METAL KID'S "BLOG"

HEAVY METAL? HARD ROCK? PUNK ROCK?
Produced by はたぼー

Marilyn Manson / We Are Chaos (2020)

2020-10-30 17:08:29 | Album Review

Marilyn Mansonの3年ぶり11thです。

まずはサウンド自体が軽くなり、凄く聞きやすくなったと感じます。ボーカルの声質が大きく関わりますが簡単に言うとデヴィッド・ボウイの様に感じる曲もあるぐらいです。それぐらい、毒々しさがなくなりソフトになったと感じました。

そして、各レビューでは随分と混沌と言う言葉が使われていますが、個人的には逆で混沌とした独特のサウンドが薄れてしまい、個性がなくなったと感じました。ただ、曲は悪くなく、個人的には何とも言えない内容と思いつつも気に入りました。

ここ最近のアルバムは地味と言いますか、'90年代の強烈な印象が薄れてしまっていましたので、このアルバムの様にポップでキャッチーな面を強調した方が分かりやすくて良いかもしれません。ただ、やはりベヴィでダークな世界をこの人には求めてしまいますので、このサウンドは別の人でも良い感じもしますが・・・。

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Lucky Chops

2020-10-28 10:25:23 | メタルじゃないけど。

クラシックやジャズは聞きませんが昔からサックス、トランペットなど管楽器の音が好きで、今でもYouTubeで色々と聞いていますが、このLucky Chopsがお気に入りです。

Lucky Chops - Coco (Studio Video)

高校の同級生がニューヨークで結成したパフォーマーですが、世界中のイベントなどで活躍しています。自分たちのサウンドをHigh Eenergy  Brassy Funkと言っていますので、ジャンル的にはファンクの要素を持ったジャズとでも言えば良いのかもしれませんが、ロックに近い感じもしてノリも良いですし、メロディーもあって良いです。

オジリナル曲良いですが、カバーのアレンジもカッコイイです。

Lucky Chops @ Herald Sq

ニューヨークの地下鉄グランドセントラル駅での演奏されたFunkytownとJames BrownのI Feel Goodのミックス・アレンジです。

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Deftones / Ohms (2020)

2020-10-26 21:39:32 | Album Review

4年ぶりに発表された9thです。

今回のアルバムは1st~4thのプロデューサーと再び組んで作成されたとのことで少々気になってしまい聞きましたが、結果はしんどいアルバムでした。音が重い訳ではありませんが、ストナー系やプログレと同じくダラダラ感とでも言えば良いのでしょうか、とにかく聞いていて疲れてしまう感じです。

実際のところ、確かに初期のサウンドに近く、ダイナミックなスローパートを中心にベースが土台を作って、ギターとキーボードで味付けすると、これがDeftonesサウンドと言っても良いと思いますので、これがダメならば、Deftonesを聞く価値がないと言うことになるのでしょうね。

Limp Bizkitも含めて、へヴィネス系で第一人者と言うこともあり、毎回気になってしまい聞いてしまいます。そして、聞くと後悔するを繰り返しています。笑

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Sepultura / Quadra (2020)

2020-10-24 21:16:38 | Album Review

Sepulturaの15thです。

アルバム発表は3年振りとのことですが、ここしばらく離れていたバンドですので、個人的には5~6年は聞いていなかったと思います。離れていた理由はボーカルが変わったことはそれほど気にしていなかったのですが、アルバム自体が中途半端な感じで自然と離れていた感じです。

元々、スラッシュ、オルタナ、プログレなど様々なサウンドをミックスする手法で激しく攻めてくるのが特徴ですが、このアルバムではそのバランスが絶妙で良いです。そしてハードに怒涛の如く攻めてくる感じも良いですし、妙な民族音楽の様なサウンドの使い方も凄く良いアクセントになっていると思います。

ここ数枚ではそのミックスバランスが崩れていた感じだったと思いますが、何か吹っ切れた様に感じました。これからも楽しみです。

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Bon Jovi / 2020 (2020)

2020-10-22 17:03:34 | Album Review

Bon Joviが4年ぶりに発表した15thです。

相変わらずB!誌ではベタ褒めされていますが、最初に言ってしまいますと残念ながら私にとっては退屈なアルバムでした。

Slippery When WetやNew Jerseyを発表した頃のサウンドは聞かれないことは分かっていますが、あまりにもバラード系が多すぎ、キャッチーなメロディーもありますが平凡すぎると言うか耳に残りませんでした。これが今のBon Joviなんだと思いますが、これまでのアルバムは初期のサウンドは聞かれないものの、さすがと思わせるメロディーがあり、個人の好みは別としてこれは売れるだろうと思わせる曲がありましたので、満足はできないものの納得はできていたので、さすがにサヨナラしても良いと思ってしまいました。

リッチー・サンボラの脱退がどの様に影響するのか気にはなっていましたが、この様な形になってしまい残念でした。(ファンの方、すみません)

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Blue Oyster Cult / The Symbol Remains (2020)

2020-10-20 22:52:16 | Album Review

B!誌のレビューを見ていて何とも懐かしいバンドだなぁ~と思いましたが、何とBlue Oyster Cultが19年ぶりに通算15thのスタジオ盤を発表しました。オリジナルメンバーはボーカルとギターの2名だけですが何歳なんでしょうかね?

ハード・ロック、メタルのジャンルで扱われることもありますが、元々それほど激しいサウンドではありませんし、普通に言うならロックで良いと思いますが、このアルバムも様々なジャンルのサウンドが聞けますので、まとめてロックで良いのではないかと思います。

実際のところ、1~3曲目を聞いた時はこんなもんかな?とそれほど良い印象は持たなかったのですが、4曲目辺りから色々なジャンルのサウンドが聞こえてきて、アルバム全体を聞くと実にバランスが良い感じで気に入りました。それと歌声が良い哀愁を出していて様々なサウンドでありながら統一感を出していて良かったです。

恐らく、Blue Oyster Cultのアルバムで一番気に入ることになると思います。笑

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準名盤&BGMアルバム No.12

2020-10-17 22:20:53 | 準名盤&BGM

準名盤&BGMアルバム No.12はBlack SabbathnのBorn Againです。

1983年にロニーとヴィニー・アピスが脱退し、イアン・ギランを迎えて作成された11thですが、当時は同じハード・ロック、メタルのジャンルに属しながらも相対する様に扱われていたバンドである元ディープ・パープルのボーカルでしたので加入自体に賛否がありました。そして、アルバム自体も賛否がありましたし、Liveでスモーク・オン・ザ・ウォーターが演奏されることにも拒絶する人がいました。

私もイアン・ギラン自体がそれほど好きでありませんでしたので、不安がいっぱいでしたが、初めて聞いた時はカッコイイと思いました。もちろん、オジー時代、ロニー時代とも違うサウンドですし、全曲とも良い訳ではありませんが、このアルバムでしか聞けないサウンドがありますし、無理やり暗黒的な雰囲気を作り出しているところが気に入っています。

実際のところ、ギランのボーカルはパープル時代、ソロ時代のどのアルバムよりも好きな歌い方ですし、何よりトニー・アイオミのギターが他のアルバムでは聞かれないほどギラギラした音色になっているところが良いです。

結果的にギランはパープルの再結成ですぐに脱退してしまいましたが、オジー時代とロニー時代で違うサウンドをやっていた訳ですので、ギラン時代も評価されても良いと思います。

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Raven / Metal City (2020)

2020-10-15 20:25:24 | Album Review

Ravenが5年ぶりに発表した14thです。

来日公演で既にお披露目となっていましたが、新たにマイク・ヘラーをドラマーに迎え制作されたアルバムですが、一言で言うならば「これぞ!Raven!」と言う感じで凄く良いです。

元祖スピード・メタルと言われている通り、速くてアグレッシヴ、更にテクニカルと1st、2ndの頃のサウンドが蘇っています。特に1曲目から3曲目までをスピードで押してくる辺りに気合を感じます。そして、新たなドラムのマイク・ヘラーですが、Liveで見た時はニコニコしていてイマイチ迫力に欠ける感じでしたが、手数も多いですし、新しい感じのドラムですので古臭いサウンドに色付けしてくれている感じがします。

しかし、遂に40年を迎えるバンドなんですよね。メジャーデビュー後にサウンド変化があり、初期のサウンドと行ったり来たりと迷いが長めのバンドでしたが、根本はやはりスピード・メタルで安心しました。

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J-METAL No.5

2020-10-13 10:41:56 | J-METAL

J-METAL No.5はBlizardのBlizard of Wizardです。

俗に言われるジャパメタ・ブーム時の1984年に発表された1stですが、音楽事務所のプロデュース・バンドで当時は美形バンドとして人気のあったバンドです。また、ジャパメタ・ブームが過ぎ去った後も活動を続けて7枚のアルバムを発表、1992年に解散と意外と息の長いバンドでした。

サウンドはギターのランこと、松川敏也のギターがランディ・ローズに似ていると言われたことからも分かる様に正統派HMと言って問題ないと思います。ただ、バンドの後期になるとサウンドに変化がありますのでジャパメタ・ブーム時のサウンドとした方が良いかもしれません。

このアルバム、ボーカルの音域、メンバーのテクニック、楽器曲と全体的に完成度の高いアルバムですが、何と言ってもOrionなどキラーソングがあることが好きな理由です。

ちなみにランはソロ・アルバム「BURNING 〜ランディ・ローズに捧ぐ〜」を発表していますが覆面ヴォーカリストのMr.Crazy TigerはB'zの稲葉浩志で、現在ではかなりのプレミアが付いています。(売らなければ良かった。涙)

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Satanica - Resurrection of Devil's Spirit (2020)

2020-10-11 10:09:24 | Album Review

Net仲間であるRitti Dangerさん率いるSatanicaの4th、このアルバムのレビューを忘れていました。

3rdが2010年発表ですので10年ぶりになってしまいますが、発売はドイツのマニアック・レーベル「Iron Shield Records」からとなっています。

衣装、メイクから見た目はブラック・メタル、またはサタニック・メタルを彷彿させますが、サウンドは正統派HMを奏でるバンドです。ただ、この4thでは3rdよりもリフで押してくる曲も多く、ドラムも攻めている感じがありスピード・メタルと言っても良い感じもします。

ボーカルのJonn Universeさんが脱退してドラムのRitti Dangerさんがボーカルも兼任していますが良い意味で裏切られました。どんな感じの声を出すのか知らなかったこともありますが、無理がないと言うか、楽曲に合っている感じで良いです。そしてシャウトもありますし、高音も出ていて驚きました。それと80年代系のギターソロが懐かしい感じで良いです。

Ritti Danger?、Satanica?と言う人もいると思いますが、日本一のAnvilマニアとしてテレビ出演したこともありますのでAnvilが好きな人は見たことあるかもしれません。

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Edward Van Halen

2020-10-09 17:14:20 | Weblog

Edward Van Halenが亡くなってしまいましたね。大が付くほどではありませんが好きなギタリストだったので寂しいです。

70年代後半からハードロックを聞き出した私としてはEdward Van Halenと言えばやっぱりこのギターが一番印象に残っています。

ピックアップを交換するなどギターを改造すると言うのもこのギターで知りましたし、ピックをギターに張り付けるのもこの人が最初だったと思います。

そしてメーカーが付いて綺麗になったこのギターも好きです。

Van Halenは初めて聞いたのは1stでしたが、好きになったのは5thであるDiver Downです。特にこのアルバムの2曲目であるHang 'Em Highのリフがカッコよくて夢中になりました。そしてこの人が好きなのはギターの音です。ひずみ具合がちょうど良いと言いますか、クリーンな音とハードな音の良いところをついている感じで好きです。

そしてEdward Van Halenと言えばこのアクションですよね。

ご冥福をお祈り申し上げます。

 

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女性ベーシスト No.15 Kelly

2020-10-07 11:10:35 | 女性アーティスト

女性ベーシスト No.15はRadicalsのKellyです。

大阪出身のガールズ・パンク・バンドですが、バンド自体は既に解散しています。

Kellyさんの歌声やバンド自体のアプローチからジャンルはパンクとするのが一番合っていると思いますが、メロディーもしっかりしていますし、歌詞もパンク的な感じではありませんので、ロックと呼んだ方が良いかもしれません。

バンド後期には自然な感じになり素敵な顔を見せてくれましたが、荒々しい時の方が雰囲気があって好きでした。

最近、インディーズ系には手を出さなくなっていますが、今でもこの様な個性的で素敵なバンドはいるのでしょうかね?

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準名盤&BGMアルバム No.11

2020-10-05 10:33:59 | 準名盤&BGM

準名盤&BGMアルバム No.11はDeadheadsのThis One Goes To 11です。

スウェーデン出身の4人組が2018年に発表した3rdアルバムですが、サウンドは私の大好物であるハイ・エナジー系ガレージ・ロックン・ロールで、簡単に言ってしまえばヘラコプターズに近いサウンドなのですが、ヘラコプターズよりもガレージ寄り、そしてパンクからの影響はピストルズなどのイギリス系ではなくアメリカ系のバンドの影響が強いように感じます。

その辺りは本人達も色々なジャンルから影響を受けているが、根本にあるのは70年代後半の古き良き時代のパンクと発言していますし、バンド名もThe Dead Boys、Dead Moon、Motoerhead辺りのバンド名から付けられているとのことですので確信犯ですね。

このアルバム、私にとっては平均的と言う点が好きなところです。飛び抜けて良いキラーソングはないものの全ての楽曲が平均以上、ボーカルは上手いとは言えないものの味のある歌声、ギターもこの系統にありがちなギラギラした音でかき鳴らすと言う感じではなく良い感じの荒々しさ、スピーディーな曲が中心ながらも良いタイミングでミドルテンポの曲が入ってくると、全体を通して聞くのが好きなアルバムです。

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Ace Frehley / Origins Vol.2 (2020)

2020-10-03 13:41:36 | Album Review

Ace Frehleyのカバーアルバム第二弾です。

第一弾と同様、70年代の有名アーティスト、更にその有名曲を取り上げています。

余りにもベタな曲ばかりでもう少し工夫して欲しいと思いましたが、この人の凄いのはそれでも元KISSと言う肩書を含めて話題になることと、決して上手いボーカルではありませんが、この人が歌うと独特の雰囲気で全てAce色に染まってしまうところだと思います。

Kissの中でもロックン・ロール色が強い人ですので、シンプルな楽曲が似合うと思いますが、意外だったのがパープルのSpace Truckin'が似合っていたことです。ギターの方は元々、それほど特徴的な音色や演奏がある人ではないのですが、弾きまくる訳でもなく自由に弾いている感じで悪くないと思います。

残念ながらKissの曲はSheのみでしたが、過去の栄光にしがみ付く感じもいやなので1曲ぐらいの方が良い感じもします。

ちなみに一番気に入ったのはリタ・フォードが歌っているストーンズのJumpin' Jack Flashだったりします。笑

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個人的名盤 No.18

2020-10-01 10:01:30 | 個人的名盤

個人的名盤 No.18はNo.17に続いてBad Religionが1994年に発表した8thのStranger Than Fictionです。

8thでありながら国内デビュー盤と日本では遅咲き、更に言うなら他のバンドが影響受けたと発言したりメロコア、メロディック・パンクの重鎮と言われることで知名度が広がっているバンドですが、個人的には個人的名盤 No.17で記載した通り、大好きなバンドで最重要に位置するバンドです。

また、この8thが私にとってはBad Religionの基準的サウンドで他のアルバムはこのサウンドから比べてどう違うのか確認している感じになりますので、Bad Religionの中でも重要なアルバムです。

実際のサウンドですが、1st、2ndに近くパンク寄りでかなりシンプルです。4分台の曲が1曲ありますが、他の曲は全て2分前後であっと言う間に曲が終わり、アルバム全てを一気に聞けます。ただ、その中にも良いメロディー、シンプルながら疾走感のあるリフ、味のある歌い回し、複雑な歌詞とBad Religion節が炸裂しています。

そして何より私にとってBad Religion最大のキラーソング「The Handshake」が収録されているのが重要ポイントです。

Bad Religion、Green Day、The Offspringが私にとってメロディック・パンクの三本柱ですね。

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