言の葉

気の赴くままに、ひたすら詩を綴っています。

ただ 生きているだけで

2006年01月06日 | Weblog
悟られないように そっと
怒りを抑えるため
ぎゅっと 爪を立てたんだ
零れそうだよ 血まみれの手のひら

痛いよ いくつもの傷痕
誰のせいだと思ってるの?
臓腑に異常をきたすほどの
苛立ち

死ぬまで消えない
まるで生きてる証みたい
こんな哀しいものが?
それなら 僕の生涯って何?

生きているだけで 痛みを伴う
茨の道は 誰に課せられたの