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神楽の小道具

2012年03月06日 | 歴史&文化
神楽の舞手は、両手に小道具を持っています。何も知らないものですから、この道具の名前を調べてみました。

舞手が手に持って使う道具のことを総称して、「採り物」と言うそうです。採り物には「依り代(よりしろ)」=“神が宿るもの”という意味があるそうで、神が降りてくるための目印なんですね。

右手に持っている鈴の名は「神楽鈴」。働きとしては、神社の正面にぶら下げられている大きな鈴と同じで、その清々しい音色で、参拝者を敬虔な気持ちにすることと、参拝者を祓い清め、神霊の発動を願うものと考えられているそうです。

今は、鈴の音で神の私たちへの気持ちを慰める意味が強くなったと言いますが、もともとは、神楽を舞うことで神がかりした舞手を通じて、神の意志を伝える道具として必要とされたものだったということです。

また左手に持っている棒の先に紙をつけた採り物は、「幣(へい/みてぐし)」または丁寧に言って「御幣(ごへい)」というものだそうです。地元の方がなんと呼んでいたかは忘れてしまいましたが、神が依りつくためのアンテナ、あるいは神そのものの意味があるそうです。幣は、ギザギザに切り込んだ紙を垂らし注連縄や棟飾りとしてもぶらさがっているのを見ますが、あれは雷をデザインしたものなのでしょうか、何かが強い力でふり降りてくる感じがしますもんね。




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