難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳装用者と音楽の聴き方

2009年12月22日 20時13分45秒 | 人工内耳
人工内耳でも音楽は聞こえる。

右の補聴器を通して聞くと高い音階のピアノやバイオリンの音、ピッコロなどの管楽器は聞こえないが人工内耳では聞こえる。

生の音源とは違って聞こえても、今聞こえている音が自分の世界なのでそれを楽しむ、聞こえていた時の音楽の世界と違ってもそれが自分の世界と思えば良いだろう。

ドナ・ソーキンさんは、人それぞれが自分に合った音楽を探して聞くと良いと言っていた。彼女はフォークソングが好きだと言っていたがアメリカの民謡になるのかしら。ジョーンバエズやサイモンとガーファンクルとかそういうのかも。

のだめカンタービレは見なかった。ビートルズのビデオクリップを探して聞く方がいい。


ラビット 記
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人工内耳でのだめカンタービレを観た。 | 人工内耳装用者のお仕事日記
By みみべ?
人工内耳で聞きとれる音は複雑な音より単純な音のほうが聞きやすいと言われているので、 オーケストラのような、楽器がたくさんの音を奏でているものは無理だとあきらめていました。 人の歌声よりも、弦楽器やピアノの音のほうが聴こえやすいとはびっくり ...
人工内耳装用者のお仕事日記 - http://mimi.meijikougaku.com/
http://mimi.meijikougaku.com/?eid=28

人工内耳と今日の電話

2009年12月22日 20時03分46秒 | 人工内耳
今日は、電話が何件かかけたりかかってきた。

いつもは職場では拡声機能付きの電話を補聴器で聞くが、良く聞こえない。人工内耳側で聞いてみたら、補聴器より聞こえる。

先週マップを変えてから補聴器のスイッチを入れないで会話していたりして聞こえるように感じていたので、聞こえるかもと思っていたが予想外にちゃんと聞こえた。まだマップを変えて5日目だ。
ASC、S=7、MAXIMA=10


ラビット 記

地域の難聴者支援モデル 大牟田市の認知症ケアシステム

2009年12月22日 12時57分34秒 | 日記(つぶやき)
地域ぐるみで難聴者を支援する、難聴者の地域支援のモデルは、福岡県大牟田市の認知症サポーターの取り組みからヒントを得ていた。

小学生までも絵本を使ったり特別な授業で、認知症の高齢者の理解を図るのはすごい。

以前、NHKで「認知症キャンペーン」を行った時にも取り上げられていたそうだ。


ラビット 記
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わがまち大牟田の「認知症早期発見・支援」ハンドブックが完成
認知症早期発見・支援ハンドブックの配布について
 大牟田市は、高齢化率27パーセント(平成17年4月現在)の超高齢社会を迎えています。平成12年4月にスタートした介護保険制度によって介護を必要とする高齢者等へのサービス提供基盤が拡充されたとはいえ、認知症ケアのあり方については確立されておらず、それが認知症の人の人権や生活の質(QOL)に大きな障害をきたしています。
http://www.city.omuta.lg.jp/kurashi/koureihoken/soudanshien/soudanshien007.html
ハンドブックはこちら
     ↓
http://www.city.omuta.lg.jp/kurashi/koureihoken/soudanshien/files/kaig_1633.pdf

シリーズ 地域で考える認知症 第2回 子どもから意識が変わる
~福岡県大牟田市のとりくみから~2005年9月7日(水)
町永アナ、荒木さん 子どもたちに「認知症」をどう理解してもらうか。
荒木: わが家で母が認知症になった時、息子はまだ小さかったので、「おばあちゃんの顔が変わっちゃって、怖い」と、その理解に苦しんでいました。子どもにとっては、「痛み」がないと病気ではないのです。ですから、「おばあちゃんは、中に『痛い痛い』がいっぱいあるのよ。だから、病気なのよ」と教えていました。
 シリーズ「地域で考える認知症」。2回目のきょうは、福岡県大牟田市で行われているユニークな取り組みをご紹介します。
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/arch/wed/50907.html

2006年11月25日
認知症の取組・大牟田
10月31日と11月1日(全体は2日)までの日程で、佐賀県鳥栖市と福岡県大牟田市に教育民生常任委員会で行政視察を行ないました。鳥栖市での視察はともかくとして、大牟田市で認知症に対する取り組みを学んできました。
http://yasukane.seesaa.net/article/28242132.html

人工内耳の「うるさい」と聞き続けることの必要さ。

2009年12月22日 11時55分35秒 | 人工内耳
56歳の誕生日の直前に人工内耳の手術をして、装用を12月3日から始めた。

今、装用し始めてから2年間。最初の頃はキーキージジーッとうるさいばかりだったが、1年を経過する頃から、補聴器と人工内耳の聞こえが合わさってきた。それまでは、エコーがかかったように聞こえていたが言葉がエコーがなくなり、ふくらみが出てきた。

今は、日々聞こえが増進しているので、同じ環境でもスマートサウンドの切り替え、感度の調整が必要だ。
この部屋の会議ではアドロADRO、居酒屋ではビームbeemとか決めておいても、しばらくすると合わなくなってくる。

今、考えるとちょっと問題ではないかと思うことがある。それは「うるさい」という言葉だ。
難聴者が「うるさい」と言った時と通院している病院の言語聴覚士や医師ではなく、一般にはその「うるさい」がイメージできるのだろうか。
閾値が狭い難聴者の「うるさい」と健聴者の「うるさい」は感覚が同じなんだろうか。難聴者がうるさいといった時、耳に(聴神経に)インプットされる音の大きさが大きすぎてうるさいと言う場合と、聞くのに邪魔でうるさいという場合がある。
健聴者は、いろいろな音が聞こえていても目的の音だけを聞くようになっているが、難聴者はそれが難しい。
たとえば、キーボードのキーを打つとカチャカチャ音がする。
これは、会話している難聴者にとっては耳障りなので「うるさい」と感じる。
人工内耳で感度を上げれば余計聞こえるし、後方の人の話し声も聞こえる。

この「うるさい」の意味が言語聴覚士にきちんと伝わっていないとマッピングのないように齟齬が生じないか。

また装用者側も一定のうるささを聞いて、慣れていかないと言葉や音の判別が出来ないということも理解しないといけない。最初の頃はいろいろな音が聞こえて、わずらわしいが、これを声だけが浮かび上がって聞こえるまで聞き続けないと
言葉が聞こえると言うところまで行かないことも理解していないといけない。

今まで聞こえなかった、ポタッポタッと水滴の落ちる音、ジャーと水の流れる音、紙やプラスチックの袋のクシャクシャ言う音、クチャクチャと食べ物と口で噛む音などは人の言葉の周波数帯にも含まれる音なので、これが聞こえるようになったということは、そのうち言葉もオンの日とまとまり、つながりを認識することが出来るようになるということだ。

「うるさい」と言わないで、「いろいろな音が聞こえる」とか表現を工夫しよう。


ラビット 記