言の葉

気の赴くままに、ひたすら詩を綴っています。

2009年01月31日 | Weblog
幸せの鈴を貰いました
鍵につけて大事にして

ずっと一緒にありました

いつの間にか消えました
鍵につけてたはずなのに

どこかへ行っちゃいました

呼んでも 帰ってきません
探しても 見つかりません

幸せの鈴せめて誰かに拾われて
小さな幸せを届けていて欲しい


JUN

2009年01月29日 | Weblog
「いつも何かが足りない」
物憂げに呟く横顔が嫌い

あなただけが不幸なわけないのに
あなたはまるで悲劇のヒロイン気取り

留まることを知らない欲望の渦に呑まれて
いつか涙を流すこともあるのでしょうか


明日の涙の理由

2009年01月26日 | Weblog
あの子が泣いているのに何もしてあげられない
その事実に 僕は泣き明かして 夜が更ける

「どうか幸せになって欲しい」という祈りさえ
幸せというものを知らない君には酷な言葉なのだと
気付いたあの日から少しずつ心は壊れていった

僕が此処に在るのは何のためか ずっと考えている


traetment

2009年01月25日 | Weblog
白い服を着た人が
淡々とした口調で
「心のケアが必要です」
そう言いました

何故この世界の無情さを
嘆かずに生きていけるのか
不思議でならないだけなのに

多数決という名の民主論を振り翳し
マイノリティを排除するのが正義なら
私はこの世界で生きていきたくない


思い出ひとつ引き換えに

2009年01月23日 | Weblog
過去を削って生きていけだなんて
あなたがそれを言うなんて酷過ぎる

思い出ひとつ引き換えにするごとに
心はどれだけの虚無感を覚えるか

あなたとの記憶を千切られることが
幸福にどれだけの痛手を与えるか

前を向くことだけが人生ではないと
教えてくれたのはあなただったのに

ただ此処にあるだけで幸せなのだと
教えてくれたのはあなただったのに


for what

2009年01月22日 | Weblog
何の夢も見られなかったはずの貴方が
一歩ずつ踏みしめながら前進している

その姿を見られたから私の夢は叶った

貴方のおかげで幸せだと言えることが
何よりも嬉しいって気持ち分かる?

だから何のために生きてるんだろう?
なんて どうか言わないでよ ねぇ

今の貴方が歩む道の先には きっと
明るい未来が待ってるって信じてる