METAL KID'S "BLOG"

HEAVY METAL? HARD ROCK? PUNK ROCK?
Produced by はたぼー

Grave Digger / Symbol Of Eternity (2022)

2022-09-30 08:20:50 | Album Review

ドイツ出身4人組の20thです。

1980年結成の大ベテラン・バンドで、デビュー当時はドイツらしい重厚で骨太のヘヴィ・メタルで楽しませてくれたバンドですが、再結成後はそれほど注目するアルバムもなく、いつの間にか聞かないようになってしまっていましたが、久しぶりに聞いてみました。

サウンドはパワーメタル、スピードメタルなどの言い方も出来る感じですが、往年のジャーマンメタルと言ってしまうのが一番良い様に思います。どの曲も重厚でクリス・ ボルテンダールの歌声を活かしていますし、リフ、メロディー共にベテランらしく、それなりに完成度が高いと思います。ただ、どの曲も可もなく不可もなくと言うのが正直なところで、聞いていていやになることはないものの夢中にもなれませんでした。

バンド名を変えてポップになり解散、再結成で原点復帰、その後コンセプトを持ったアルバムを作り続けたと思ったら再度原点復帰と路線が結構変化してしまうバンドですし、メンバーの出入りも多く、一時期はツインギターになっていた時もあるなどバンドそのものが不安点ですが、クリス・ ボルテンダールの歌声だけは変わらないですね。今でも力強いところは嬉しい限りです。

コメント

準名盤&BGMアルバム No.41

2022-09-28 08:49:54 | 準名盤&BGM

準名盤&BGMアルバム No.41はBrazenが2003年に発表したAbbot Guilty As Sinです。

ブルガリア出身ギタリスト、ニコロ・コツェフが主催するプロジェクト・バンドの4thですが、ボーカルにジョー・リン・ターナー、ヨラン・エドマン、ヨルン・ランデを起用しています。

起用しているボーカル、三者三様の歌声ではあるものの様式美系のハードロックを基本としている人達でこのプロジェクトが目指しているサウンドにピッタリの人選だと思います。そしてサウンドはもちろんRainbow系の様式美ハードロックでギタリストのプロジェクトらしくギターは弾きまくりと言う感じです。更にはニコロ・コツェフ自身もキーボードを演奏することもありキーボードもかなり目立つ使い方をしています。

このアルバムと言いますか、このプロジェクト、様式美に70年代のサウンドを上手く入れ込んでくるところと、それを表現出来るボーカルを起用しているところが魅力、更にどの楽曲のレベルも高く良い曲が揃っているのですが、実は個人的にこのプロジェクト自体にはそれほど魅力を感じていません。でも好きな理由はジョー・リン・ターナーの歌声を最大限に発揮させてくれているところです。(1曲目だけでも満足できてしまいます)

Rainbowと言う思い入れのあるバンドのボーカルであったジョー・リン・ターナー、この人って全てが好きなボーカルではないのですが、たまらなく好きになってしまう曲、歌声を持っている人で個人的に見逃せないのですよね。

コメント

準名盤&BGMアルバム No.40

2022-09-26 11:01:32 | 準名盤&BGM

準名盤&BGMアルバム No.40はAsphalt Balletが1991年に発表したAsphalt Balletです。

アメリカ出身4人組の1stですが、サウンドは典型的なアメリカン・ハード・ロックを基本にブルースやサザンの要素、更には少々ファンキーな要素もありと幅の広い楽曲を聞かせてくれます。そして色々な要素がありながらも統一感は失われておらず、バランス感覚が良いバンドだと思います。

また、ボーカルの歌声に力強さと説得力があり聞かせる感じがあるのも良いですし、タテノリの楽曲にもメロディーをしっかりと持っているところなども良いです。この辺りはグルーヴ感を持っていると言う言い方も出来るかもしれませんが、1stにしては楽曲のレベルが高いのだと思います。

残念ながら1993年の2ndで解散してしまう短命なバンドでしたが、何聞こうかな?なんて思ってCDラックを見ていると手が出てしまうアルバムで、何か作業をしている時には心地良いBGMになってくれます。まぁ、バンド名が「A」で始まるので手が出やすいと言うのもありますが・・・。笑

コメント

J-METAL No.17

2022-09-24 09:43:48 | J-METAL

J-METAL No.17はFlatbackerのEsaです。

1986年に発表された2ndですが、1985年の1stは既にデモテープで曲を知っていたにも関わらず大感動、それからわずか1年で新しいアルバムを聞けるともの凄く嬉しかったのを覚えています。初めて聞いた時は1stと同様、このアルバムにもノックアウトされました。

1曲目から勢いと迫力で押され、2曲目では変則なリフで押され、3曲目はスローで押されると、とにかくグイグイ感が凄く強く感じられたアルバムです。そして5曲目のキラーソングであるDeep Insertで完全にノックアウトと個人的には期待通り、更には大満足させてくれたアルバムです。

当時はパンク色が強いとの表現だけだったかもしれませんが、今聞くとスラッシュ・メタルやハードコアと呼ばれるジャンルの要素が強く、メロディーを中心とするバンドが多かったジャパメタでは独特なバンドでしたね。

残念ながらこのアルバム発表後に渡米、バンド名も変更してしまいますが、1stと同様、とにかく聞きまくりましたし、今でも年に数回は聞くぐらい好きなアルバムです。

コメント

Culture Club / Church Of The Poison Mind

2022-09-22 16:05:19 | メタルじゃないけど。

Culture Clubの2ndアルバムからの1stシングルで英国で第2位、全米で第10位を獲得した曲です。

Culture Club - Church Of The Poison Mind (Official Video)

見た目が奇抜な女装でしたのでバンドとしては少々色物的な扱いを受けていましたが、歌声はソウルフルで本格的でしたし、楽曲もポップセンスにあふれていながらソウル、レゲエ、ブルースなどの要素を上手く取り込んでいてセンスが良いバンドだったと思います。

個人的にも見た目もありましたので最初は少々毛嫌いしてしまいましたが、この曲でかなり好きになった記憶があります。全体的にノリが良く、ハーモニカも良いですが、何と言っても印象的なのはバックの力強い女性ボーカルですね。

このレビューを書くために発表年を調べている時に気が付いたのですが、この曲、大ヒットした「カーマはきまぐれ」よりも後に発表されたと記憶していたのですが、こちらが先だったのですね。

コメント

Mad Max / Wings Of Time (2022)

2022-09-20 09:21:03 | Album Review

ドイツ出身5人組の14thです。

1982年のMad Maxでデビュー、1987年のNight of Passion(4th)で活動停止、10年後の1999年に再結成しNever Say Never(5th)を発表後はコンスタントにアルバムを発表していた大ベテランですが、個人的に初期の4枚が好きだったこともあり、1999年の再結成時はかなり嬉しかったのを覚えています。しかし、似たような内容が続いていたこともあり、いつの間にか聞かなくなっていましたが、再結成後のバンドの中心人物であるボーカルのMichael Vossが脱退、新たなボーカルが加わったとのことで久しぶりに聞いてみました。

サウンドですが、まずは良質なメロディアス・ハード・ロックで良い感じだと思います。初期のメタリックな感じが少し戻った様にも感じますが、キャッチーなメロディーが前面に出ていますので、問題ないと言いますか、逆に良い方向に感じます。そして新しいボーカルのJulian Rolingerですが、これが実に良い歌声を聞かせてくれてくれました。もちろん、Michael Vossの癖のある歌声が聞けないのは寂しいところもありまし、別のバンドになってしまった様にも感じますが、これはこれで正解だと思います。

楽曲のレベルが高く、常に良質なアルバムを発表しているにも関わらず、どうしてもB級感が抜けないバンド、でもそこが魅力ですし、何と言っても80年代の香りがいまだに感じられるところが好きです。「愛すべき・・・」ってやつですね。

コメント

Dynazty / Final Advent (2022)

2022-09-18 09:00:46 | Album Review

スウェーデン出身5人組の8thです。

デビュー当時は80年代のHM/HRを基本としたキャッチーでシンプルなハード・ロックと言う感じでしたが、3rd辺りから楽曲が豪華でクオリティの高いサウンドに変化、更にどんどんとメタリックになってきて、現在では正統派メロディック・メタル・バンドと呼ばれる様になりましたが、このアルバムもレベルの高いメロディック・メタルに仕上がっていると思います。

どの曲にもきらびやかなキーボードとテクニカルなギターが入りまくり、コーラスも分厚いと演奏の主張が強いながらも、それに負けないボーカルの歌声があるのは強みですし、バンド全体のレベルが高いと感じさせてくれる点だと思います。また、タイプの違う楽曲が並びながらもボーカルの歌声のおかげで統一感は失っていない点も良いところだと思います。

正直なところ、キーボードがガンガン入ってくる曲やギターがインギーの様に弾きまくる曲は好みではありませんので、タイプ的には好きになれないバンドですが、これだけレベルが高いと認めざるを得ないと言う感じですね。

コメント

Megadeth / The Sick, The Dying ...And The Dead! (2022)

2022-09-16 10:05:03 | Album Review

6年ぶりに発表された16thです。

まずはアルバム・タイトルに「...」が付いていることが嬉しく感じたのとちょっとした期待を持って聞きましたが、前評判通り、往年のインテレクチュアル・スラッシュが戻っており大満足のアルバムでした。

1曲目などで聞かれるRust In Peace辺りの黄金期のサウンドやスローで押してくる曲もありますが、全般的にスリリングで攻撃的なリフが前作以上になっていますし、病気の影響もあり若干レンジは狭くなっているもののひねくれた様な歌声も健在とまさにMegadethサウンドと言って良いと思います。また、あれこれやるのではなく、一貫して攻撃的な楽曲を揃えてきた辺りも良いと思います。更にインテレクチュアル・スラッシュと呼べる楽曲はどうしても似たようなサウンドになってしまいますが、黄金期のサウンド的な楽曲などを上手く間に入れており曲順も良い感じになっていると思います。

黄金期の歌メロを求めてしまうと物足りなさも感じるかもしれませんし、インテレクチュアル・スラッシュとして初期のアルバムと比べるとやはり勢いや緊張感みたいなものは負けてしまうかもしれませんが、このアルバムを否定してしまうとMegadeth自体を否定することになってしまう様に感じます。この大物がこの時代になってもこのサウンドを聞かせてくれることを素直に喜びたいと思います。

ちなみにボートラで収録されている曲、良いですね。Megadethのカバーって独特の雰囲気を持っていて好きです。

コメント

Ozzy Osbourne / Patient Number 9 (2022)

2022-09-14 09:16:45 | Album Review

これもパンデミックの影響なんだと思いますが、前作より2年と間を空けずに発表された12thです。(カバーアルバムを含めると13th)

レビューでも書きましたが前作「Ordinary Man」が個人的には退屈で何とも残念な気分になってしまいましたが、このアルバムは先行で発表された曲を聞いてかなり楽しみにしていました。結果から言うとかなり満足させてくれました。

ミドルテンポの曲を中心にバラードが加わる内容でスピーディーな曲はほとんどありませんが、キャッチーなメロディーの中にも重さがあり、何とも言えないこの人独自の怪しさが出ているのは嬉しい限りです。特に久しぶりにバラードで気に入る曲があったのは嬉しかったです。また、このアルバム、豪華な参加メンバーも話題になっていますが、どんなギターを弾くのだろうと別の楽しみを出してくれましたので良い点だと思います。個人的にはEric Claptonのギターが一番良いと感じました。

このギタリストの件ですが、実は個人的にザックは賞味期限切れだと思っていますし、元々良いコンポーザーだと思っていないこともありますので、ちょっとホッとしたところがあります。オジーにはキャッチーでありながらもハードであり、怪しさもある、更にはバラードも良いと言うことを求めてしまいますが、ザックはこの中でハードな点しか引き出せない感じがするのですよね。(ランディー、ジェイクと比較するのはいけないことは分かっているのですが)

コメント

Shinedown / Planet Zero (2022)

2022-09-12 08:03:28 | Album Review

Shinedownが4年ぶりに発表した7thです。

これまで発表した6枚のアルバムが全てプラチナム・ディスクやゴールド・ディスクを獲得、累計で1,000万枚以上売り上げている大物にも関わらず、このバンドも日本では今一つ盛り上がらないと思いつつも個人的にはデビュー当時から大好きなバンドです。

センスの良いメロディと骨太でハードなサウンドは健在、更にこのバンドの最大の魅力である、ブレント・スミスの歌声もいつも通りとこのアルバムも実に完成度の高いサウンドだと思います。そしてハードでスピーディーな曲、ミドルテンポでグイグイ押してくる曲、圧倒的な歌声で歌い上げるバラードと楽曲はどれを取っても一級品でアルバム全体のバランスも良い感じです。

個人的にはモダンと言う言葉が一番合っていると思っているのですが、このバンドを聞いて感じるのはやっぱり21世紀のバンドだよなぁ~です。また、楽曲のレベルを上げることが出来る圧倒的なボーカルがいるのはやっぱりバンドとして絶対的な武器を持っていると思います。

ただ、コンセプト・アルバムとのことで収録されているのだと思いますが、イントロ的な7曲は個人的に邪魔でした。また、これまでのアルバムで必ずと言って良いぐらいに収録されていたキラーソングがないのは残念でした。

コメント

Five Finger Death Punch / After Life (2022)

2022-09-10 09:05:15 | Album Review

アメリカ出身5人組の9thです。

3rd以降が全米チャートで常に上位にランクインする大物で定番の型を持っているバンドだと思いますが、今回もこのバンドらしいサウンドを聞かせてくれました。

手法的にはメロデス的なボーカルの使い分けで激しさとメロディーを奏でるバンドですが、メロデスほど強烈ではなくソフト、楽曲にはスラッシュ、オルタナ、グルーヴ、エモなどの要素もありますのでアメリカの90年代以降のサウンドを中心に色々な要素を持つバンドですが、やはり何と言ってもボーカルが歌い上げるメロディーの良さが魅力だと思います。

このアルバムはそのメロディーが満載でありながら、激しさ、重さもいつもよりも増している様に感じます。この激しさと重さは前作「F8」でも原点復帰したかの様に感じましたが、今回はそのサウンドを更に押し進めてきた感じです。それでいて重めの曲と軽めの曲を上手く混在させ、アルバム全体で幅が広く最後まで飽きさせない辺りはこのバンドの魅力だと思います。

個人的にはバラードの2曲が凄く良い感じに聞こえましたし、やっぱり魅力ある良いボーカルだなと再確認しました。

コメント

Soilwork / Overgivenheten (2022)

2022-09-08 08:56:54 | Album Review

3年ぶりに発表されたSoilworkの12thです。

サウンドは当然ながらこのバンドの定番と言えるメロデス、激しく迫るデスボイス・パート、印象的なメロディーでサビを歌い上げるクリーンボイス・パートといつも通りです。また、パンデミックの影響で1年がかり、3回に分けて収録されたらしく、これまで以上に曲が作り込まれている感じがします。特にアコースティックな要素を上手く入れ込んできている辺りはこれまでよりも幅が広がった様に感じます。

このバンドの好きな点は楽曲の良さはもちろんですが、何と言ってもビョーン・ストリッドの歌声です。特に音量十分、説得力のあるクリーンボイス・パートに毎回痺れてしまいます。また、元々デスボイスと言うものに抵抗があるのですが、この人のデスボイスは何故かそれほど違和感もなく普通に聞けてしまう不思議な魅力を持っている人です。

個人的にはキラーソングがあるから名盤と感じるバンドではなく、アルバム全体の印象で名盤と感じさせてくれるバンドなのですが、このアルバムは名盤と感じさせてくれる内容でした。

余談ですが、アルバム・タイトルはスウェーデン語で「放棄」を意味するとのことですが、この辺りもパンデミックの影響なのでしょうかね。

コメント

The Halo Effect / Days Of The Lost (2022)

2022-09-06 08:22:38 | Album Review

スウェーデン出身5人組、元イン・フレイムスの肩書を持つメンバーが結成したバンドの1stです。

元イン・フレイムスと言うだけでサウンドに想像もつきますし、イン・フレイムスから大きく外れることもないだろうと思っていましたが、想像通りのメロデスでした。また、アグレッシヴで重厚なデス・メタルを土台に哀愁のあるメロディ・ラインと定番中の定番であるメロデスと言う感じで、メロデスと言うジャンルが確立した頃のサウンドだと思います。

デス・メタルと言う楽曲に変化をつけずらいジャンルを土台にしていますので勝負はメロディーになると思いますが、そのメロディーはそれぞれの楽曲で十分に練られており良い感じですし、デス・ボイスがそれほど強烈ではないミカエル・スタンネの起用もメロディーを目立ださせると言う意味では正解だと思います。

ただ、正直なところアルバム全体では可もなく不可もなくと言うのが本音です。メロデスとしては良いアルバムだと思いますし、それぞれの楽曲も完成度が高く文句を言うところはないのですが、これ!と言うところがない、最後まで聞いても引っかかるところがないと言う感じでした。

元何々のメンバーが終結、凄腕メンバーのスーパーバンドと言われてデビューするバンドで多いパターンかもしれませんね。

コメント

Avalanche Effect / Katharsis (2022)

2022-09-04 08:58:23 | Album Review

ドイツ出身4人組の2ndです。

ネットで何となく見つけたアルバムで2018年に1st、EPを数枚発表している、5人で写っている画像もありますので、もしかすると1stの頃は5人組だったのかもしれなど、詳しいことはほとんど分かっていませんが、サウンドはクリーンボイスとデスボイスを使い分ける定番のメロデスと言って良いと思います。

楽曲も結構作り込まれていますし、ギターソロなども曲にあったメロディーを奏でているなど全体的にレベルが高い感じがします。そしてデスボイスは比べようがないですが、クリーンボイスが若々しい感じの歌声でこの系統のバンドにしてはソフトな感じで凄く良いです。また、楽曲はメタル系統を土台にしているもののLinkin Parkなどの影響も感じますし、全体的にアメリカのバンドの影響も上手く生かしたモダンな感じで良いです。

個人的にメロデス系統は好き嫌いがかなりはっきりしてしまうジャンルなのですが、このバンドは完全に好きに属するサウンドですね。

コメント

個人的名盤 No.67

2022-09-02 08:58:55 | 個人的名盤

個人的名盤No.67はNo.66に続きOverkillが2014年に発表したWhite Devil Armoryです。

デビュー以来コンスタントにアルバムを発表してくれるOverkillの17thですが、一時期モダンになったりとサウンドに若干の変化があったものの、この辺りのアルバムになるとこれぞOverkill、更に言うとこれぞスラッシュ・メタルと言える内容で楽しませてくれる様になりました。そしてこのアルバム、個人的にOverkillで一番の名曲、Pigが収録されていることもあり大好きなアルバムです。

DDのベンベン、ブリブリとした特徴的なベースラインにスラッシュ的なギターリフが加わる構成も定番ながらここまで来るとこれがないと認められないほどになっていますし、ブリッツのボーカルが最高潮になっているアルバムでもあると思います。そしてコーラスの使い方なども迫力を加えていますし、何気にギターのパフォーマンスも良い感じだと思います。

このバンドの場合、DDとブリッツさえいれば成り立ってしまいますが、この二人の変わらない姿勢が実に気持ち良いです。もちろん、マンネリ感もありますし、いつまで経ってもB級の上、または超メジャーにはなれないバンドだと思いますが、長年聞いているとそれも求めている要素になっているかもしれません。

コメント