大好き!藁科川

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穴にもぐったのは誰だ?

2010年08月03日 | 自然&生き物
少し前のことです。
藁科川の上流、以前小学校もあった楢尾という集落に行ってみようと、くねくねの山道を車で上っていた時、集落の一歩手間で目の前をさっと横切った生き物が・・・

“誰だ!”

ということで車を止めて、追跡しようと車外にでたところ、どうやらそばの側溝の土管の中にもぐりこんだことが判明。

「タヌキかなぁ?」と思いながら、なんとかその正体を見極めたくて、知恵をしぼり、家族で分担して、一方の土管の口を見守りながら、もう一方で音を立ててみたり、道の上で足踏みしたりすること数十分・・・。

さんざん脅かしておきながら、「やっぱり、そっとしておいてあげた方がいいよね」と、土管にデジカメを差し込んで記念撮影をさせてもらい、謝りながらその場を後にしました。

どうやら正体はタヌキではなく、「アナグマ」だったようです。

日頃は、帰り道に川沿いを走っていると、タヌキとすれ違ったり、川沿いにはニホンシカと思われる足跡が点々としていたり、ヒミズの亡骸がアスファルトの道に横たわっていたりと、やはり生き物の気配が濃い山里。

「この前おうちの中にサルがいた」という娘の友だちの話しも耳にし、地元の方々のケモノ話しは事欠きません。

先日、娘たち児童が学校の活動で植えた野菜がケモノにやられてしまい、泣いて帰ってきました。どうやらそれはハクビシンの仕業だったようです。生き物がたくさんいることが、単純に私たち人間の暮らしにとってはイコール良いことではない、という山の暮らしの現状を垣間見ることができ、私たち山村暮らしビギナーにとっては貴重な体験になりました。

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