言の葉

気の赴くままに、ひたすら詩を綴っています。

胸の内

2012年02月29日 | Weblog

約束を交わしたいと思ったけれど
こういうものは胸の内に秘めて
口にはしないほうが良いんだと
思い直して 何も言わなかった

それを今 とても後悔しています

きっと不安を覚えさせただろうね
確かな言葉が欲しかっただろうね

この胸の内を全て伝えられたら
君はどんなふうに想うのだろう



Tschuessie

2012年02月25日 | Weblog

昨日まで雨が続いていたのに
あなたが旅立つ今日になって
朝から太陽が眩しく輝きだした

「またね」って言うのは簡単
でも心の重さは拭いきれなくて
それでも必死に笑顔を作って
声を震わせないように耐えて
何でもないように別れを告げた



太陽が恋しい

2012年02月20日 | Weblog

「明日は久しぶりに晴れるそうです」
あなたは何気なしに言ったけれど
それは私の心を飛翔させるに足りた

きっと私たちは太陽を待ちわびている

向日葵畑の中に佇むあなたを見た日から
ずっと私は太陽を恋しく想っている

「太陽は何色をしているのでしょう」
あなたの問いかけに思いを馳せた



晴れ間が射したら

2012年02月15日 | Weblog

さっきまで青空が広がっていたのに
いつの間にか灰色の雲に覆われていて
それとともに気分も沈んでしまった

次の晴れ間が射したら外に出掛けよう

きっと世界は煌めいて輝いて眩しくて
今は、そんな中に埋もれていたいんだ



カード

2012年02月14日 | Weblog

お気に入りの雑貨屋さんで
可愛いカードを見つけたから
思わず買ってしまったけれど

何を書いていいかも分からず

結局そのまま引出しの中へ

素直に贈ることができたら
何かが変わるかもしれない

でも今のままで良いんだって
言い聞かせては涙を堪えた

ちょっと馬鹿みたいだけれど
このままのほうが良いんだ