ドイツ出身4人組の20thです。
1980年結成の大ベテラン・バンドで、デビュー当時はドイツらしい重厚で骨太のヘヴィ・メタルで楽しませてくれたバンドですが、再結成後はそれほど注目するアルバムもなく、いつの間にか聞かないようになってしまっていましたが、久しぶりに聞いてみました。
サウンドはパワーメタル、スピードメタルなどの言い方も出来る感じですが、往年のジャーマンメタルと言ってしまうのが一番良い様に思います。どの曲も重厚でクリス・ ボルテンダールの歌声を活かしていますし、リフ、メロディー共にベテランらしく、それなりに完成度が高いと思います。ただ、どの曲も可もなく不可もなくと言うのが正直なところで、聞いていていやになることはないものの夢中にもなれませんでした。
バンド名を変えてポップになり解散、再結成で原点復帰、その後コンセプトを持ったアルバムを作り続けたと思ったら再度原点復帰と路線が結構変化してしまうバンドですし、メンバーの出入りも多く、一時期はツインギターになっていた時もあるなどバンドそのものが不安点ですが、クリス・ ボルテンダールの歌声だけは変わらないですね。今でも力強いところは嬉しい限りです。