1984年デビュー、今となっては数少ないLAメタル・バンドの生き残りでもあるストライパーの13thです。(カバー・アルバムやデビューEPに曲を追加して再発などもありますので13thで良いのか分かりません)
正直なところ、再結成してからはそれほど興味を持てなかったので随分と久しぶりに聞いたのですが、デビュー当時と変わらない、張りと透明感のあるハイトーンを歌い上げるマイケル・スウィートの歌声にちょっと驚きました。そして本格派HMを基本とした楽曲に分厚いコーラス・ワークとサウンドもデビュー当時から変わらないと思いました。
楽器まで黄色と黒色で統一された衣装、ステージから聖書を投げ入れるなど見た目や演出などもあり話題にもなりましたし、ヒット曲もありましたのでLAメタルの中でも成功したバンドでしたが、正直なところ当時は妙に強調されたコーラス・ワークが耳障りでしたし、楽曲もそれほど好きになれず興味を持てないバンドでした。でも、マイケル・スウィートの歌声は良いと思いましたし、テクニックもあり、しっかりとした演奏をできるバンドでしたので、やっぱり持っているものがあるバンドが生き残れるのだなと思います。
そう言えば、一時期は普通の衣装になり、聖書からも離れていた時期もありましたが、今回のアルバム・タイトルとアートワークはハルマゲドンの戦いについてとのことですのでコンセプトは戻っている様ですね。