METAL KID'S "BLOG"

HEAVY METAL? HARD ROCK? PUNK ROCK?
Produced by はたぼー

Lana Lane / Neptune Blue (2022)

2022-01-31 10:37:26 | Album Review

約10年ぶりに発表されたLana Laneの10thです。

女性ボーカルが奏でるシンフォニック・ロックと呼ばれるジャンルを確立させた人でデビュー当時は日本でもかなりの人気でしたし、私も1st、2nd辺りは結構聞いた記憶もありますが10年ぶりのアルバム発表と言うことで久しぶりに聞いてみました。

聞いた感想は驚いたと言いますか、凄く良くて大満足のアルバムでした。最初の1~2曲はいつものパターンかぁ~程度だったのですが、3曲目辺りからラナの歌声に引き込まれてしまい、5曲目でノックアウトされました。更に7曲目でも再びノックアウトされると言うここ最近聞いたアルバムの中でもかなり上位にくる内容でした。

ラナの歌声に衰えもなく、相変わらずの美しさと力強さ、更には表現力も抜群ですし、旦那のキーボードも歌声を邪魔しない程度で抜群の表現をしており感動しました。

10年と言うブランクを感じさせないサウンド、シンフォニック・ロックと言うジャンルに収めてしまうのが手っ取り早いのかもしれませんが、ロックでもあり、ポップスでもあり、プログレでもあると言う聞きごたえのあるアルバムだと思います。

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Warkings / Revolution (2021)

2022-01-29 10:00:20 | Album Review

4人の戦士が集まった謎のパワー・メタル・バンドこと、Warkingsの3rdです。

北欧神話の主神オーディンにより、戦いやヒロイズムに関する真の物語を全ての人々に伝える使命を受け地上に送られた4つの戦争の英雄たちという随分と強引な設定ですが、純粋なパワーメタルで実に良い感じのサウンドを聞かせてくれています。

バンド名、メンバー名などからも想像できる様にヴァイキング・メタルと言われる要素も十分に含まれていますし、曲の展開は正統派メタルの要素もありますのでヨーロッパ系の雰囲気十分なところも良いです。そして何より歌えるボーカリストがいるのが一番の魅力だと思います。やっぱりこの系統のサウンドには音量十分のボーカルが不可欠と感じさせてくれます。

色々なジャンルがありますが、やはりこの辺りのサウンドがメタルという感じがして良いなぁ~と感じます。

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Adam Ant / Goody Two Shoes

2022-01-27 13:00:54 | メタルじゃないけど。

アダム&ジ・アンツ解散後のソロ・デビュー・シングルです。

Adam Ant - Goody Two Shoes

初めてMVを見た時はチャラチャラしていてイラッとするぐらいに毛嫌いした曲でしたが、出だしのドラム音、ロカビリー調のリズムが癖になり結局好きになってしまった曲です。

このパターンは大好きなHM、ハードロックのジャンルではあまりないのですが、ポップス系には良くあることで、特に年齢を重ねてくると昔聞いた曲を思い出して結構良い曲だったなぁ~と再確認することが多いです。

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個人的名盤 No.51

2022-01-25 11:13:30 | 個人的名盤

個人的名盤No.51はMotley Crueが1983年に発表したGirls, Girls, Girlsです。

ドラッグやアルコール依存が深刻な状況で作成されたと言われるアルバムですが、名曲が収録されているものの3rdのTheatre Of Painが今一つの内容、更にステージ衣装などがグラマラスなものになるなど、ちょっと方向性に疑問があった中、レザーを基調にしたワイルドな衣装、アルバム・タイトルなど一気に求めているモトリー像に戻り、聞く前から期待大のアルバムでした。

サウンドは見た目通り、ワイルドなハードロックでどの曲もカッコ良く、一発で大のお気に入りアルバムとなりました。

そしてステージではバック・コーラスに女性デュオのナスティ・ハビッツを同行、回転ドラムセットなどLiveでも魅了させてくれました。

モトリーではこのアルバムが一番好きですが、このアルバムに伴うツアーも今まで見たLiveの中で5本指に入る内容でした。本当に好きなバンドですね。

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個人的名盤 No.50

2022-01-23 10:29:45 | 個人的名盤

個人的名盤No.50はMotley Crueが1983年に発表したShout At The Devilです。

RattのOut Of The Cellarと並んでLAメタル流行のきっかけとなったアルバムですが、とにかくLooks That KillのMVのカッコ良さにノックアウトされました。今見るとちょっと恥ずかしくなる様な感じの演出もありますが、ニッキー・シックスの雰囲気と動き、トミー・リー のスティック回しと音だけでなく、動きで魅了されるものでした。

また、キラキラとしてスマートなRattと比べてダーティーでいかにも悪そうな雰囲気も魅力でしたが、アルバムに収録されている曲もそれぞれが魅力的ですし、色々なタイプの曲が収録されておりアルバム全体のバラエティさも凄く良いと思います。更に個人的にはToo Young To Fall In Loveと言うキラーソングが収録されているのも大きなポイントです。

今でも本当にカッコ良いと言う言葉を使いたくなるバンドです。

ちなみに所有しているLPはオリジナルのアルバム・ジャケットの黒字に赤い逆ペンタグラムで、CDのメンバー4人の写真よりも好きです。

(黒バックに黒のアルバム・・・赤字しか見えませんでした。汗)

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Perpetual Etude / Now Is The Time (2021)

2022-01-21 09:58:45 | Album Review

スウェーデン出身5人組の1stです。

アルバム・ジャケットを見ると何となく方向性が見えてきますが、サウンドはネオ・クラシカルと呼ばれるジャンルで問題ないと思います。このジャンルの第一人者であるイングヴェイの影響を強く感じるギターの音色、そしてギター・ソロとキーボードの使い方、悪く言えばコピーですが、このアルバムはそれを受け入れられるだけのレベルにある様に感じます。

80年代の様式美HMを基本としたアグレッシブな曲も良いですし、北欧系のメロディーを持ったキャッチーな曲も良いです。そして、何より力強く、メロディアスなボーカルの歌声が良いです。

個人的には最近あまり聞かなくなってしまった系統のサウンドですが、たまに聞くとやっぱり好きなサウンドで体に染みついているなぁ~と感じますし、このアルバムはそれを感じさせてくれるものでした。

 

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Tribute To Dead Moon (2019)

2022-01-19 11:12:30 | Album Review

これも昨年末に爆走ロックン・ロールを探していた際に見つけたアルバムです。

題名通り、アメリカのガレージ・パンク・バンド、Dead Moonのトリビュートアルバムで参加しているのは主にスウェーデンとアメリカからの19バンドです。

出だしからThe Hellacopters、The Sewergroovesと大好きなバンドで聞いたことのある曲でしたし、The Sonic Beat Explosionなども参加していたので聞く前から面白そうと思っていましたが、これが期待以上の面白さでかなり気に入りました。

1曲目のThe Hellacopters、2曲目のThe Sewergroovesはもちろんですが、その後の3曲目のSator、4曲目のThe Chuck Norris Experimentと知らなかったバンドも凄く良く、更にその後の参加バンドも良い感じが続きました。実際のところ後半、特に女性ボーカル・バンドのMunletやThe Dirty Coal Train辺りからは少々ダレてきてしまいますが、それぐらいは許せる範囲でした。

演奏面や収録状態が悪いバンド、曲もありますが、Dead Moon自体がガレージバンドでうめき声の様な歌声に決して上手いとは言えない演奏、更にはそれほどキラーソングがある訳ではないのに何故かカリスマ的な扱いをされるバンドでしたので、それはそれで良い様にも感じます。

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A Tribute To The Hellacopters SouthAmerica To The Max! (2019)

2022-01-17 15:22:21 | Album Review

昨年末に爆走ロックン・ロールを探していた際に見つけたアルバムです。

題名通り、中南米のバンドによるヘラコプターズのトリビュートアルバムで参加しているのはアルゼンチンから6バンド、ブラジル、チリ、ウルグアイから2バンドの合計12バンドです。

それぞれ好きなようにカバーしているのですが、意外と原曲から大きく外れることはなくカバーしている感じです。とは言ってもマイナーバンドの低予算収録ですのでそれなりのレベルなのですが、下手なのも面白い感じで個人的には楽しめました。特にCyanide Summerと言うスカパンク系のバンドのアレンジは面白かったです。

何度も聞くアルバムではないですが、大好きなヘラコプターズの曲を色々と変化して聞けるのもたまには良いかな?と言う感じです。

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Huey Lewis And The News / I Want A New Drug

2022-01-15 14:37:47 | メタルじゃないけど。

MTV全盛期に良く見たMVです。

Huey Lewis And The News - I Want A New Drug (Official Music Video)

パンク、メタルと激しい曲ばかり聞いていた時代でしたので流行しているサウンドはあまり聞かなかったのですが、このバンドはロックン・ロールが基本となっており結構好きでアルバムも購入していました。

この曲もそうですが、MVに出てくるシーンっていかにもアメリカと言う感じで好きです。

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女性ベーシスト No.22 Sean Yseult

2022-01-13 08:58:10 | 女性アーティスト

女性ベーシスト No.22はStar&DaggerのSean Yseultです。

現在参加しているStar&Daggerのベーシストと紹介しましたが、この人と言えばやはりホワイトゾンビでの活躍の方が有名だと思います。

派手にペインティング(シール?)されたベースをよく見ますが、この人と言えばドラキュラなどの棺桶型をしたこのベースが有名ではないかと思います。

ハードロック系のベーシストですので重めのサウンドですが、個人的には心地良い重さで好きです。

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Fierce Atmospheres / The Speed Of Dreams (2021)

2022-01-11 10:14:50 | Album Review

アメリカのテキサス出身5人組の2ndです。

サウンドはプログレ要素の強いパワーメタルと言う感じですが、これが結構レベルの高い楽曲が揃っていて良いです。

複雑なギターでリフの展開も面白いですし、リズム隊もテクニカルで重厚、更にボーカルの歌声が力強いだけでなく、曲に合わせての強弱の付け方も良い感じです。また、プログレ的な展開も面白いのですが、結果的にはストレートでタイト進んでいく曲はアメリカ的でもあり、ヨーロッパ的でもある感じで独特な感じもします。

画像を見ると結構年季の入ったメンバーですので経験も積んでいるのでしょうね。

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Nitrogods / Rebel Dayz (2019)

2022-01-09 17:20:23 | Album Review

爆走ロックン・ロールを求めて見つけたバンド第12弾、元Primal FearのHenny Wolterが結成したバンドの4thです。

元々知っていたバンドですので探して見つけた訳ではないのですが、久しぶりでしたので改めて聞いてみました。

サウンドは結成以来変わることのない、思い切りMoterhead!の一言です。ベース&ボーカルのClaus "Oimel" Larcherの歌声はレミーを彷彿させると言うより意識して近づいていっている感じですし、1stでは元モーターヘッドのギタリストであるエディ・クラークがゲストとして参加していますので確信犯であり、本人達もそれを楽しんでいる感じです。

モロにMoterheadですが、名のあるバンドで活動してきたメンバーですので、荒らしさの中にも演奏は安定していますし、フックの効いたリフ、スピード感、ノリの良いリズム隊と単なるコピーではなく、レベルの高いものだと思います。

久しぶりに聞きましたが、結構気に入りましたので聞いていない2nd、3rdにも手を出してみようと思います。

これで爆走ロックン・ロールを求めて見つけたバンドシリーズは一旦終了です。常に求めていますが・・・。

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Piston Ready / Scat Pack '68 (2017)

2022-01-07 20:15:37 | Album Review

爆走ロックン・ロールを求めて見つけたバンド第11弾、アメリカ出身5人組の1stです。

年が明けてもまだ爆走系のレビューが続くのかと言う感じですが、ジャケットに大排気量のアメ車、女性ボーカルとなると聞かずにはいられないので手を出してみました。

サウンドは早いテンポの曲にかき鳴らすギターとまさに爆走系ロックン・ロールですが、ガレージ系の荒々しさもあったり、AC/DC系のタテノリの影響も感じるなど複合的な感じです。

そして注目の女性ボーカルですが、これが音程がかなり狭く、ずっと同じ音程で歌い続けます。しかし、これが何となく良い感じでこのアルバムの特徴の様にも感じます。更にこのボーカルがオルタナなどの影響もあるのか、どことなくダークな面をチラチラと出してくるので単なるロックン・ロール系に聞こえない要素になっているかもしれません。

決してレベルの高いアルバムではないですが、個人的には結構気に入りました。

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The Swaggerlies / The Last Of The One And Onlys (2021)

2022-01-05 08:50:18 | Album Review

アメリカはシアトル出身4人組の2ndです。

レトロ系ロックン・ロールを臭わせるアルバム・ジャケットに惹かれて聞いたアルバムですが、サウンドはレトロ系と言うよりはガレージ系でややパンクの要素があるロックです。

これと言って良い曲がある訳ではありませんが、全体的に何となく聞いていられる感じで、良く言えば安心感のあるロックなんだと思います。また、画像を見るとかなり年配のメンバーが写っていてどの時代のサウンドに影響されているのか分かりませんが、時代に影響されることのない定番のロックとも言えると思います。

このアルバム、アメリカと言う雰囲気がないのが特徴かもしれません。恐らくキーボードの使い方がヨーロッパ的なんだと思いますが、アルバムも全体的に乾いた感じではなく、ちょっと湿っぽい感じで仕上がっていて好きです。

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Small Jackets / Just Like This (2021)

2022-01-03 17:11:58 | Album Review

イタリア出身4人組の5thです。

2009年に発表された3rd、Cheap Tequilaで最高のレトロ系ロックン・ロールを聞かせてくれて大好きになったバンドで、2013年に発表された4th以降は情報もなく、解散したと思っていましたが8年ぶりにアルバムが発表されていたので驚きました。

サウンドは4thの延長上にあるレトロ系ロックン・ロールにこのバンドの特徴であるブギーの要素が加わるもので大きな変化もなく、これまた良いサウンドを聞かせてくれました。

ただ、5曲目のファンキーな曲、6曲目のボーカル処理とリズムチェンジは「あれ?」と思わずにはいられないほど違和感を感じました。遊びならば良いのですが9曲中2曲で遊んだとすればちょっとアルバム全体としてのレベルが下がってしまうので少々疑問です。2曲目でこれこれ!と大喜びさせてくれたので尚更その様に感じてしまいます。

このバンド、4thでリード・ボーカルでバンドの結成メンバーだったLu Silverが脱退し、ベースのMark Oakがリード・ボーカルになると言うバンドとしては、かなりリスキーな状態になったにも関わらず、4thでも最高のロックン・ロールを聞かせてくれたと言う、個人的には珍しいバンドでもあります。

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