Marilyn Mansonの3年ぶり11thです。
まずはサウンド自体が軽くなり、凄く聞きやすくなったと感じます。ボーカルの声質が大きく関わりますが簡単に言うとデヴィッド・ボウイの様に感じる曲もあるぐらいです。それぐらい、毒々しさがなくなりソフトになったと感じました。
そして、各レビューでは随分と混沌と言う言葉が使われていますが、個人的には逆で混沌とした独特のサウンドが薄れてしまい、個性がなくなったと感じました。ただ、曲は悪くなく、個人的には何とも言えない内容と思いつつも気に入りました。
ここ最近のアルバムは地味と言いますか、'90年代の強烈な印象が薄れてしまっていましたので、このアルバムの様にポップでキャッチーな面を強調した方が分かりやすくて良いかもしれません。ただ、やはりベヴィでダークな世界をこの人には求めてしまいますので、このサウンドは別の人でも良い感じもしますが・・・。