平成28年2月7日、東住吉会館で(源氏物語の魅力)という講演があったので聞きにいってきました。
講師は大阪樟蔭女子大学名誉教授の、北村英子先生です。
国宝源氏物語の複製画の説明をして下さいました。
国宝の絵巻は、色があせているのですが現代のエックス線技術により復元されています。物語も良いですが絵も見事です。
紫式部の源氏物語そして絵巻、平安時代の宮中の雅やかさ、日本の四季、世界的に有名なことが分かります。
源氏物語は前に読んで、その意味の深さが分からなかったのですが、今またじっくりと絵巻と友に読んでみたいと思います。
近くにあった「あはれ」から「もののあはれ」へ
竹西寛子氏の本をタイトルに引かれ借りてきました。
それには、「源氏物語」は「もののあはれ」の
物語といっていい。とありました。
この本は、源氏物語についてだけを書いたものではなく、
古典ものについて著者の解釈、思いをつづったエッセイです。
「過ぎにし もののあはれ 取り戻しつつ」
という歌などを紹介されています。
私は、特に古典ものに接した時間が短いのと、
理解する歌心が乏しいのか、解説文でしか理解できません。
それでも何か「過ぎにし もののあはれ 取り戻しつつ」
という歌は今の自分の思いでもあるような
もののあはれさをを感じます。
先に述べました「壬申の紀を読む」は、
西郷信綱著作集 第3巻の中に収録されていました。
一冊の書物から次々の繋がっていく、
読書の広がりと楽しみは70歳を超えたものにとって、
限りない楽しみを提供してくれますね。
この物語に書かれている短歌がいいです。
日本の四季、蛍、藤袴、梅が枝、若菜、紅梅、早蕨、蜻蛉、を読んでいる、源氏かるたもいいです。
紫式部の偉大さに感心しています。
原文を読んでみたいものです。
吉野方と近江朝との乱、戦いを言う。
もし、近江朝方が勝っていたとしたならば、
古事記や万葉集も日の目を見ることが、
出来なかったと言われる。
歴史の伝承というものは、いつの時代でも
勝った側の意向が強く反映されるものだから。
学生時代から歴史嫌いであったのは、
年代と名前の暗記が重点で、その時代の
有りようを学ぶことが出来なかったからだろう。
そんな歴史と文学音痴が古典に初めて接するのであるから、
難渋する時間であったが、食わず嫌いで、
人生を終えたくなかったと言えば、
大げさな言い分であるけれども、
良い機会を得られたことに感謝しています。
反するような書き込み等いたしまして、大変
失礼いたしました。
コメントの投稿欄も設定できました。これからは、
余計な書き込みを控えるように心したいと
思っています。