現在、最強ロック・バンドとも言われるレッチリこと、Red Hot Chili Peppersの13thです。
コロナの影響もあり、6年ぶりに発表された前作「Unlimited Love」から1年も間を置かずに発表されたことにまずは驚かされましたが、今回も曲数が多く17曲も収録されていることにも驚かされました。
アルバムを聞いて感じたのは「レッチリらしいサウンド」です。テクニカルなベース、シンプルで薄い音ながらも曲に味を付けるギター、目立ちすぎずも存在感のあるドラム、哀愁がある歌声と演奏面はいつも通り、更にベースが主体、ギターのカッティング、ファンク、バラード系歌メロと楽曲面でもいつも通りのレッチリを聞かせてくれていると思います。更に更にキーボードの使い方も絶妙で良い感じです。
そして、前作はジョン・フルシアンテが復帰したこともあり意気込んでいる感じがしたのですが、今回のアルバムは凄くリラックスして作られている様に感じます。前作に比べてポップでファンキーな曲が多くなったことも要因だと思いますが、ラフなところもありますし、ちょっとおふざけ感があると思います。このおふざけ感ってレッチリの大事な要素だと思うのですよね。
似た感じの曲が続くこともありますし、曲数が多いので中だるみも出てきますが、BGMとして流していると凄く心地良いアルバムと言う感じですね。