彼女と一緒にいると次々と男性からお声がかかり、休む暇もないほどビールが振る舞われます(そしてついでにおごられる私)。男性に「君って素敵だね」と言われると「あら、あなただって私が今まで出会った人の中で一番素敵よ」とさらりと返せる彼女は、まさにおごられ上手、振る舞われ上手、本格的に六本木に進出したら間違いなくNo.1です。ちなみに彼女は人妻ですが。

 そんなあやちゃんと昨日はクリスチャンハウンの激安イタリアンで食事を済ませ、「いい男の条件とは?」といったテーマで延々語りつつ1時間半もバーを探してさまよい歩き、やっと市庁舎そばのドイツ系ビアホールに辿り着きました。入り口を入ると1秒で男性からHejといってアイコンタクトを送られ、その後も次々に男性が来てはあやちゃんに声をかけていきます。その間私はついでにおごられるがままにビールをひたすら飲み、あやちゃん観察をしつつ(モテる女の振る舞いというのは参考になります)なぜか私の隣に来た空手歴8年、彼女に先日降られたばかりという空手オタクの若者の話しを聞く羽目になり、しかもヒートアップしてきた彼に空手の技までかけられてしまいました。(その後も30分くらい彼は私に空手の技について熱く語ってくれました。だから振られるんだよ…)

 翌日仕事なあやちゃんは「もっと遊びたい!」と後ろ髪引かれていましたが、だんなさんが車で迎えにきたので帰り、ついでに(またしても)私も送ってもらいました。
 しかし今朝早朝5時、コンタクトしたまま、洋服来たままベッドで目が覚め、水を飲みに起きるとベッドの足下には空のバケツが。そう、あやちゃんのだんなさんの車に乗り込んだところからまったく記憶がなく、自分がどうやって帰ってきたのか、どうやってベッドに入ったのか、さっぱりわかりません…。
 あやちゃんに電話して確認したこととヨナスの証言によると、昨夜アパートそばのカフェで信号が赤になって止まった時に「あー、ここで降りる!Tusind tak!またね~!」といって車を降り、うとうとしつつ待っていたヨナスがリビングからのバーンという物音でびっくりして起きると、ふらふらの私が倒れかかってきて、そのままソファーに転がり寝込んでしまったと。しょうがないのでヨナス、私のブーツとコート類を脱がせてベッドに運び、さあ寝ようと思ったらウッウッと私が言い出したのでダッシュでバケツを取りに行ったけど戻ったらグーグー寝ていたので自分も寝た、とのことです。
 まったく、もうすぐ27になる女がなんてことでしょう…。先日の友達の結婚パーティの後も、さんざんヨナスにお世話になり、「これからは気をつけます」の舌の根が乾かぬうちにまたしても!!!ごめんなさい…。

 今朝お茶漬けをすすりつつ、ヨナスに昨晩のめくるめくあやちゃんのモテ話を聞かせ、「もしも私がモテたらヨナスはうれしい?自分の彼女が魅力的ってことよ?」とたずねると、「う~ん…ちょっと嬉しいけど、それをかなえも嬉しいんだったら嬉しくない」と。なんて的確な。 

 とにかく、久々に夜遊びというか、外で飲み、普段だったら「またお金遣っちゃったな~」と一週間の節約献立を考えなきゃいけないのですが、今回は散々飲んで食べて使ったのはたったの150kr(3000円、うちレストランで2000円)で、あやちゃん様々です。ありがたや。久々の夜遊びも大変おもしろかったです。
 じつは夜の女王あやちゃんと「いつかスペインに行こう!」と話しているのですが、本場情熱の国、ビールが1ユーロの国、どうなるのか、すごそうです。わくわく。まだ遠い話ですが。

やはりヨナス。

2006年02月13日 | お酒の話
 昨日はお友達の結婚パーティへ行ってきました。彼女もデンマーク人の彼と付き合いつつオペアをし、PD3というデン語検定にも合格し、本当に「よくここまでがんばったね~」と感心です。振り袖の彼女をしげしげ見つめて「奥様」と呼んでる彼と、うれしそうににこにこ、ちょっと照れつつ微笑み返している彼女を見て、なんだか見ている方が照れてしまうほどのラブラブモードのお二人でした。末永くお幸せに!

 昨年からオペア日本女子の結婚ラッシュで、ついに独身貴族(?)も私一人です(もう一人いるにはいるが今夏結婚予定)。まだ未来に白馬の王子様と巡り会える希望が残っている身分です。もしかしたら明日にでも「セニョリータ!」とカルロスとかそういった男がバラをくわえつつ、私の前にひざまずいて求婚して来るかもしれません。身分を隠したアラブの石油王とノアブロの八百屋で出会うかもしれません。人生無限大。

 そんな事を夢想してもみたのですが、昨日パーティの最中お友達と二人で白ワイン3本明け、久々にぐでんぐでんに酔っぱらってヨナスが呼んだタクシーに乗って家に帰り、ソファーで寝てる所を歯を磨けと起こされて「ここはどこ?!家?!」と気がつき、家とわかって安心した後お出かけ着のまま再びベッドに倒れ、寝ようと思ったら吐き気をもよおし、ダッシュでバケツを取りにいったヨナスにすべて介抱してもらい、絶望的な気分の悪さで朝の5時に目覚め、事の顛末をすべてうんうんとうなずきながら安らかな笑顔で話してくれるヨナス。やっぱカルロス(誰?)よりこの人が合ってるかもと思ったのでした。

 ありがとう、ヨナス。そんな私はこれから「お酒を飲むと記憶をなくしちゃう私にいいアドバイスを!」というティーンエイジャーのお悩み相談の返事を書く、という学校の宿題に取りかかります。(超タイムリー。でも本気でそんな相談どうでもいい…)