難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

デジタル補聴器と職場のビジネスホン

2006年02月20日 22時43分16秒 | 機器について
060220_1708~001.jpg060220_1715~001.jpg勤務先の電話システムがリース切れで、新しくなる
IP電話にも対応する電話器になるのだが、この新しい機種はコイルがないタイプなので補聴器の磁気回路は使えなくなる

今使っているデジタル補聴器はコイルがないので、拡声機能の付いた受話器をさらにテレアンプで増幅させて、それを直接補聴器のマイクに当てて何とか聞いている

電話会社の担当者は6年前に今の電話システムに換えた時と同じ人だったが、私のためにその前の電話器から拡声機能の付いた受話器を外して本来は付かない受話器を接続してくれた人だ

今回も私の聞えを心配して、その機種を持って来て試聴させてくれた
PHSからの電話を受けてみたが、電話器に付いているボリュウムを最大にしてやっと聞こえる程度だった

大丈夫と言わない私を見て、この上位機種なら約五倍大きくなるという
また試聴を依頼した

ラビット 記







中途失聴者と難聴者

2006年02月20日 08時48分29秒 | PHSから
060219_2005~001.jpg最近、中途失聴者と難聴者の聴覚障害の認識に違いがあることを連れあいから聞いた。
中途失聴者は、前に聞こえていたように戻りたいという意識がずっとある。中途失聴・難聴者を対象にしたコミュニケーション指導者養成講座で、聞こえないことを周りにどう説明するか話し合っていて、強く感じたと言う。

幼児からの難聴者は、時々「音」があることに気が付かされる、手を引いている子供からお金を持っているでしょうと言われて、ポケットの小銭が音を立てていることに気が付いたのだ。

難聴者なら、似た経験はたくさんある。
別の幼児からの難聴者から人工内耳を付けてみていろいろな音が聞こえるのが楽しいと話していたのを思い出した
人工内耳でかなり聴覚を取り戻した方から、やはり社会はいかに音・音声で成り立っているかということを再認識した、しかし難聴者はそのことを知らないでいるのを思うと暗たんとなると聞いていた。

暗たんとなる必要はないが、社会はこうした難聴者に配慮が必要だ。

ラビット 記