結成が1984年、デビュー盤は1986年と既に大ベテランとなったRageの2?thです。(マイナー時代や企画盤などもありますので正確に何枚目か分かりません。すみません。)
このアルバムよりギターを二人にして4人組になったとのことですが、何と4人体制は約20年ぶりとのことです。とは言え、ピーヴィーがいれば他の顔触れはどうでも良い感じもありますし、スタジオ盤ではギターも重ねている訳ですので、この4人体制については特に変化を感じません。
サウンドは既に固有のサウンドを持っているバンドですのでRageらしく良い感じに仕上がっていると思います。RPGゲームか何かの様な壮大なオーケストラサウンドのオープニングで始まり、続くは力強いリフ、ピーヴィー節炸裂の歌メロ、オーケストラとの融合とこれまでの集大成的アルバムだと思います。
このバンド、正統派メタルではなく、やはりパワーメタル、良いメロディを奏でるけどメロディアス・メタルではなく、モダンな雰囲気もあるけど、モダン系には属さないとやはり個性的なんだと思います。そして限りなくA級バンドに近いけど、B級臭さが残っているところが良いポイントだと思います。