pray

いろんな夢を見ながら膨らんでいく

明日が
もっと　もっと
あなたにとって
優しくありますように
祈ります

歩幅

人それぞれに歩幅は違う
その時々で歩幅は違う

今日も君と私の歩幅は
噛み合うことないね
でも互いに前進してる

だから君は君なりに
私は私なりに　前へ
それで良いと思います

土の中

かわいいねって言われて
青空の下で笑ってたね

きれいだよって言われて
夜空の下で笑ってたね

それを僕は土の中から
憧れながら見てました

発見

知らず知らずのうちに
芽吹いている

知らず知らずのうちに
蕾が綻んでいる

知らず知らずのうちに
花が枯れている

毎日が新しい発見だ

イメージ

あなたは穏やかで
静かだけれど
存在感があって

大地に根付く大樹のような

そんなイメージを
持たせる人でした

優しさをありがとう

つかめなかったよ

風が私のもとへ運んでくる
花びら一枚つかもうとして

必死に手を伸ばしてみたけれど
この手には何もつかめなかったよ

私から一つずつ剥がしたら
最後に何が残るんだろう？

ふとそんなことを思っていたら
風がやたらと冷たく感じられたよ

そして結局つかめなかったよ

餡かけ炒飯

私は炒飯
貴方は餡かけ

私を包み込む貴方

とても幸せよ
でも息苦しいわ

贅沢かしら
だけど苦しいわ

昨日に行きたい

いま心から「ありがとう」
思い出だけで生きていける

過去には戻れないけれど
私は昨日に行きたいと思う

目を閉じれば昨日に行ける

こころ

不条理だと叫ぶ声が聞こえない君に
これ以上何を伝えればいいのだろう

人の傷どころか心さえも分からない
かなしい君に伝えることはできない

人の「ごめんね」を笑って踏みにじれる
傷ついたことがないから残酷になれる
だけど僕は君のかなしさを知っているよ

いつか君に心が宿ってくれますように
僕には無理だったけれど誰かと一緒に
心ある世界を生きていけますように・・・

花が散る

せっかく花を咲かせたのに
強風に煽られ　なす術もなく
散っていくだけのサダメです

来年また咲ける約束なんてないのに
その儚さを嘲笑うかのように吹く風

花が散る　風に抗えないまま
花が散る　地へと還ってゆく