個人的名盤No.33はBlack Sabbathが1971年に発表したMaster Of Realityです。
私にとってVol.4とSabbath Bloody Sabbathと言う超名盤の存在があるため、このバンドのアルバムの中では若干格下扱いしてしまうところがありますが、Sweet Leaf、Children of the Grave、Into the VoidとLiveでも良く演奏される名曲も収録されていますので、間違いなく名盤と言って良いと思います。
実際のところ、'80年代ではParanoidとVol.4に挟まれているアルバムで若干地味な扱いだったと思いますが、オルタナ、グランジが流行った'90年代にこのアルバムが基本と言う様な感じで再認識されたところもあると思います。
サウンドですが、ギターのチューニングを1音半下げることを始めたアルバムでもありますので、ドロドロとした重厚なリフ、金属的なソロなどトニー・アイオミの代名詞とも言えるギターサウンドが聞けると思います。また、楽曲もこれぞメタルと言う感じリフ、ポップなイントロ、アコースチックなど色々な要素があり、結構バラエティにとんでいると思います。
そして個人的にこのアルバムで好きなのは、一見安物のドラムキットと思わせる様なドラム音とベース音のマッチングです。どのバンドにもマネのできない何とも言えない良い感じだと思います。