そうなんです。。。私は学生時代、国語が嫌いだった。
本を読むのは好きだったし、作文や手紙を書くのも好きだったけれど、、、
あの忌々しい「テスト」が許せなかった!!
読解問題って、、、どうしてあんな設問をつけるのか?答えを選ばなければいけないのか?いまだに理解できない。
・・・それでも学校を卒業してしまうとそんな悩みもなくなり、
私の記憶からも消えつつあった。。。
んが
な、なんとすごいことが起きてしまった、、、こんな偶然ってあり??
普段、担当している英検のクラスでは過去問などをやり試験対策をするのですが、
長いお休みのときには、ちょっとちがった趣向の英語を楽しんで欲しいとの気持ちから小説を課題にしたりする。
この春休みもO・ヘンリーの短編小説からいくつか選んでみた。
O・ヘンリーは私が昔から好きで、そのオシャレな結末と英語のリズムが楽しい
今回選んだひとつは、"After Twenty Years"「二十年後」
有名なお話なので、ここでストーリーに触れることはしないことにします。
さて、お話もどして、、驚いたことというのは、
なんと中学受験用の国語の読解問題にこの「二十年後」が出典として使われているのに遭遇しまったのだ
もちろん和訳されているものに設問がつけられている。。。
オリジナルで小説を読んでしまうと、
和訳されたものを読むと、がっかりしてしまうことが多い。
いえ、決して翻訳家の先生を批判しているわけではなく、、それは原作を読んだあと映画を見るのに似ているかも知れない。
自分で作ったイメージがあるのにそれをこわされてしまうような、、、そんな「ガッカリ」なのです
翻訳されたO・ヘンリーを読むだけでもガッカリするのに・・・
それに設問をつけられたショックこれは大変なものです。
私が大切にしていたものなのに、、、滅茶苦茶にされてしまったような心境
かつての親友同士が20年たって再会した場面、、、
その後の描写が次のとおり、
There was now a fine, cold drizzle falling, and the wind had risen from its uncertain puffs into a steady blow.
「いまは細かい冷たい雨が降っていた。ときたま気まぐれに吹いていた風はたえ間なく吹きつけるようになっていた」(大津栄一郎訳)
設問は「いまは細かい冷たい雨が降っていた」という情景描写で表現しようとしているのは次のうちどれですか?ということで5択問題になっている。
「はぁ~~~?」
そんなこと考えたこともなかったわ、、、と私。
普通で考えたら、
「雨」=「涙」で悲しい気持ちを表しているのか?
空模様が変わったことで、「時間の経過」を表しているのか?
・・・ってどっちでもいいし、、、両方あるのではないか?
そんなの正解を出すのでなく、読者が自由な発想をすることが楽しいのではないかと思う。
ちなみにこの短編をよぉ~~く知っているつもりの私なのですが、
この受験問題の設問、2つは間違えてしまいました
でもでも、翻訳されたものに「設問」をつけて、答えはこれですよ!!
なんてありなんでしょうか?
設問を作ったあなた!!オリジナルを知らずしてO・ヘンリーが「雨」にこめたその思いを理解できるのでしょうか?
久しぶりによみがえったこの気持ちやっぱりおかしい!国語なんて大嫌い!!
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本を読むのは好きだったし、作文や手紙を書くのも好きだったけれど、、、
あの忌々しい「テスト」が許せなかった!!
読解問題って、、、どうしてあんな設問をつけるのか?答えを選ばなければいけないのか?いまだに理解できない。
・・・それでも学校を卒業してしまうとそんな悩みもなくなり、
私の記憶からも消えつつあった。。。
んが
な、なんとすごいことが起きてしまった、、、こんな偶然ってあり??
普段、担当している英検のクラスでは過去問などをやり試験対策をするのですが、
長いお休みのときには、ちょっとちがった趣向の英語を楽しんで欲しいとの気持ちから小説を課題にしたりする。
この春休みもO・ヘンリーの短編小説からいくつか選んでみた。
O・ヘンリーは私が昔から好きで、そのオシャレな結末と英語のリズムが楽しい
今回選んだひとつは、"After Twenty Years"「二十年後」
有名なお話なので、ここでストーリーに触れることはしないことにします。
さて、お話もどして、、驚いたことというのは、
なんと中学受験用の国語の読解問題にこの「二十年後」が出典として使われているのに遭遇しまったのだ
もちろん和訳されているものに設問がつけられている。。。
オリジナルで小説を読んでしまうと、
和訳されたものを読むと、がっかりしてしまうことが多い。
いえ、決して翻訳家の先生を批判しているわけではなく、、それは原作を読んだあと映画を見るのに似ているかも知れない。
自分で作ったイメージがあるのにそれをこわされてしまうような、、、そんな「ガッカリ」なのです
翻訳されたO・ヘンリーを読むだけでもガッカリするのに・・・
それに設問をつけられたショックこれは大変なものです。
私が大切にしていたものなのに、、、滅茶苦茶にされてしまったような心境
かつての親友同士が20年たって再会した場面、、、
その後の描写が次のとおり、
There was now a fine, cold drizzle falling, and the wind had risen from its uncertain puffs into a steady blow.
「いまは細かい冷たい雨が降っていた。ときたま気まぐれに吹いていた風はたえ間なく吹きつけるようになっていた」(大津栄一郎訳)
設問は「いまは細かい冷たい雨が降っていた」という情景描写で表現しようとしているのは次のうちどれですか?ということで5択問題になっている。
「はぁ~~~?」
そんなこと考えたこともなかったわ、、、と私。
普通で考えたら、
「雨」=「涙」で悲しい気持ちを表しているのか?
空模様が変わったことで、「時間の経過」を表しているのか?
・・・ってどっちでもいいし、、、両方あるのではないか?
そんなの正解を出すのでなく、読者が自由な発想をすることが楽しいのではないかと思う。
ちなみにこの短編をよぉ~~く知っているつもりの私なのですが、
この受験問題の設問、2つは間違えてしまいました
でもでも、翻訳されたものに「設問」をつけて、答えはこれですよ!!
なんてありなんでしょうか?
設問を作ったあなた!!オリジナルを知らずしてO・ヘンリーが「雨」にこめたその思いを理解できるのでしょうか?
久しぶりによみがえったこの気持ちやっぱりおかしい!国語なんて大嫌い!!
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なつかしい!私が高2のとき、英語の教科書に教材として載っていました。授業で、暗誦を発表しあっていて、私がはじめたら、教室が妙に静かになりました。終わると先生が顔をくっしゃくしゃにして喜んで、ほめて下さいました。発音に少し自信を持つきっかけになった40年近く前のことです。
大学時代、O.ヘンリーのどんでん返しの大好きな先輩がいて、2人で時間を決めてどんでん返しつきの短編話を書きあったりしたこともあります。
お怒りは伝わりますが、こっ、国語まで燃やしてしまわないように。(笑)まあ、教科として「国語」ってのもおかしいですけどね。
20年が「善人を悪人に変えてしまう」年月であるとすれば、、、
40年では「善人を悪人に変え再び善人に変えてしまう」ような年月かも知れません(笑)
ところで私もどんでん返しつき短編話の仲間に入りたいです
まあ、小話競作サイトなんてものも、あっても面白いかもしれませんが、今はちょっと参加する余裕がないかな。
たとえば「二十年後」だけでも、大津栄一郎氏と大久保博氏の訳を比べてみるとかなり楽しめます!
それぞれに勝手なツッコミなどを入れながら・・・いやぁここは、、、と自分なりに考えてみたり