METAL KID'S "BLOG"

HEAVY METAL? HARD ROCK? PUNK ROCK?
Produced by はたぼー

Lordi / Deadache (2008)

2008-11-29 22:15:54 | Album Review
北欧フィンランドの国民的ヒーロー"Lordi"の4thです。
3rdで一躍人気者となりオズフェスト出演、来日などなど大活躍した後のアルバムなので気負いもあるかと思いましたが、前作の延長上にあるキャッチーで分かりやすいメロディー満載のハード・ロックに仕上がっていると思います。また、'90年代の様々なジャンルの影響を受けず、純粋な'70~'80年代ハード・ロックにホラーチックな要素を加えているサウンドはこのバンドの代名詞であり、この時代だからこそ新鮮ですし、受け入れられているのだと思います。

実際、シンプルで分かりやすいメロディー、印象的なサビのコーラス、キャッチーなリフなど、楽曲的に3rdより確実に成長していると思います。特にキーボードの使い方が非常に効果的になり、サウンドの幅を広げたと思います。

ただ、このバンドの特徴でもあるMr.ローディーの声質が気になりだしています。濁声の宿命的欠点なんでしょうけど、どうしても音域が一定になりがちですし、表現力も狭くなりますので、せっかくの楽曲を殺し出している感じもします。

まぁ、母国では国民的ヒーローでも我が国ではモンスターコスチュームをまとった色物的存在なのは事実ですし、限界はあるでしょうね。実際、私も良いアルバムだと思いましたが少々飽きてきてしまっています。( ̄□ ̄;)!!
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Guns N' Roses / Chinese Democracy (2008)

2008-11-27 22:03:28 | Album Review
これまで何度も制作状況の噂や発売情報が流れましたが、ついに17年ぶりに発表された新生GUNSのアルバムです。既にリークされた音源が多く、LIVEでも演奏しているのですが、私はあえて聴かない様にしていましたので凄く新鮮な感じで聴くことが出来ました。

で、感想ですが第一印象は"壮大なロックしているなぁ~"と言う感じでした。もうさすがにAppetite For Destructionの音を求めることはなかったので、ただ全く衰えていないアクセルの七色と言われた歌声と、スラッシュ、イジーでは聴かれなかったソリッドなギターを普通に受け入れてしまいました。また、Use Your Illusionで既に様々な楽曲を取り込み、バラード系にかなり力を入れていましたので"何でも来い!"の体制は出来ていたのですよね。

実際のところ、バラード系のスローな曲ばかりで退屈な感じもしますし、これがハード・ロックなのか?とも言いたくなるところはありますが、それを吹き飛ばすぐらいにスケールの大きい楽曲で完成度が非常に高いと思います。また、曲によってはギターが5人、ピアノを含むキーボードが3人、更にはサブ・ベースなんてのも参加してかなりの音を重ねてありますが、これが絶妙なバランスでそれぞれの音が随所で効果的に生かされている感じでした。さすが、1曲1億以上と言われているだけの作業をしていると思います。

何だかんだで叩かれるところもあると思いますが、アクセルが歌えばGuns N' Roses、そして17年もアルバムを出さないでも話題になれるぐらいカリスマ性があるんでしょうね。
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本当に出た

2008-11-25 21:20:21 | Weblog

Guns N' RosesのChinese Democracyが本当に出ちゃいましたね。
発売のアナウンスで半信半疑のままHMVに注文、心の奥深くでは「どうせ発売日近くなったらキャンセルのメールくるんだろうなぁ~」と思いつつ、実際に届くと驚きの方が大きい感じです。

さてさて、17年ぶり1曲1億円とも言われているのを聴いてみますか!

詳しいレビューは後ほど・・・。

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Shinedown / Leave a Whisper (2004)

2008-11-24 11:05:22 | Album Review
2008/11/09のAlbum Reviewで紹介したShinedownの1stです。
日本デビュー盤の3rdがかなり気に入り、1stにも手を出してみましたが、このアルバムもミドルテンポの曲にヘヴィでうねるようなメロディライン、そして力強く哀愁のあるボーカルの歌声と典型的なアメリカン・ヘヴィ・ロックでした。そして意外にメランコリックな一面もあるなぁ~と感じました。

ただ、3rdと比べるとアグレッシブなノリの曲が少なく、全体的に大人しい感じが強いです。その分、歌唱力の高さとメロディーの良さが強調されているのでじっくりと聴かされる感じで良いのですが、3rdに収録されていた"Devour"の様に瞬発力のある曲と交互の方がメリハリがあって良いと思います。

まぁ、過去のアルバムですので通過点ですし、3rdでは曲作りの幅が広がったことを実感出来たので充分満足出来る内容でしたね。って言うかプラチナを獲得している作品ですので悪いとは言いにくいですよね。ついでに2ndにも手を出してみます。(笑)
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疲れてます・・・。

2008-11-21 22:42:43 | Weblog
昨日はNet仲間の飲み会。既に知り合って10年以上ですしお互いの家にお邪魔したりしている仲間ですので気心も知れ、楽しんで来ました。

で、その飲み会の往復の電車が最悪。会社を出発しようと思ったら「**線、**線は**変電所の火災で現在運転を見合わせています」と社内放送が・・・。別路線でと思い普段使用しないバス停に向かうと既に50人近い列。やっと来たバスは既に満員で2人しか乗れない状態。
諦めてタクシーに乗ろうと思っても通勤時間帯の渋滞でタクシーも来ない状態。場所を移動してやっとタクシーを捕まえて遠回りしても良いので渋滞を避けて駅まで行ってもらったところ料金が普段の倍。
かなり悲しい気持ちにもなりましたが、待ち合わせにちょっとだけ遅れただけだったので良しとしました。

しかし、本当に最悪だったのが帰りの電車。止まっていた電車も復旧し順調に動いていると思いきや、動き出した途端ストップするなどのノロノロ運転。しかも乗っていた電車に車両故障発生。途中駅で20分以上待たされたあげく、行き先変更で途中駅で下車、次の電車待ちで更に20分以上。結局乗り換える電車の終電はなくなり途中駅からタクシーで帰ることになりました。

普段の倍の時間がかかり、金額も飲み代よりも交通費の方が高くなってしまいました。まぁ、楽しんだので良しとしておきましょうか?( ̄□ ̄;)!!
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どうでも良いことですが・・・

2008-11-18 21:09:36 | Weblog
前回のアルバム紹介ですが、よく見るとCategoryが"Album Introduction"になっています。通常のアルバムレビューは"Album Review"を使うので区別している訳です。

元々このBlogを立ち上げた時にCategoryで、①購入したアルバムを紹介する"Album Review"、②以前購入したアルバムや思い出のアルバムやなんかの紹介する"Album Introduction"、③ダラダラくだらない日記みたないものを書く"Weblog"の3つを作っていたのですが、気が付けば"Album Introduction"はここまで一回も使っていなかった訳ですね。

まぁ、だからどうしたと言う内容ですが、何となく「何故今頃このアルバムが紹介されるの?」なんて思った方が全国に2万人はいると思って書いておきました。・・・本当にどうでも良い話しだぁ~。( ̄□ ̄;)!!
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個人的名盤 No.0

2008-11-16 10:31:09 | 個人的名盤

最初に個人的な名盤の位置づけについて書いておきます。

私にとって名盤とはキラーソングがあることが第一条件です。そしてキラーソングは何曲か?、アルバム全体を飛ばさずに聞けるか?、アーティスト、バンドとしても好きか?などで名盤の中にも何となくランク分けや区別があります。

まぁ、普通の考え方で他の方も同じだと思いますが、敢えて言うならば世間一般で名盤と言われているから名盤とは思わないですし、ジャケットのデザインは関係ないです。

簡単に言えば、1曲でもキラーソングがあれば名盤と言いたくなりますし、大好きなアーティスト、バンドですと内容があまり良くなくても名盤と呼びたくなることがあります。

このBlogでは好きなアーティスト、バンドでキラーソングが2曲以上あるアルバムを「個人的名盤」のカテゴリーとして、書こうと思っています。

その他、キラーソングが1曲だけ、キラーソングはないけど何となく聞いていて心地が良く飛ばさずに聞いていれるアルバムなどは「準名盤&BGM」のカテゴリーで書こうと思います。

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Motley Crue / The Dirt

2008-11-11 22:30:30 | Weblog

つい最近までMotley Crueの自伝"The Dirt"を読んでいました。
この本、初版が発売された2002年に買い損ねてしまい、ずっと中古で探していました。さすがにこの系統の本をブックオフ系で見つけることは出来ませんでしたし、NETオークションだとプレミアが付いてしまい定価3,500円が10,000円前後で取り引きされている状態で諦めていました。と言うより忘れていたのですが・・・。

そして、ニッキーの"The Heroin Diaries"が発売された影響だと思うのですが第二版が発行。今回は逃さずゲットしました。

内容はメンバーの生い立ちから始まり、バンド結成時・・・と時代の流れに沿って最後はトミーが脱退した頃までなんですが、これがホント凄い内容でした。SEX、DRUG、ROCK'N'ROLLなんてロックの代名詞で言われますが、まさしくその通り、クレイジーなものでした。
特にツアー中のメンバーの状態などは実際にそのLIVEを何本か見に行っていましたので、「あんなに格好良かったのにボロボロだったのね」と今更ながら当時を思い出してしまいました。その他、メンバー間の確執や脱退・復帰あたりの記事は興味深いものでした。

考えてみれば、Motley Crueがデビューした時は既にメタル一色になっていましたので、まさに青春時代からのリアルタイムで一緒に育って来た感じもあるのですよね。年は取りたくないものです。(;´Д`)

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Shinedown / The Sound Of Madness (2008)

2008-11-09 10:26:36 | Album Review
アメリカ出身5人組の3rdです。
2003年の1stがプラチナ獲得、2005年の2ndがゴールド獲得と既に実績と地位を築いているバンドですが、本作でやっと日本デビューです。サウンドは現代アメリカン・ハード・ロックで言い換えればオルタナ以降、アメリカで受け入れられている大衆的ハード・ロック。簡単に言えばNICKELBACK路線ですね。

現代アメリカン・ハード・ロックと言えばリフ中心のハードな曲とパワー・バラードの組み合わせが定番。このバンドもその枠にピッタリとはまっていますが、ハードな曲が一連のバンドに比べて特徴的でパンキッシュな要素が強いながらもフックのあるメロディーが凄く良いです。また、パワーバラード系もエモーショナルで男臭く歌い上げるボーカルが心地よく全てにおいて合格点。と言うより個人的に超お気に入りです。
1st、2ndを聴いていないのでこのアルバムで変化したのかは分かりませんが、このアルバムより元Silvertideのギターが参加。次作以降、AEROSMITHを代表とするブルースベースのオーソドックスなアメリカン・ハード・ロックの要素も加わるのでは?と早くも期待してしまいます。

ここ最近、この系統のサウンドにはまってしまっていますが、何故か日本では受け入れられないですね。アメリカでうん百万枚もアルバムを売ってるモンスターバンドのNICKELBACKが来日出来ないぐらいですからね。他にも3 DOORS DOWN、GODSMACK、COLD、THEORY OF A DEADMANなどなど凄く良いバンドが多いので寂しい感じです。
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Tesla / Forever More (2008)

2008-11-08 13:11:22 | Album Review
2000年に再結成してから、LIVE盤やカヴァーアルバムなどのリリースはありましたが、オリジナル・アルバムとしては2004年の"Into The Now"以来になりますので約4年半ぶりになります。
何か久しぶりにTeslaサウンドを聴いた感じですが、相変わらずの泥臭くブルージーなハード・ロックで一安心と言う感じです。

Jeff Keithのハスキーな歌声、キャッチーで覚えやすいメロディー、効果的なコーラスと往年のTeslaサウンドそのものなんで安心感もありますし、楽曲の作りも良いです。しかし、古き良き時代のアメリカン・ハード・ロックと言わざるを得ないのは事実で、やっぱり曲の作り自体が古く感じてしまいます。あと、元々アコースティック系が得意なバンドですがバラード系とミドルテンポの楽曲が多いのは気になるところです。

個人的には大好きなバンドですし、期待通りの内容でしたので満足しているのですが、自身のレーベルからのリリースとバンドとしても過去のバンドになってしまっていますし、実際売れないのでしょうね。頑張って欲しいものです。
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The Datsuns / Head Stunts (2008)

2008-11-05 21:14:13 | Album Review
ニュージーランド出身4人組ガレージ・ロック・バンド"THE DATSUNS"の4thです。
このアルバムよりレーベルを移籍、ドラムのメンバーチェンジ、各メンバー名から"ダットサン"を取り本名を名乗るなどバンドの環境は変化していますが、サウンドは相変わらずのガレージ系爆走ロックン・ロールです。

'70年代風の音色やこの系統のサウンドでは珍しくギターソロにも力を入れているなど特徴的なところもありますし、ストレートでタイトなノリは好感も持てます。しかし、今までのアルバムと比べて光る曲がありませんでした。2ndではツェッペリン風、3rdではAC/DC風と雰囲気の違う楽曲をうまくガレージ系サウンドで演出出来ていたと思うのですが、このアルバムでは何かチャレンジしている姿もなく無難な方向に行こうとしたと感じてしまいます。その方向性が私の好みとは違ったのでしょうね。
それと元々耳障りなところがあったボーカルの歌声が強調されているのもマイナス点でした。

レーベルからのアドバイスを受けず、自分達の思うままのアルバムを制作したかったと言っていますが、実際にはイギリスのインディ・レーベルと契約した訳ですからドロップアウトなんですよね。更には"レッド・ツェッペリン、AC/ DCの遺伝子を受け継ぐロックン・ロール・バンド"なんて売り込んでいますが、このバンドは私にはどう聴いてもガレージ系の遺伝子がメインにしか聴こえないのですよねぇ~。ちょっとバンドの売り込み方にも問題がある感じですね。
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LOUD PARK 08 No.14

2008-11-03 18:07:01 | LOUD PARK
まだLOUD PARKネタを引っ張るよ企画第六弾。(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)

やっと終わったか!と安心させたところで再びと言うか最後に今回のLIVEで得た教訓を!

・手荷物検査はカバンを思い切り何度も叩かれると思え!(マジむかつきました)
・入場の際、リストバンドを見せるためにみんなが腕を上げている姿はまぬけに見えると思え!
・国内オフィシャルグッズのLサイズは着られないと思え!
・埼玉スーパーアリーナのイベントは新幹線の関係で東北人が多いと思え!
・サークル・ピットは30代前半が限界と思え!
・サークル・ピットから戻った人は汗くさいと思え!
・Marlboro特設売り場のおねーちゃんが可愛いからと言って1カートン買うと邪魔になると思え!
・半日LIVEを見ていると耳鳴りが消えるまで1日以上かかると思え!
・自分は会場内でかなり年期の入った分類になっていると思え!
・遠足気分で新しいパンツをはいて行っても良いことはないと思え!
・イベントが終わってからも何度もネタを引っ張るのは無理があると思え!

てな感じでしょうか?(笑)


本当に終わりにします。また来年チャンスがあれば・・・。( ̄□ ̄;)!!
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Sister Sin / Switchblade Serenades (2008)

2008-11-02 12:26:09 | Album Review
スウェーデン出身、女性ボーカルを含む4人組の2ndです。
サウンドはLA METALのワイルド系に属するバンド、例えるなら初期のMOTLEY CRUEや2ndのSKID ROWなどでしょうか?それにNWOBHMのロックン・ロール系に属するバンドの要素を加えた感じです。あえて言うならSKEW SISKINに似た感じを受けます。

このLA METAL系の感じですが、MOTLEYなどの超メジャーではなく、どちらかと言うとLONDONやKEELの様なメジャー~マイナー系、そうブームのどさくさに紛れてメジャーデビュー出来たバンドを思い浮かべてしまいます。それに無理をしていない程度のワイルドさと音域が狭い割にはそこそこの表現力を持った女性ボーカルが加わり何とも良い感じの雰囲気を出しています。
実際、リフやメロディーはどこかで聴いたことのあるものが結構出てくるのですが、単なるコピーではなくうまく曲に溶け込んでいますし、ギターもメタリックで良い感じです。そして女性を意識させないながらも女性らしさを表現出来ているボーカルにも好感が持てます。

このアルバム、妙なツボとでも言った良いのか分かりませんが、狙っていたところにストレートで来たと言うより意表をつかれたところを変化球で攻められた感じで妙に気に入ってしまいヘヴィ・ローテしています。
もう少しメンバーの風貌が垢抜けて、ボーカルが可愛いか綺麗だと良いのですが・・・。つまり、メンバーはダサダサってことです。(笑)
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