J-METAL No.12はNo.10、11に続き、EarthshakerのMidnight Flightです。
1st、2ndが立て続けに発表されましたが、何とこの3rdは2ndから7か月後に発表されました。更に4th以降も80年代はほぼ1年ごとにアルバムを発表していましたので、作詞、作曲能力が高いバンドだったと言うことになると思います。特にこの3rdまでは今でも名曲と言われる曲が多く収録されていますので、アマ時代からのストックも多く、早くから能力を発揮していたのだと思います。
2ndでキャッチーでメロディアスな路線を強調してきましたが、この3rdでそれが完成、その後のサウンドを確立させたのではないかと思います。T-O-K-Y-O、Midnight Flightと出だしから2nd路線を継承、3曲目でその後、代表曲となるRadio Magicと畳みかける流れは良い感じです。
しかし、この3曲目のRadio Magicは当時は軽すぎる、ポップス、歌謡曲と色々議論になったのも事実で、私自身も当時はちょっと抵抗がありました。ただ、良い曲と言うのは誰もが思っていた訳で、メタル、ハードロックとしてどうかと言う感じだったと思います。
4曲目以降もファンクラブ名にもなった、Family、ざわめく時へとなど良い曲が並んでいますので2ndと共に名盤と言って良いと思います。