METAL KID'S "BLOG"

HEAVY METAL? HARD ROCK? PUNK ROCK?
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個人的名盤 No.92

2023-11-30 17:02:45 | 個人的名盤

個人的名盤No.92はMetallicaが1991年に発表したMetallicaです。

通称、ブラック・アルバムと呼ばれる5thですが、Metallicaを語る時にこのアルバムを外す訳にはいかないと言う、代表作であり、最重要アルバムだと思います。そして、アルバムを出すたびに、速さだけでなく曲展開を持つようになるなどサウンドも存在もどんどんと成長、スラッシュ・メタルの代表格として扱われる様になっていたMetallicaが、完全にメタル・バンドとして代表格になったのがこのアルバムの存在だと思います。

突出しての変化はやはり速さから重さへ移行したことですが、この変化度が極端に大きかったにも関わらず、受け入れられるほどインパクトがあったのは凄いと思います。また、メタル・ファンだけでなく幅広いファン層を獲得出来たのは時代の流れを読めたボブ・ロックの力も大きいと思います。

更にこれまでにも曲展開を持つ曲を作り出していましたが、その完成度が大きくアップしたのもこのアルバムの魅力の一つだと思います。その点についてはジェイムズのエモーショナルな歌声の影響が強いと思います。

グルーヴ感と重さに重点を置いた楽曲は、やはりオルタナ・グランジの影響があったとも言えますが、何だかんだと言っても良い曲が収められていて誰もが名盤と言うアルバムですよね。

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個人的名盤 No.91

2023-11-28 21:28:01 | 個人的名盤

個人的名盤No.91はMetallicaが1984年に発表したRide The Lightningです。

個人的にはMaster Of Puppetsと順番を付けるのが難しいぐらい大好きなアルバムです。1stの流れを引き継いだスピード・ナンバーに加えて「Fade To Black」などの様に展開を持たせた曲も収録される様になり、バンドとして大きな成長を見せてくれたアルバムだと思います。

また、1stと3rdの丁度中間的なサウンドになっていることも大きく、その後の活躍を考えるとこのアルバムでの出してきた新たな要素は重要だったと思います。実際のところ、クリフ・バートンとカーク・ハメットが曲作りに加わる様になったり、デイヴ・ムステインが在籍していた頃の楽曲も収録されていますので、曲作りとしても丁度中間点だったのだと思います。

個人的な思い出としては、このアルバムとほぼ同じ時期に発表されたスレイヤーのHell Awaitsのどちらを買うか悩んだことがあります。他に欲しいアルバムもありましたし、両方を買うお金もなかったので、友人にこのアルバムを買わせて私はスレイヤーを買ったのですが、聞かせてもらって結果的に直ぐに買いに行くことになってしまいました。

現在のLiveでもこのアルバムからの選曲は大きな盛り上がりを見せますので、やはり重要なアルバムですよね。

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個人的名盤 No.90

2023-11-26 07:26:56 | 個人的名盤

個人的名盤No.90はMetallicaが1986年に発表したMaster Of Puppetsです。

メタル・バンドとして最も成功したバンドとも言える、Metallicaですが、その成功もこのアルバムの存在が大きいと思います。そして、クリフ・バートンが参加した最後のアルバムと言う悲しい出来事も、このアルバムの価値を上げているかもしれません。実際には発表から2年以上経ってからプラチナ・ディスクに認定されているのですが、それまでのツアーでこのバンドが認められたからになると思いますが、やはりアルバムの完成度が高いのが一番の理由だと思います。

1stでスピード命の様なサウンドだったのが、2ndで曲展開を持つようになり、この3rdでそれが完成したと言うイメージがありますが、2ndよりも重さと貫禄があるところが良いと思います。そして、何と言ってもこの頃のMetallicaは印象的なリフがあることが魅力の一つだと思います。個人的にはこのリフがなければここまでMetallicaを好きになることはなかったと思います。

Metallicaと言えばブラック・アルバムを一番に持ってくる人も多いと思いますが、私はまずこのアルバムを一番に持ってきたいです。このアルバムはまだスラッシュらしいスピードがかなり強い要素として残っていますので、このアルバムの存在があるからこそ、ブラック・アルバムの存在がより際立っている感じがします。

まぁ、あれこれ言う必要のないアルバムなのは間違いないですね。

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個人的名盤 No.89

2023-10-27 09:14:41 | 個人的名盤

個人的名盤No.89はVan Halenが1978年に発表したVan Halenです。

Van Halenの名盤と言えばこのアルバムを取り上げない訳にはいかないと思います。6thの1984がデイヴィッド・リー・ロス時代の一番のヒット作ですが、世の中に衝撃を与えたのはこちらの方が上だと思います。理由はもちろんエディのギターです。

個人的には5thのDiver Downの方が好きですが、このアルバムもやはり好きとしか言えないです。まだメタルを聞きだした頃でしたし、楽器も演奏方法も色々と学んでいる時でしたので、ライトハンドなんて名前も知りませんでした。そんな時に友人からこのギター凄いよと言われ聞きましたので、ただただ速弾きが凄い人と思っていました。笑

このアルバム、Diver Downや1984ほどキラキラ感はありませんが、この頃からキャッチーで分かりやすい楽曲が多く、You Really Got Meのカバーがピッタリとハマっているのも頷ける感じです。また、楽曲がバラエティなのも他のバンドにはない特徴だと思います。

個人的にはI'm The One、Little Dreamer、Ice Cream Manと私にとってのキラー・ソングが収録されていることも大きいです。アルバムと言う概念がなくなりつつある今日この頃ですから、この様に衝撃を与えるアルバムって出てこないのでしょうね。

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個人的名盤 No.88

2023-10-25 06:51:28 | 個人的名盤

個人的名盤No.88はVan Halenが1984年に発表した1984です。

Van Halenの地位を確固たるものにしたアルバムでデイヴィッド・リー・ロス時代の黄金期ですので、このアルバムを名盤として一番に上げる人も多いと思います。もちろん私も大好きなアルバムです。

発表当時は大胆に導入されたキーボードについて賛否がありましたが、結果としてはこれが大正解だった訳ですし、エディ自身がキーボードも演奏していたので許されたのかもしれません。個人的にはこのキーボードについては初めて聞いた時からそれほど違和感もありませんでしたし、ポップな感じがデイヴィッド・リー・ロスに合っていて好感が持てました。

楽曲もバラエティさがありますし、Jump、Panama、Hot For Teacherなどキャッチーな曲は当時のMTV時代にもマッチしていましたので、目でも楽しめたアルバムだと思います。個人的にはI'll Waitと言うキラー・ソングがあるのが私に取って凄く大きな要素です。この曲大好きで何度も繰り返し聞いてしまいます。

後に復帰はしますが、このアルバムでデイヴィッド・リー・ロスが脱退と言う大きな出来事もありましたが、後にビックなアメリカン・ロックに成長するVan Halenに取っては良い出来事だったのかもしれません。

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個人的名盤 No.87

2023-10-23 19:12:32 | 個人的名盤

個人的名盤No.87はVan Halenが1982年に発表したDiver Downです。

個人的にVan Halenの名盤はと聞かれればこのアルバムを1番に上げます。メタルを聞きだした頃に発売されたこともありほぼリアル・タイムでしかもVan Halenを初めて聞いたのもこのアルバムでした。

12曲中5曲がカバー、更にインストが2曲、前奏扱いが1曲とオリジナル・アルバムと呼ぶには少々きついところもあるのですが、初めて聞いた時は当時A面4曲、B面4曲の合計8曲が当たり前の時代でしたので12曲も収録されているのは豪華に感じました。また、さすがにヒットしていた(Oh) Pretty Womanはカバー曲と知っていましたが、他の曲はオリジナルだと思っていましたので、色々なタイプの曲をやるバンドなんだと思った程度でした。

このアルバムの一番のポイントはもちろんエディのギターになりますが、私にとって2曲目に収録されているHang 'Em Highのオープニングのリフとソロの音がエディのギターサウンドと認識の音になります。それほど飛びぬけて珍しい音ではないのに独特と言いますか、すぐにエディの音って分かりますよね。

それとこのアルバム、何と言ってもキャッチーでバラエティにとんだ曲が収録されているのが良いです。デイヴィッド・リー・ロスの魅力を一番輝かせているアルバムだと思います。

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個人的名盤 No.86

2023-09-27 19:30:27 | 個人的名盤

個人的名盤No.86はNo.85に続き、Saxonが1980年に発表したStrong Arm Of The Lawです。

まず、この3rdの何が凄いかと言うと2ndと同じ1980年に発表されていることです。Kissなども同じですが1980年以前は1年に2枚のアルバムを発表するのが当たり前の様な時代だったのですが、それにしても2枚続けてクォリティの高いアルバムを作るのはそれなりに大変だと思います。

肝心なサウンドですが、2ndと同様、これぞSaxonと言う内容です。特にオープニングの「Heavy Metal Thunder」は曲名からしてズバリなのですが、Saxonとはこう言うサウンドだと言わんばかりの曲です。そしてその後に続く曲もリフによるリズム感が心地い、キャッチーで聞きやすい、ミドルテンポで聞かせるなどバラエティなところも良いです。Dallas 1 PMのリフなどは今聞いてもゾクゾクしてしまいます。

2ndの方が飛び抜けた楽曲がある様にも感じますが、この3rdの方がまとまり感は強い感じがします。どちらにしても2ndとの甲乙は付けることが出来ず、2枚とも名盤で間違いないです。

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個人的名盤 No.85

2023-09-24 09:10:30 | 個人的名盤

個人的名盤No.85はSaxonが1980年に発表したWheels Of Steelです。

NWOBHMを代表するバンドであるSaxon、このバンドの名盤と言えば4thの「Denim And Leather」を言う人が多いと思いますが、個人的にこの2ndの方が好きです。サウンドはメロディーとスピード、そしてツイン・ギターとまさにNWOBHMらしいと言う感じですが、このバンドで私が必ず使う言葉は「疾走感」です。この疾走感が一番の魅力です。また、リフからくるリズム感も魅力の一つで良い感じのノリを与えてくれます。この魅力はオープニングのMotorcycle Manから4曲目のWheels of Steelまでを聞くだけで十分に味わうことが出来ます。

また、このバンドの魅力としてビフ・バイフォードの歌声があると思います。実際のところ魅力と言うより欠点として取り上げられることもあるのですが、シャウトなどはあるものの、基本的に一定の音域で歌い続けるため曲にメリハリが出ない感じです。でも、私はこの歌声が大好きですし、この声あってのSaxonでもあります。更にこの一定の音域はギターの音色やメロディーを目立たせることにも繋がっているので欠点とは思いません。

当時はアイアン・メイデン、デフ・レパード、ガールと並んでNWOBHMの4大バンドとして扱われていましたが、アイアン・メイデンはどんどん大きくなっていく、デフ・レパードはNWOBHMブームが去ってからアメリカで爆発的な大ヒットを記録するなど、4大バンドには大きな格差が出てしまいましたね。活躍とは言えないまま解散してしまったガールよりは良いですが・・・。

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個人的名盤 No.84

2023-08-15 08:41:50 | 個人的名盤

個人的名盤No.84はMotorheadからもう1枚、1979年に発表されたOverkillです。

個人的名盤No.83で紹介させて頂いた通り、個人的にはIron Fistが一番好きなのですが、Motorheadを語る上でどうしても初期のOverkill、Bomber、Ace Of Spadesの3枚は外せないと思います。この3枚はもちろん名盤ですし、ほぼ同じレベルの内容ですので比較が難しいのですが、あえて選ぶならこのOverkillになります。

理由は好きな曲が若干多いからになりますが、何と言っても1曲目のタイトル曲、「Overkill」の出だしのインパクトがたまりません。これぞMotorhead!と唸ってしまうスピード、凶暴さを持っているのですが、曲の根本はシンプルなロックン・ロールであり、Motorheadを代表する曲だと思います。そして、2曲目の「Stay Clean」、この流れが何ともたまりません。

そして、Capricorn、No Class、Metropolisなど大好きなLive盤である、「極悪ライヴ」こと「No Sleep 'Til Hammersmith」に収録されている曲が多いのも個人的に好きな理由になります。

当時、爆音と言う言葉が一番合っているアルバムだったと思いますが、耳障りな金属音ではない歪ませた音と言うのも良いですし、ボーカルが濁声でも全然問題ないことを教えられたアルバムです。逆にこの声でないとダメなんですけどね。

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個人的名盤 No.83

2023-08-13 08:41:15 | 個人的名盤

個人的名盤No.83はMotorheadが1982年に発表したIron Fistです。

メタルを聞きだした頃に発表されたアルバムでOverkill、Bomber、Ace Of Spadesに続くアルバム、特に一般的にこのバンドで一番の名盤と言われるAce Of Spadesの後だったこともあり、当時は内容的に少々物議もあった様に記憶しています。また、このアルバムを最後にギターのエディ・クラークが脱退したことも話題になりました。

内容的には4thまでのアルバムに比べてエディ・クラークのメロディアスなギターが強調されてサウンドの幅が広がっているのが特徴だと思います。そしてメロディアスな要素が強まりながらも、このバンドの絶対的な要素であるシンプルなロックン・ロール、スピード感、凶暴性を失っていないのが良いところです。

そして、時代的にはNWOBHMブームでしたが、パンク・ファンからも支持されていたMotorhead人気のピークを迎えるアルバムだったとも思いますし、後々、アルバムタイトル曲である「Iron Fist」をLiveのオープニング曲として長く使用していたことからもレミーもそれなりにはお気に入りだったのではないかと思います。

個人的にはMotorheadを聞くときは必ず、このアルバムから聞きますし、もう一体何度聞いたのか分からないぐらい聞いています。さらに一切飛ばすことがなく最後まで聞き続けられることが出来る貴重なアルバムで、Motorheadで一番好きなアルバムです。

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個人的名盤 No.82

2023-07-04 09:46:44 | 個人的名盤

個人的名盤No.82はNo.80、81に続き、Riotが1981年に発表したFire Down Underです。

1st、2ndと違い、この3rdはリアル・タイムで聞いたアルバムですが、恐らく一般的にはGuy Speranza時代のアルバムではこのアルバムを一番の名盤とする人が多い様に感じます。確かに楽曲の完成度はこのアルバムが一番良いと思いますし、Guy Speranzaの歌声とMark Realeのギターのバランスが一番良いと思います。そして、タイトル・トラックでもある「Fire Down Under」の様なスピードナンバー、「Feel The Same」の様なミドルナンバーなど楽曲のバラエティーさも一番あるアルバムだと思います。

個人的には何と言ってもクリアで伸びの良いハイトーン、無理のない十分な音量と歌唱力抜群のGuy Speranzaの歌声がたまらないです。この歌声がなければこのバンドをここまで好きにならなかったと思いますし、本当にハード・ロックに適した歌声だと思っています。

また、1st、2ndには飛びぬけたキラーソングが収録されているので評価、このアルバムはアルバム全体として評価していることになりますが、個人的にはこの3枚に順番を付けることは出来ず、3枚とも名盤としています。

6thの「Thundersteel」以降で聞かれるスピード・メタル、またはパワー・メタルのサウンドの方が好きと言う人も多いと思いますが、個人的にはボーカル重視なハード・ロックであった初期の3枚、つまりGuy Speranza時代が大好きです。

そう言えば、Guy Speranzaってこのアルバムで引退しちゃっているのですよね。本当にもったいない感じがします。

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個人的名盤 No.81

2023-07-02 08:31:18 | 個人的名盤

個人的名盤No.81はNo.80に続き、Riotが1979年に発表したNaritaです。

このアルバムも私がヘヴィメタルを聞きだした時には発表されていましたが、初めてこのアルバムを見た時は「Narita」と言うタイトル、ジャケットのアザラシがまわしを付けているなどで1stよりも衝撃でした。

1stと同時に聞きましたが、1stと同じく虜になってしまいました。それ以降、1stと2ndはセットで聞くことが多く、今現在でも曲単位で聞くとどちらのアルバムに収録されているのか分からなくなることもあります。

サウンドは1st同様、70年代のシンプルなハード・ロックを土台にブリティッシュ・ハードに影響された哀愁たっぷりのメロディーを満載した楽曲が収録されています。そして、1曲目の印象が強いからかもしれませんが、1stよりも全体的にキャッチーな感じがします。

このアルバムで注目すべきは、インストゥルメンタルの「Narita」です。個人的にインストゥルメンタルにはあまり興味がないのですが、この曲は別格であり、初めてインストゥルメンタルで好きになった曲かもしれません。そして現在でもマイケル・シェンカー以外でインストゥルメンタルが好きなのはこの曲だけかもしれません。もちろん、イメージ的な話しで実際には他にもそこそこ好きなインストゥルメンタルはあると思いますが、それぐらい印象が強いと言う感じです。

それと個人的にはもう1曲、「Born To Be Wild」のカバーも重要な曲です。この曲、1968年の発表ですので恐らく耳にしたことがあったと思うのですが、このアルバムに収録されている曲と言う方が印象が強いです。この曲、メタル系バンドがカバーすると妙にカッコ良くなる曲の代表格ですよね。

発表当初は日本でのみ発売され、アメリカでは約半年遅れで発売とこれまた日本の存在が大きいアルバムであることも注目かもしれません。そう言えば確か、NaritaってRiotが解散していた時期にバンド名でも使われていた様に記憶しています。

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個人的名盤 No.80

2023-06-30 09:35:22 | 個人的名盤

個人的名盤No.80はRiotが1977年に発表したRock Cityです。

私がヘヴィメタルを聞きただした時には既に発表されて数年経っていましたが、まずはアザラシの様なキャラクターが描かれたアルバム・ジャケットに目が行ったのを覚えています。そして、初めて聞いた時から虜になってしまったアルバムでもあります。

Roitと言えば1988年に復活した際に発表された「Thundersteel」なども名盤と言われますが、私は文句なしに初期の3枚を名盤とします。つまり、 Guy Speranzaのボーカルが私にとってのRiotになります。(Rhett Forrester時代も捨てがたいですが・・・)

NWOBHMブームよりも先に70年代のハード・ロックを土台にしてより激しく、重くさせたサウンド、そしてアメリカのバンドなのにブリティッシュ・ハードに影響された哀愁たっぷりのメロディーを満載した楽曲がたまりません。この哀愁たっぷりのメロディーを奏でるのがMark Realeのギターですが、そこにGuy Speranzaの力強いボーカルが加わることでサウンドを形成しています。

このアルバムで重要な点は突出した名曲が1曲あるだけでアルバム全体の価値が数段上になることがあると思います。もちろん、「Warrior」のことですが、この曲は一体何度聞いたか分からないぐらいに当時は繰り返し聞きましたし、今でも定期的に聞いてしまいます。

曲名に「Tokyo Rose」があるなど、バンド側も日本を意識していたと思いますが、日本側もこのアルバムを取り上げている訳ですから日本人が好むサウンドだった様に感じます。ちなみにアルバム・ジャケットのキャラクターはジョニーと言うみたいです。

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個人的名盤 No.79

2023-05-21 10:07:38 | 個人的名盤

個人的名盤No.79はMegadethが1986年に発表したPeace Sells... But Who's Buying?です。

後にメタリカ、スレイヤー、アンスラックスと並び、スラッシュメタル「Big4」と呼ばれるメガデスの2ndですが、発売された当時は既に名前が知られていたメタリカの元メンバーと言うことが強調されていた記憶があります。

1曲目のWake Up Deadから切迫感とでも言えば良いのか、迫りくる様なリフと少々狂気を感じるほどのデイヴの歌声で初めて聞いた時はかなりの衝撃がありました。そしてこれも後に「インテレクチュアル・スラッシュメタル」と言われる様になったテクニカルな構成と展開の曲もスピードと勢いで押してくるものと思われていたスラッシュ・メタルの中ではかなり異色に感じました。

「Peace Sells」と言うこのバンドで欠かせない名曲が収録されていることはもちろんですが、Rust In Peace、Countdown To Extinctionなど90年代に入ってから黄金時代を迎えた際に発表されたアルバムでは聞かれない複雑さとスリリングさを味わえるのが凄く良いです。また、クリス・ポーランドのギターが結構良い味を出しているところも好きです。(実際にこのバンドでは一番個性が出ていた人ですし、一番異色だった様にも感じます)

余談ですが、「平和を売っている...だけど、誰が買うんだい?」と言うアルバム・タイトル、当時は間に入っている「...」が妙にカッコ良く見えたり、アルバム・デザインに登場するマスコットキャラの「ヴィック・ラトルヘッド」など個人的にはBig4の中でも一番センスの良いバンドにも感じましたね。

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個人的名盤 No.78

2023-04-28 07:10:00 | 個人的名盤

個人的名盤No.78はMercyful Fateが1999年に発表した9です。

Mercyful Fateからもう1枚ですが、フル・アルバムとしては7thでこれが今のところ最後のアルバムとなっています。アルバム・タイトルの9はデビューEPやコンピなどを加えたアルバム枚数になっている様です。

Mercyful Fateと言えば恐らく2ndのDon't Break The Oathが一番の名盤、それに1stのMelissaが続くのが一般的な評価になると思いますが、個人的にはこのアルバムが一番です。また、Mercyful Fateではこのアルバムを一番聞いています。

サウンドは相変わらずとも言える、キング・ダイモンドの歌声、リフ、メロディー共に抜群なギターと初期の名盤2枚と同様ですが、楽曲としてはこのアルバムが一番充実していると思います。そして、このバンドとしては一番激しい曲が多く、スピード感があると思います。更に言うとキング・ダイモンドのボーカルも一番表現力が出ているアルバムだと思います。

個人的にはやっぱり少々違和感を感じてしまう、キング・ダイモンドのファルセット(ハイトーン)・パートが気にならず、逆に楽曲の味付けになっている様に感じるところと、何と言ってもリフの良さが一番好きな理由になります。Mercyful Fateはまずは初期の2枚を聞いて欲しいですが、このアルバムもマストにして欲しいと思います。

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