個人的名盤No.80はRiotが1977年に発表したRock Cityです。
私がヘヴィメタルを聞きただした時には既に発表されて数年経っていましたが、まずはアザラシの様なキャラクターが描かれたアルバム・ジャケットに目が行ったのを覚えています。そして、初めて聞いた時から虜になってしまったアルバムでもあります。
Roitと言えば1988年に復活した際に発表された「Thundersteel」なども名盤と言われますが、私は文句なしに初期の3枚を名盤とします。つまり、 Guy Speranzaのボーカルが私にとってのRiotになります。(Rhett Forrester時代も捨てがたいですが・・・)
NWOBHMブームよりも先に70年代のハード・ロックを土台にしてより激しく、重くさせたサウンド、そしてアメリカのバンドなのにブリティッシュ・ハードに影響された哀愁たっぷりのメロディーを満載した楽曲がたまりません。この哀愁たっぷりのメロディーを奏でるのがMark Realeのギターですが、そこにGuy Speranzaの力強いボーカルが加わることでサウンドを形成しています。
このアルバムで重要な点は突出した名曲が1曲あるだけでアルバム全体の価値が数段上になることがあると思います。もちろん、「Warrior」のことですが、この曲は一体何度聞いたか分からないぐらいに当時は繰り返し聞きましたし、今でも定期的に聞いてしまいます。
曲名に「Tokyo Rose」があるなど、バンド側も日本を意識していたと思いますが、日本側もこのアルバムを取り上げている訳ですから日本人が好むサウンドだった様に感じます。ちなみにアルバム・ジャケットのキャラクターはジョニーと言うみたいです。