METAL KID'S "BLOG"

HEAVY METAL? HARD ROCK? PUNK ROCK?
Produced by はたぼー

Red Hot Chili Peppers / Return Of The Dream Canteen (2022)

2023-01-29 11:39:23 | Album Review

現在、最強ロック・バンドとも言われるレッチリこと、Red Hot Chili Peppersの13thです。

コロナの影響もあり、6年ぶりに発表された前作「Unlimited Love」から1年も間を置かずに発表されたことにまずは驚かされましたが、今回も曲数が多く17曲も収録されていることにも驚かされました。

アルバムを聞いて感じたのは「レッチリらしいサウンド」です。テクニカルなベース、シンプルで薄い音ながらも曲に味を付けるギター、目立ちすぎずも存在感のあるドラム、哀愁がある歌声と演奏面はいつも通り、更にベースが主体、ギターのカッティング、ファンク、バラード系歌メロと楽曲面でもいつも通りのレッチリを聞かせてくれていると思います。更に更にキーボードの使い方も絶妙で良い感じです。

そして、前作はジョン・フルシアンテが復帰したこともあり意気込んでいる感じがしたのですが、今回のアルバムは凄くリラックスして作られている様に感じます。前作に比べてポップでファンキーな曲が多くなったことも要因だと思いますが、ラフなところもありますし、ちょっとおふざけ感があると思います。このおふざけ感ってレッチリの大事な要素だと思うのですよね。

似た感じの曲が続くこともありますし、曲数が多いので中だるみも出てきますが、BGMとして流していると凄く心地良いアルバムと言う感じですね。

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Satan / Earth Infernal (2022)

2023-01-27 09:57:32 | Album Review

イギリス出身5人組の6thです。(Pariahも含めると9th)

NWOBHM時代にデビュー、1stのCourt In The Actは個人的に名盤であり当時は入手するのに凄く苦労した記憶もある思いれが深いバンドです。また、バンド名を変えたり、音楽性も変わったりと決して順調なバンドではありませんが2011年の再々結成以降はアルバム発表も安定していますので楽しませてくれます。

ここ数枚のアルバムはNWOBHM時代を思い出させてくれる安定したサウンドでしたが、このアルバムも往年のサウンドを聞かせてくれていると思います。疾走感溢れるリフ、メロディアスな楽曲はNWOBHM時代よりもレベルが上がっていますし、Brian Rossの歌声も良い味を出していると思います。また、今となればスピード・メタルやスラッシュ・メタルに影響を与えたバンドであることが分かる内容だと思います

Brian Rossなんて本当におじいさんの風貌ですし、情報の少ない80年代にたまたま知った人にしか注目されないバンドかもしれませんが好きなバンドです。ただ、アルバムの発表ごとに「あのSatan?」と何故か驚いてしまいます。笑

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Demons / Rock & Roll With The Punches (2022)

2023-01-25 13:00:04 | Album Review

スウェーデン出身3人組の10thです。(Compilationsや7インチ、10インチなども数多く発表しているので恐らく10thぐらいです)

25周年記念として多彩なゲストを迎えて作成されたアルバムですが、内容はいつも通りのハイエナジー・ロックンロールと言って良いと思います。細かく言うと古き良き時代のストレートでシンプルなロックンロールを基本にデトロイト系のパンク、サイケデリックなどの要素を加え、ガレージ系のラフな感じで演奏されているというところでしょうか?

また、曲によっては90年代以降のハードコアなどの重い感じもあるのはただレトロ系のサウンドを奏でているだけではなく現在進行形のバンドであると感じます。

マイナー、アンダーグラウンド、インディー・シーンなどの言葉が合ってしまうバンドで一般的には知られていないと思いますが、この系統が好きな人には結構存在感があるのではないかと思います。有名と無名が混在するマニア向けバンドということだと思いますが、やはり一貫してハイエナジー・ロックンロールを貫き通しているところが良いのだと思います。

多彩なゲストと言っても誰?と言う感じもあります。しかし、その人を調べてそのバンドを聞いてみると言う楽しみもあるのです。笑

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LIVEアルバム No.16

2023-01-23 07:50:32 | LIVEアルバム

LIVEアルバムNo.16はUFOが1979年に発表したStrangers In The Nightです。

1978年に行われたUSツアーの模様を収めたLive盤でフィル・モグ、アンディ・パーカー、ピート・ウェイ、ポール・レイモンドにマイケル・シェンカーと黄金期のメンバー、更にUFOとしては一番輝いていた時期のLiveですので演奏的にも選曲的にも最高の内容だと思います。

このLive盤、曲も良いのですが、やはり聞き所はマイケル・シェンカーのギターだと思います。この時期はアルコール、ドラッグなどでボロボロだったと言われていますが演奏は最高レベルだと思います。(思いますと言いますか、後に神と呼ばれる泣きのギターですので思わなくてはいけないとも言えますね)

個人的にUFO自体はディープ・パープルやレッド・ツェッペリンなどと同じ扱いで'70年代のバンドです。更に曲が良いのは分かっていながらも'80年代の私にはフィルのボーカルがソフトすぎてあまり好んでは聞いていませんでした。しかし年を重ねるごとにこのソフトな歌声が凄く良く聞こえてくる様になったので不思議なものです。

大好きなマイケル・シェンカーを語る上では必ず聞いておかなくてはいけないアルバムと思っています。

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Choking Revenge / In Your Face (2015)

2023-01-21 09:47:51 | Album Review

オーストリア出身5人組の1stです。

たまたま見つけたアルバムですが、何だか妙に気に入ってしまいました。

2010年にミニ・アルバムを発表している、カテゴリーではストリート・パンクとなっている程度の情報しか得られませんでしたが、聞こえてくるサウンドはパンクというよりガレージ系のロックン・ロールです。古き良き時代のシンプルなロックン・ロールをメタル的な音色で演奏、そこにパンキッシュなボーカルが加わる感じですが、スピード感があり演奏がどうこうとか言わせない雰囲気でどんどんと進んでいくところが良いです。また、ラフさ、荒々しさを前面に出しているけど、メロディーもしっかりと奏でたいと言うところを感じさせるのも良いです。

ボーカルは音域が一定で決して上手い方ではないと思いますが、個人的には好きな歌声ですし、ギターが目立ってくる感じがして良いと思います。コーラスが甘いなど欠点もありますし、もう少しアレンジした方が良いと思うところもありますが、この系統のバンドにそれを言うのは野暮ですね。

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Balls Gone Wild / Stay Wild (2022)

2023-01-19 09:37:23 | Album Review

ドイツ出身3人組の2ndです。

聞いた瞬間にモーターヘッドとAC/DCを思い出してしまうサウンドです。パンキッシュでノリが良い割にはベース、ギター共にヘヴィな音で重さもある感じですし、何といっても野太い歌声のボーカルが良いです。また、曲は難しいことは行わず実にシンプル、でも音質と演奏で厚みがあり聞いていて不足を感じることはありませんし、逆に曲の構成がシンプルだからこそこのバンドの魅力が出てくる感じがします。更にコーラスにも力を入れており、モーターヘッドとAC/DCのものまねをしているだけでないところを見せてくれるところも良いです。

もっと言うと、画像で見る限り、メンバーはむさ苦しいおっさん。しかしこの風貌がこのサウンドに合っており、魅力の一つになっている感じがします。

愛すべきB級バンドかもしれませんが、凄く気に入りました。

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Rokets / Break Free (2022)

2023-01-17 09:19:21 | Album Review

フィンランド出身5人組の2ndです。

サウンドは4thの頃のヘラコプターズと言う感じですが、ガレージ・ロックの要素もあり、中々楽しませてくれました。

好き嫌いは出るかもしれませんが、ボーカルの歌声、特に語尾がスゥ~ッと上がるところに妙な特徴があり、曲のアクセントになっているところが良いです。そして意識して役割分担を行っているのかは分かりませんが、ザクザクと刻むフリとレトロ感ある音色でメロディーを奏でるギターが良いです。更にドラムとベースが土台をしっかりと担当しており、前面に出ることなく役割に徹しているのも良いです。

北欧系によくあるバンドかもしれませんし、飛びぬけたところはないかもしれませんが、安定した演奏、統一性のある楽曲には魅力がありますし、凄く気に入りました。

ちなみに一瞬、Rocketsの新作?と思ってしまいましたが、スペルが違ってRoketsでした。

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The Gasolines / Death Or Eternal Glory (2022)

2023-01-15 08:15:29 | Album Review

ノルウェー出身4人組の2ndです。

バンド名、ジャケット・デザイン、バンドメンバーの苗字が全てGasolineとなっている、そしてむさ苦しい風貌のメンバーとどれを取っても聞く前からワクワクさせてくれるアルバムでしたが、聞こえてきたサウンドもガレージ系ロックン・ロールで中々ワクワクとさせてくれました。

ガレージ系としましたが、実際にはロックン・ロールを基本にガレージ系のラフさ、パンク的な荒々しさ、ヘヴィメタ系の重さなどが加わった感じです。更にスピードもありますし、ギターも弾きまくっているので曲によってはスピード・メタルと言っても良いものもあります。

例えるならワイルドハーツの曲をモーターヘッドが演奏していると言う感じかもしれませんが、何となく好きなことを好きな様に演奏している、またはメンバーが楽しんで演奏している様に感じてしまいすごく好感が持てました。

結局、この系統のサウンドが好きなんですよね。

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個人的名盤 No.73

2023-01-13 08:23:48 | 個人的名盤

個人的名盤No.73はQuiet Riotが1999年に発表したAlive And Wellです。

個人的名盤No.72で紹介したTerrified以降、1995年にDown To The Boneを発表するものの再び人気が戻ってくることもなく、活動が停滞する中、ツアー途中からルディ・サーゾが復帰、そのまま3rd、4thの黄金期メンバーで作成された9thです。

黄金期メンバーで作成されたことが影響したのかは分かりませんが、軽快でノリの良いハード・ロックが復活、これぞLAメタルと言う感じで良いです。そして、新曲8曲、カバー1曲、再収録6曲と少々変則と言いますか、新曲が足りない部分を無理やりに補っている感じの内容ですが、この補っている部分のカバー曲と再収録された曲が凄く良いです。

カバー曲であるAC/DCのHighway To HellはKevin Dubrowの声にピッタリでスレイドのカバーよりも合っていますし、本家同様に楽しんで聞けます、また、再収録された6曲が凄く良いです。オリジナルよりも少し落ち着いた感じでモダン、更に何となくシンプルになった感じで実に聞きやすく個人的にはオリジナルよりも好きなぐらいです。

この再収録で「あれ?こんな良い曲あったかな?」と思わされたのが「The Wild And The Young」です。この曲、1986年に発表された「QR3」に収録されていた曲なんですよね。

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個人的名盤 No.72

2023-01-11 09:22:56 | 個人的名盤

個人的名盤No.72はQuiet Riotが1993年に発表したTerrifiedです。

3rdの大成功、4thで様々な問題が浮上、5thで人気の陰りが決定的、元ラフ・カットのポール・ショーティノを加えた6thは失敗作と言っても良いぐらいの内容で活動停止となっていたQuiet Riotが再結成して作成された7thです。

ノリが良く、軽快なサウンドがLAメタルの特徴でこのバンドはそれを象徴する様な存在でしたが、重くミドルテンポでアルバムがスタート、続く2曲目もミドルテンポ、3曲目は多少のポップさはあるもののアコースティック、4曲目以降もミドルテンポでほぼ占められていると決してノリが良いアルバムではありませんが、そのミドルテンポが最大の魅力と感じているアルバムです。

特に4曲目からの中盤は私の大好きなKevin Dubrowの歌声が最大限に生かされていると思いますし、ミドルテンポでもグイグイとのせられてしまうところが凄く良いです。

ジャケットをみればこのバンドのアルバムであることは一目瞭然ですが、一般的にはそれほど知られていないアルバムかもしれません。そう言う意味ではまさしく個人的名盤となってしまうかと思いますが、本当に好きなアルバムです。

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個人的名盤 No.71

2023-01-09 07:24:14 | 個人的名盤

個人的名盤No.71はQuiet Riotが1983年に発表したMetal Healthです。

ヘヴィメタルと呼ばれるジャンルで初の全米1位を獲得したアルバムでLAメタルブームを代表するアルバムですが、クレジットにも「このアルバムはランディ・ローズの思い出に捧げられた」と記載されていた通り、亡くなったばかりのランディ・ローズが在籍していたバンドということも注目された要因だったと思います。また、1st、2ndは日本のみで発売されたことなども注目点だったと思います。

個人的には初めて聞いた時からかなり気に入ってしまい、モトリー・クルー、ラットと共に当時は何度も繰り返し聞いたアルバムです。そして、スレイドのカバーであるCum On Feel The Noizeはもちろん好きですが、ランディ・ローズに捧げられたThunderbirdなど他にも良い曲が収録されていると思います。

最終的にはKevin Dubrowのビックマウス、続く4thでもカバー曲で勝負したことで楽曲自体を悪評された、更にはバンド創立者であるKevin Dubrowが解任されるなど悪い方向にしか進まなかったバンドでしたが、個人的にはKevin Dubrowの歌声が凄く好きで聞き続けたバンドです。

NWOBHMでメタルの世界に引きずり込まれた私ですが、KISSで洋楽に目覚めた経緯を持っていましたのでLAメタルの軽快なサウンドは肌に合っており、当時はこのアルバムをきっかけにどんどんとLAメタルと呼ばれるバンドを聞きまくっていた記憶があります。

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女性ベーシスト No.28 Victoria De Angelis

2023-01-07 09:26:06 | 女性アーティスト

女性ベーシスト No.28はManeskinのVictoria De Angelisです。

ルックスも良いですし、動きを含めてキュートな人でこのバンドの人気の一因なのは間違いないと思います。

使用しているベースはDanelectro Longhornですが、ショートスケールでボディーの形も女性に合っていると思います。触ったことがありませんので実際の音は分かりませんが、このバンドでは少々軽めながらもベースらしい音の様に聞こえます。また、かなり軽そうに見えますし、ハイフレットは弾きやすいのではないかと思います。

このバンドの音楽性はあまり好みではありませんが、ビーチクを含めてどうしても気になってしまいますね。

ただのエロおやじですね・・・。

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The Black Halos / How The Darkness Doubled (2022)

2023-01-05 10:06:40 | Album Review

カナダ出身5人組の6thです。(コンピレーション盤などもありますので7thかもしれません)

バンド名が変わったり、メンバーの入れ替えもかなりありますが、サウンドは一貫して70年代を思い出させてくれるパンク・ロック、そして土台にはロックン・ロールがあると言う感じのバンドですが、このアルバムもそのサウンドが健在です。

コーラスの使い方、ギターやベースの音質、キャッチーなメロディー、ポップ感はNYドールズやデッド・ボーイズを思い出しますし、もっと簡単に言うとハノイ・ロックスのサウンドを継承していると言う感じです。

これまでのアルバムでガツンときたものはありませんし、何度も聞き返すこともない、更には大好きなバンドでもないのですが、何故か気になるバンドで憎めないサウンドなんです。

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Rising Steel / Beyond The Gates Of Hell (2022)

2023-01-03 11:14:40 | Album Review

フランス出身5人組の3rdです。

昔懐かしのNWOBHMを感じさせるバンド、俗に言うNWOTHMに属するサウンドはあまり手を出していないのですが、何となく最後まで聞いてしまったアルバムです。

サウンドはJudas Priest、Iron Maidenなどの影響を強く感じる正統派メタル、そしてかなりゴリゴリ押してくる辺りはパワー・メタルの要素も強いと言う感じです。

演奏は安定しているものの特に特徴もないと言う感じですが、ハイトーンで音量たっぷりの歌声はかなり良い感じです。そして楽曲のレベルもそこそこ高く、最後まで飽きさせない感じです。

正直なところ、この可もなく不可もないと言う感じなのが私のNWOTHMに対する見方なんです。だから期待感を持てず、あまり手を出さないと言う感じです。

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年始行事

2023-01-01 08:23:08 | Weblog

明けましておめでとうございます。
新年1曲目はKISSから選曲するマイルール、「KISSから始める」を行いました。
中学の頃から続けている年始行事ですが、今年はこの曲にしました。

Kiss - Goin' Blind

何年も続けている行事ですが、選ばれている曲は4~5曲で毎年同じなんですけどね。

今年も良い年になりますように!

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