えだわかれ 2007年11月28日 | Weblog ずっと一緒に歩んできた でもいつか枝は分かれる これまで一緒にいられた幸せ かみしめて生きていけるから 何も心配しないで前を向いて たとえ枝分かれしたって 根幹は繋がっているからね
眠 2007年11月26日 | Weblog 私の身体なのに私じゃないみたい どこか遠くにいるような気がして 必死に現実に戻ろうと足掻きました 目を閉じたら終わってしまいそうで 怖くて何かに縋りつこうともがいて 手を伸ばしたところにいてくれたのが 他ならぬ貴方でした あなたでした 掴まれた手の力強さ 温かさ 感触 今でも怖いくらいの現実感を伴って 昨日のことのように思い出されます 私はいつも貴方に助けられている いつか貴方の役に私も立ちたい
you got me 2007年11月23日 | Weblog 「どうぞお幸せに」と口にしながら 心の中は醜く歪んでいくのを感じる 私は本当は心から幸せを祝えていない 心に浮かぶのは消したいくらい醜い 感情ばかりだから嫌になっちゃって せめて口だけは優しくなりたくて 素敵な言葉を繰り返すのだけれど 本当はそんなことを思っていない自分に 余計に嫌気が差しちゃって泣きたくなる 人はどれほど醜くなれるのか・・・と どこか他人事のように思った初冬の昼下がり
淡雪 2007年11月22日 | Weblog 「今年は寒い冬になりそうです」と 他人事のようにニュースキャスターの声が ざらついたまま耳に残っている 夜は更けていく 私の住む街に 雪は降らない 真っ白い視界に目を細めたいから 飛行機に乗って北に向かいます 私の住む街には淡雪しか降らないけど きっと一面の銀世界が私を迎えてくれるでしょう
time limit 2007年11月21日 | Weblog 時計の音が大きくなっていく もうすぐ限界に達して その後割れたような音が響いて そして何もなくなるんだ 音も光も全て奪われ 何の意味もなく けれどヒタスラに優しい その時は君と僕を待ち続けている 一秒一秒僕たちは近付いていく サイゴニ キミノテヲ ニギッテイラレタラ シアワセ
考え落ち 2007年11月20日 | Weblog 流されちゃえば楽でしょ?って 囁く悪魔が僕の中に確かに在る だけど流されてしまうには僕は 自己を確立しすぎているのだと 何処か俯瞰的に思う僕がいるんだ 馬鹿げた夢ばかり語って御免ね こんなどうしようもない僕でも 君の笑ってる世界で生きたいと 本気で願ったから此処にいるんだ
浮遊 2007年11月19日 | Weblog あなたに浮かされていたの 漂いたかっただけの私は これ都合よしとばかりに ただ流されるままにいたわ あなたが嫌だと言うなら それさえ敵でもいいから 馬鹿になるくらい笑って?
叶わぬ夢ばかり見る 2007年11月17日 | Weblog 飛べと言われても自分の意思に背く限り飛ばない プライドを持った鳥に 私はなりたい いつか己の志のまま飛び 忘れらない光景に咽び泣くのだ そうすることでしか生きられないのだと泣きながら ひたすらに真っ直ぐ泳ぐ魚に 私はなりたい とまり それでも生きられると証明し 歓喜に笑うのだ どう望んでも人であることを変えられない私は せめて心の内を言の葉に乗せて空に還したいと想う