METAL KID'S "BLOG"

HEAVY METAL? HARD ROCK? PUNK ROCK?
Produced by はたぼー

J-METAL No.18

2023-02-03 08:45:50 | J-METAL

J-METAL No.18はHeavy Metal Forceです。

1984年に発表されたオムニバス盤ですが、存在を知った時には既に入手困難、発売前に知ったとしても私の住んでいた地域では購入することは出来ませんでしたので欲しくてたまらなかったアルバムです。また、当時話題になっていたものの音源を聞いたことのない Sabbrabells、Anthem、Sniperなどが収録されていると言うことで内容的にも興味深々でした。更に言うと複数のバンドが参加するオムニバスと言う形態を知ったのもこのアルバムかもしれません。

結果的に何度もダビングされたカセットテープで音源は聞くことができましたが、内容的には「あれ?そんなに良いかな?」程度だったのも思い出ですが、10年以上経ってから奇跡的に中古屋で発見、噂されていたプレ値よりもかなり安かったので購入、帰って中身を見たらアルバムは傷だらけで針が何度も飛んでしまいまともに聞くことが出来なかったのも思い出の一つです。

豪華な木箱だったこと、ジャパメタを語る中では話題になるなど内容よりも存在自体で貴重なアルバムだと思います。

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J-METAL No.17

2022-09-24 09:43:48 | J-METAL

J-METAL No.17はFlatbackerのEsaです。

1986年に発表された2ndですが、1985年の1stは既にデモテープで曲を知っていたにも関わらず大感動、それからわずか1年で新しいアルバムを聞けるともの凄く嬉しかったのを覚えています。初めて聞いた時は1stと同様、このアルバムにもノックアウトされました。

1曲目から勢いと迫力で押され、2曲目では変則なリフで押され、3曲目はスローで押されると、とにかくグイグイ感が凄く強く感じられたアルバムです。そして5曲目のキラーソングであるDeep Insertで完全にノックアウトと個人的には期待通り、更には大満足させてくれたアルバムです。

当時はパンク色が強いとの表現だけだったかもしれませんが、今聞くとスラッシュ・メタルやハードコアと呼ばれるジャンルの要素が強く、メロディーを中心とするバンドが多かったジャパメタでは独特なバンドでしたね。

残念ながらこのアルバム発表後に渡米、バンド名も変更してしまいますが、1stと同様、とにかく聞きまくりましたし、今でも年に数回は聞くぐらい好きなアルバムです。

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J-METAL No.16

2022-08-19 09:26:01 | J-METAL

J-METAL No.16はSabbrabellsのDog Fightです。

1985年に発表されたインディーズ最後のミニ・アルバムですが、個人的にSabbrabells初体験がこのミニ・アルバムです。オムニバスのHeavy Metal Forceも1stも聞けなかった時でしたのでイメージばかりが先行していたこともあり、とにかく嬉しかったのを覚えています。そして、当時のジャパメタではかなり特殊な存在感でしたので良い悪いは別としても受け入れざるを得ない感じだったと思います。

サウンドは今聞くとB級感もかなり強く感じてしまいますが、疾走感溢れるMetal Saberで始まり、次に独特の世界観を持ったバラードであるWater Nightに続くのは今でもかなり引き込まれていきますし、キーチの独特な歌声、ツイン・ギターの絡みと80年代のヘヴィメタを楽しめると思います。

サタニックと言うイメージ通りの妖しさを持ちながらもポップな要素も感じますし、本当に特殊ばバンドだったと思います。また、ミニ・アルバムですので取り上げるのはどうかと思いましたが、個人的に思い入れのあるアルバムですし、ジャケットのカッコ良さは80年代ジャパメタの中でもかなり上位に位置しますので取り上げてみました。

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J-METAL No.15

2022-08-17 09:19:53 | J-METAL

J-METAL No.15はSabbrabellsのSabbrabellsです。

1983年に発表されたこのアルバム、雑誌のレビューで存在を知っていましたが、当時田舎に住んでいた私には購入することも出来ず、聞いてみたくてたまらなかったアルバムでした。実際に聞いたのは存在を知ってから数年後、友人から手に入れたダビングを繰り返したカセットテープでしたが、期待が大きくもの凄くドキドキして聞いたのを覚えています。

実際のサウンドは当時日本にはいなかったタイプのバンドだったことや期待が大きかったこともあって凄く感動したのを覚えています。そしてスローでダーク、曲展開、好き嫌いはあると思いますが、当時では珍しかったキーチの歌唱法と歌声と本当に独特な世界観を持ったサウンドで特別なバンドとして位置付けていました。

メジャーデビューしてからのサウンドは世界観も変わってしまい冷めてしまいましたが、80年代のジャパメタを語る時に絶対に取り上げたいバンドの一つだと思います。そして、好きなアルバムを好きな時に聞ける現在と違い、ジャパメタ初期のインディーズ盤が当時では凄く貴重でアルバムを聞いてみたいと思うドキドキ感みたいなものを感じられた思い出も大切な様に思います。

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J-METAL No.14

2022-04-01 10:02:07 | J-METAL

J-METAL No.14はNo.13に続き44MagnumのStreet Rock'n Rollerです。

このアルバムの前に発表された1stの最後の曲が終わった後に雑音の如く流れていた曲が実はこのアルバムの最初の曲であるStreet Rock'n Rollerだったと言う何とも粋な演出でスタート、1stが凄く好きになり楽しみにしていたアルバムだったこともあり、1曲目でノックアウトされたアルバムです。

1st同様、スタンダードなハードロックを基本としたへヴィでダーティーな曲はもちろん収録されていますが、ミドル・テンポの曲、ダンサブルな曲、バラードと幅の広い曲が収録されており、アルバム全体のレベルが上がっていると思います。

そして、ポップでキャッチーな要素がかなり前面に出て来ているのですが、この辺りがボーカルの歌声に合っていてこのバンドの魅力を更に出して来ているところも良いところですし、テクニカルな要素も強めになっており演奏面でもかなりレベルが上がっていると思います。

このバンドで1番のアルバムだと思いますが、ジャパメタと言うジャンルの中ではかなり上位に位置するアルバムだと思います。

ちなみにPAUL、JIMMY、BAN、JOEとメンバーの名前に芸名を持っていたのは良いですが、少々ベタすぎの名前であることと、BANだけ普通のあだ名の様な感じなのは今でも笑えます。

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J-METAL No.13

2022-03-30 08:41:16 | J-METAL

J-METAL No.13は44MagnumのDangerです。

関西3大バンドとしてジャパメタが流行していた時に絶大な人気を誇った44Magnumの1stですが、様々な音楽性が入り混じったジャパメタの中でも一番スピードとパワーを持っていたバンドだと思います。

サウンドは硬派で荒々しいイメージが強いもののスタンダードなハードロックが基本ですのでブルースやブギーの要素もあり、歪んだ音のギターリフ、シャウトや高音を多用しながらもメロディーをしっかりと歌い上げるボーカル、一見派手に見えるリズム隊は重低音に徹しており、正しくヘビィメタルと言えるものです。

そして、スピードとパワーで押しまくる訳ではなくミドル・テンポの曲も印象的で楽曲に幅があるのもこのバンドの強みだったと思います。

もう1点、金髪に染めてメイクをする、モトリークルーをモチーフとした衣装などビジュアル的にもインパクトのあるバンドだったと思います。

当時はジャパメタとして一括りにされていましたが、テクニカルなラウドネス、メロディアスなアースシェイカー、様式美のマリノと本当に色々なタイプがあって面白かったです。

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J-METAL No.12

2021-05-30 07:42:53 | J-METAL

J-METAL No.12はNo.10、11に続き、EarthshakerのMidnight Flightです。

1st、2ndが立て続けに発表されましたが、何とこの3rdは2ndから7か月後に発表されました。更に4th以降も80年代はほぼ1年ごとにアルバムを発表していましたので、作詞、作曲能力が高いバンドだったと言うことになると思います。特にこの3rdまでは今でも名曲と言われる曲が多く収録されていますので、アマ時代からのストックも多く、早くから能力を発揮していたのだと思います。

2ndでキャッチーでメロディアスな路線を強調してきましたが、この3rdでそれが完成、その後のサウンドを確立させたのではないかと思います。T-O-K-Y-O、Midnight Flightと出だしから2nd路線を継承、3曲目でその後、代表曲となるRadio Magicと畳みかける流れは良い感じです。

しかし、この3曲目のRadio Magicは当時は軽すぎる、ポップス、歌謡曲と色々議論になったのも事実で、私自身も当時はちょっと抵抗がありました。ただ、良い曲と言うのは誰もが思っていた訳で、メタル、ハードロックとしてどうかと言う感じだったと思います。

4曲目以降もファンクラブ名にもなった、Family、ざわめく時へとなど良い曲が並んでいますので2ndと共に名盤と言って良いと思います。

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J-METAL No.11

2021-05-28 07:54:53 | J-METAL

J-METAL No.11はNo.10に続き、EarthshakerのFugitiveです。

1stから1年も経たないうちに発表された2ndですが、このアルバムで数多くデビューしたジャパメタ・バンドの中でも頭一つ抜け出した存在になったのではないかと思います。もちろんトップにはラウドネスと言うジャパメタ最強バンドが君臨していたのですが、ラウドネスがメタルのコアなファンが多かったことに対してEarthshakerはもっと一般的と言うかあまりメタルを聞かない人たちも取り込んでいた感じがします。

サウンド的には1stよりもキャッチーでメロディアスな面が強調され、このバンドの魅力が一番出ているアルバムだと思います。特にボーカルの歌唱力が存分に発揮されている点が一番なのですが、ギターが速弾きやテクニックよりもメロディ、泣きなどを強調しているところも良いです。

個人的にはEarthshakerで一番好きなアルバムですが、色々なサウンドが入り混じっている現在で改めて聞くとメタルと言う言葉は出てこないかもしれませんね。

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J-METAL No.10

2021-05-26 07:35:37 | J-METAL

J-METAL No.10はEarthshakerのEarthshakerです。

1978年に結成、ジャパメタ・ブーム時代にデビューしたバンドが次から次へと消えていく中、1994年まで活動、1999年に再結成、現在も活動を続ける息の長いバンドです。

この1stは伊藤政則がプロデュース、メイデンのドラマーが楽曲提供など話題性もありましたので、それなりにレーベルも力を入れていたバンドだと思いますが、一番の売りは何と言ってもキャッチーな楽曲だと思います。

歌メロはヘヴィメタルと言うよりは歌謡曲にも通じるもので、凄く自然に聞けましたし、ハード・ロック系は苦手とか、嫌いと言う人もこのバンドは好きと言うこともあったと思います。また、ギターもリフでザクザクと言う感じではなくメロディーを中心としている点も良いところだったと思います。

このバンド、アルバムを出す度に私の田舎まで来てくれていてツアーも大事にしていたところも好きな点です。

 

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J-METAL No.9

2021-04-30 08:54:31 | J-METAL

J-METAL No.9はMarinoのTargetです。

J-METALが流行りだした時はLoudnessが頂点、それに続くのがEarthshaker、44MagnumでBOWWOWはちょっと立ち位置が違うと言う感じだったと思いますが、Earthshaker、44Magnumと共に関西3大バンドと言われていたのがこのMarinoです。

超が付くぐらいに大好きなバンドですが、特徴はリッチー系の様式美ギターに音量のある中音で歌メロを聞かせるボーカルの絡みだったと思います。そして個人的には一番J-METALらしいサウンドだったと思います。

ギターのテクにも注目されながら、曲は歌メロ中心、極端に言えば歌謡曲であり演歌にも通じるものがあったと思います。

個人的J-METAL 4バンドがFlatbacker、Doom、Dead End、そしてこのMarinoです。

 

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J-METAL No.8

2020-12-05 17:22:24 | J-METAL

J-METAL No.8はNo.6、7に続き、LoudnessのThunder In The Eastもいってしまいます。

国内では敵なしのメタルバンドとなり、海外でもマニアに注目されていたLoudnessが本格的に海外進出する際に作成されたアルバムですが、正直なところ初めて聞いた時はがっかりした記憶があります。

1曲目は今でもLiveで演奏される大人気の曲ですが、当時の私にはミドルテンポのこの曲は肌に合わず、更に二井原の英語で歌う歌声にも違和感があり良く思えなかったのです。ただ、ギターはかなり頑張っていて良く弾くよなぁ~と思っていました。

結果的に発売された当時はあまり聞かなかったのですが、何故か何年も経ってLoudnessのメンバーが次から次へと変わっていた頃にこのアルバムが聞きたくなって改めて当時の良さを実感することになりました。今聞いてもギターの頑張りは凄いですし、良いメロディーもあって良い曲も多いと思っています。更に二井原のカタカナ英語も今聞くと良くこのレベルでレコーディングしたなと別の意味で凄いと思います。笑

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J-METAL No.7

2020-12-03 21:31:49 | J-METAL

J-METAL No.7はNo.6に続きLoudnessのDisillusionです。

既に国内のメタル業界では大御所的な立場、更に恐らく一番前に進む力が強かった時代に発表されたアルバムだけあって完成度が高い内容になっていると思います。また、ギターのテクニックは高い位置で確立しており、高崎のギターヒーローとしての立場も確立したのではないかと思います。

アルバムに収録されている曲は3rdの延長上にあるザ・ジャパメタと言う感じに仕上がっており、初期のLoudnessはこのアルバムで一旦完結していると思います。

個人的には3rdの方が好きですが、ほとんどの場合、この4thをそのまま続けて聞きますので3rdと4thを合わせて私のLoudness像が出来上がっているかもしれません。

ちなみに後で英語版も発売されましたが、これは正直なところ魅力半減でした。二井原は日本語だからこそ生きてくるボーカルであることを再確認した感じでした。

ちなみにこの4thはもちろんDisillusionではなく、撃剣霊化と呼んでいます。

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J-METAL No.6

2020-11-28 22:39:35 | J-METAL

J-METAL No.6はLoudnessのThe Law Of Devil's Landです。

ジャパメタと言う言葉が浸透した時には既に大物となっていたLoudnessが1983年に発表した3rdですが、当時はHMにはギターヒローと言う言葉も付いて回る時代でしたので高崎のギターテクニックが話題となり、このアルバムもそれが大きく取り上げられていました。

このアルバムに伴うツアーで私の田舎にも来てくれて初めてメタル系のライブに参戦したと言う凄く思い入れが強いアルバムです。更にポスター欲しさに会場でこのアルバム(LP)を買ったと言うおまけもついています。

思い入れが強いこともありますが、全ての曲が凄く好きですし、ギター、ベース、ドラム共にテクニックも凄いです。更に当時でも賛否があった二井原のボーカルも合っていて良いと思います。恐らく、このアルバムと次の4thの曲は今でも演奏されていますのでLoudnessとしてもかなり重要なアルバムなのではないかと思います。

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J-METAL No.5

2020-10-13 10:41:56 | J-METAL

J-METAL No.5はBlizardのBlizard of Wizardです。

俗に言われるジャパメタ・ブーム時の1984年に発表された1stですが、音楽事務所のプロデュース・バンドで当時は美形バンドとして人気のあったバンドです。また、ジャパメタ・ブームが過ぎ去った後も活動を続けて7枚のアルバムを発表、1992年に解散と意外と息の長いバンドでした。

サウンドはギターのランこと、松川敏也のギターがランディ・ローズに似ていると言われたことからも分かる様に正統派HMと言って問題ないと思います。ただ、バンドの後期になるとサウンドに変化がありますのでジャパメタ・ブーム時のサウンドとした方が良いかもしれません。

このアルバム、ボーカルの音域、メンバーのテクニック、楽器曲と全体的に完成度の高いアルバムですが、何と言ってもOrionなどキラーソングがあることが好きな理由です。

ちなみにランはソロ・アルバム「BURNING 〜ランディ・ローズに捧ぐ〜」を発表していますが覆面ヴォーカリストのMr.Crazy TigerはB'zの稲葉浩志で、現在ではかなりのプレミアが付いています。(売らなければ良かった。涙)

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J-METAL No.4

2020-09-16 22:49:28 | J-METAL

J-METAL No.4はFlatbackerのAccidentです。

まだ"V"でVackerとしていたマイナー時代からLiveを見ているバンドでデモテープの皆殺しに夢中になっていたFlatbackerがついにメジャーデビューと大興奮したアルバムです。

何よりも嬉しかったのは何度ダビングされているのかわからないぐらい音質の悪いカセットテープで皆殺しを聞いていましたので良い音質で聞けたことです。そして当然ですが、各楽器の音も良く聞こえ、ギターとベースのユニゾンなどをしっかりと把握できたことです。

歌詞はメジャーデビューに合わせて書き直されていたのは少々残念でしたが、とにかく聞きまくったと言うのが印象です。実は今でも年に数回は聞きますし、デモテープにしか収録されていない曲もありますのでデモテープも聞いています。それぐらい大好きなアルバムで捨て曲なし、最初から最後まで全て楽しめるアルバムです。

このバンド、ボーカルの音量、音域が特に目立ちますが、ギター、ベース、ドラムもかなりの腕前でLiveでも安定した演奏をしていた記憶があります。そしてリフなどでもかなり面白いことしているのもポイントです。

結果的にアルバム2枚だけで渡米、バンド名を変えてもアルバム2枚で短命なバンドでしたが、私の中では間違いなくTop3に入るJ-METALバンドです。

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