METAL KID'S "BLOG"

HEAVY METAL? HARD ROCK? PUNK ROCK?
Produced by はたぼー

個人的名盤 No.55

2022-04-29 11:27:58 | 個人的名盤

個人的名盤No.55はHarem Scaremが1999年に発表したRubberです。

6thですが、日本以外ではHarem Scaremではなくバンド名をRubberに変更、4th辺りから見られたサウンドの変化が更に加速したアルバムで混乱や賛否もあったと思いますが、個人的にはかなり好んで聞いているアルバムです。

サウンドはハード・ロックと言うよりパワー・ポップと呼ぶのが精いっぱいでヘヴィな要素はほとんどなく、曲によってはただのポップスと言っても全く問題ないぐらいに軽い内容です。この軽さが賛否の元となり、私も最初聞いた時は驚いたと言うか、ここまで軽いとさすがに厳しいと思った記憶があります。

しかし、4曲目のStuck With You、6曲目のFace It、9曲目のHeadacheなど頭に残るメロディー、リフも多く、何度か聞き返していました。その繰り返しがいつの間にか他の曲もそれほど悪くない、最初からアルバム全体で軽めと思えば良いアルバムとなり、結果的に定期的に聞くアルバムとなりました。

個人的に第一印象がここまで悪い内容で最終的に名盤と思える様になったアルバムは珍しいかもしれません。

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準名盤&BGMアルバム No.35

2022-04-27 08:31:02 | 準名盤&BGM

準名盤&BGMアルバム No.35はEngraveが2006年に発表したUnwarnedです。

2014年に活動は停止してしまっている日本のメロディック・パンク・バンドの2ndですが、サウンドはずばりBad Religionそのものと言って良いと思います。また、1stはPennywiseがオーナーのスタジオに乗り込んでいってレコーディングしたと言われていますので、この辺りのサウンドをバンド自体も堂々と宣言しているのだと思います。

このアルバム、11曲収録で18分程度と実に割り切っている内容で余計なことは行わず、メロデック・パンクと言うジャンルのサウンドを次から次へと詰め込んでいるのがとても良いです。また、楽曲は疾走感はもちろん、哀愁のあるメロディーライン、コーラスワークなどもBad Religionそっくり、更にはドラムがボーカルを兼任しているのですが、この歌声がBad Religionのグレッグにそっくりで何も知らないで聞いたらBad Religionと間違えるぐらいです。

この系統のバンドは数多く存在しますが、良い意味でアメリカのノー天気で乾いた雰囲気が必要でEUや日本のバンドですとどうしても湿っぽさみたいなものが出てしまいますので、このサウンドをここまで出せるのはちょっと驚きました。と言いますか、何も情報がなくジャケットの雰囲気で入手したアルバムですので私も日本のバンドと知らなかったので驚いたのですが・・・。笑

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Meshuggah / Immutable (2022)

2022-04-25 07:42:44 | Album Review

スウェーデン出身のエクストリーム・メタル・バンド、Meshuggahが約6年ぶりに発表した9thです。

デビュー当時はスラッシュ・メタル的なスピードと怒涛の如く迫るリフの応酬で強烈な印象と個性を持っていたバンドですが、アルバムを発表する度に曲の展開が複雑になり、スローな曲の割合が増えてしまい、最近ではプログレの要素を取り上げられることも多くなり、その変化は前々作である7thで極めつけになったと思います。このアルバムはその極めつけのサウンドを継承しており、スローで複雑、予想不可能の曲展開が満載だと思います。

ここ最近のサウンドが好きな人には満足できる内容だと思いますし、更に進化したとも感じるかもしれませんが、2nd辺りのスタイルが好きな私には今回もこのサウンドかぁ~と言う感じでちょっと残念でした。確かに聞いていて驚くこともありますし、凄いことをしているのは分かるのですが、正直なところ元々プログレなど複雑な曲展開よりもストレートな曲を好む方ですので、これだけスローな曲が多いと聞いていて飽きてしまいます。

恐らくもう聞くことはないアルバムになってしまいますが、やっぱり気になるバンドですし、これまで良盤を発表し続けているバンドですので、いつか原点復帰、または初期のサウンドとの混合などを期待したいです。

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Nazareth / Surviving The Law (2022)

2022-04-23 11:01:45 | Album Review

スコットランドの超ベテラン・バンド、ナザレスの25thです。

ナザレスってまだ活動していたの?とここ最近の活動内容を全く知らない状態、更には2014年にオリジナル・メンバーでボーカルのダンが脱退して新たなボーカルが加わった2作目だったことに驚いている様な状態で聞いたのですが、これが何とも心地良いハード・ロックで更にびっくりでした。

特に良い曲がある訳でもないですし、目新しいこともやっていないのですが、聞いていて安心できると言いますか、最後まで落ち着いた感じで聞き続けられる内容でした。ハード過ぎず、ソフト過ぎずでスピード感もちょうど良い感じ、テクニカルではないものの効果的なリフやメロディーを奏でる演奏、そして新たに加わったボーカルの歌声もサウンドに合っていて良い感じでした。

このバンド、結成が1968年で私が洋楽を聞き出した頃には大物とまではいかないものの、既に名前も知られていましたので聞いたことはありましたが、今一つで夢中になることもなく、いつもさらりと流れていってしまうバンドでしたが、50年以上も活動を続けている訳でやっぱり凄いバンドなんだと再確認しました。とは言いつつもダンの独特の歌声が懐かしい感じもしました。

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Hardcore Superstar / Abrakadabra (2022)

2022-04-21 11:13:47 | Album Review

デビューから良質なアルバムを発表してくれて常に私を魅了してくれるHardcore Superstarが3年ぶりに発表した11thです。(マイナー時代のIt's Only Rock 'n' Rollを含めると12thです)

サウンドはいつものHardcore Superstarらしい疾走感のあるロックンロールでキャッチーなメロディーも健在です。また、2005年に発表したセルフタイトル"Hardcore Superstar"を意識して作成されたとのことでプロデューサーにヨハン・レイヴェンを起用、確かにHardcore Superstarに近い感じのサウンドなのかもしれませんが、その後のアルバムでサウンドが変わった訳ではありませんので、前作"You Can't Kill My Rock 'N' Roll"の続きとして聞いても問題ない感じです。

このバンド、大きく変わることはないもののアルバム毎にテイストが若干違うのも特徴ですが、このアルバムはワイルド感も持ちつつ、疾走感も失わずに全体的にまとめてきた感じがします。決してワイルド感が弱くなった訳ではないのですがハラハラ感の様なものが少なく感じます。それがヨハン・レイヴェン起用の影響とは思いませんが、もう少しデビュー当時の危なっかし感じが欲しいのが本音です。

とは言え、良質なアルバムですので満足です。

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Bomber / Nocturnal Creatures (2022)

2022-04-19 08:22:21 | Album Review

スウェーデン出身4人組の1stです。

B!誌のインタビューなどもあり気になりましたので聞いてみました。

サウンドはNWOBHMの影響を受けたハード・ロックと言うのが最初の印象ですが、NWOBHMに影響を受けた他のバンド、俗に言うNWOTHM(New Wave Of Traditional Heavy Metal)とは、ちょっと違いもう少し幅の広いサウンドに影響を受けている感じです。そしてNWOTHMで感じられる古臭さも感じません。

また、楽曲は特に複雑なことはしておらずシンプルでどの曲も凄くキャッチーなコーラスを多用しているのが特徴ですが、歌だけでなくギターもメロディーに重点を置いているのを凄く感じます。

残念ながらこれと言う曲もありませんし、悪く言うとどの曲も同じような展開で面白みもないのですが、全体的にレベルが高く、あえて言うならば優等生すぎると言う感じなんだと思います。もう少し勢いとか荒々しさが欲しいところですね。

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Stray Cats / Stray Cat Strut

2022-04-17 11:32:18 | メタルじゃないけど。

1983年に全米シングルチャートで3位になった曲です。

Stray Cats - Stray Cat Strut (Official Video)

1980年代前半にネオロカビリー・ブームがあったと思いますが、私もメタル、パンクと共にそのブームに影響されて色々なロカビリー・バンドを聞いていました。その中でかなり好きだったのがこのバンドです。

ウッドベース(コントラバス)をスラップする演奏が妙にカッコよく見えましたし、バスドラ、スネアにシンバル1枚のみで立って演奏するドラムも珍しいだけでなくシンプルでも曲によっては良いものだと思いました。

ちなみにこの曲、邦題はアルバムで"気取りやキャット"です。確かに気取ると言う言葉は間違っていませんが、何となく笑えてしまいます。更にシングルですと"ストレイ・キャット・すとらっと"とそのままになるのですが、何故かひらがなになります。

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The Hellacopters / Eyes Of Oblivion (2022)

2022-04-15 09:47:57 | Album Review

Head Offからは14年ぶり、オリジナルのスタジオ・アルバムとしては約17年ぶりに発表された8thです。(コンピレーションアルバムのCream of The Crap! Vol.1/2、Air Raid SerenadesとカヴァーアルバムのHead Offを除く)

大が何個も付くほど大好きなバンドでしたので楽しみにしていたアルバムで先行して発表されていたシングルを聞いても期待が高まるばかりでしたが、ブランクを感じさせない内容で満足させてくれました。

実は初期メンバーのドレゲンが復活していることは嬉しい反面、サウンド面では少々不安もありました。ドレゲンが在籍していた時代のアルバムは荒々しい爆走ロックン・ロールでそれはそれで大好きでしたが、3rd以降のレトロ感満載のサウンドの方が好きでし、どうしてもバックヤード・ベイビーズのイメージが強くそのサウンドがレトロ感の邪魔をしないか不安だった訳です。

しかし、その心配は不要でレトロ感あるギターのリフとメロディー、効果的なキーボードの使い方、哀愁ある歌声と大好きなヘラコプターズ・サウンドですし、レトロ感が少し洗練されている感じで進化も感じました。

4thのHigh Visibilityが私の5本指に入るほどの超名盤がありますので、そのレベルを超えることはありませんでしたが、この内容ならば大満足ですし、今後も期待できます。

ギターのドレゲンはバックヤード・ベイビーズ、ドラムのロバートはスウェアー・グルーヴス、キーボードのアンデスはダイアモンド・ドッグス、そしてアルバムには参加していないとのことですが、ベースのドルフはダットサンズとこのバンドのメンバーって好きなバンドばかりの集まりで個人的にはスーパー・バンドでもあります。

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Kiss / Off The Soundboard Live In Virginia Beach 2004 (2022)

2022-04-13 08:59:59 | Album Review

Kissのオフィシャル・ライヴ・ブートレグ・シリーズ第2弾で2004年のヴァージニアビーチ・アンフィシアター公演が収録されています。

このシリーズ、アルバムはもちろん、CDやDVDのボックスセットも持っている私にとっては大好きなバンドであっても正直なところもう十分ですと言う気持ちもある中、第1弾が見に行った2001年の東京ドーム公演でしたので飛びついてしまいましたが、この第2弾はやっぱりもう十分と思ってしまいました。

まず最初に出だしの「You Wanted The Best.You Got The Best.The Hottest Band In The World … KISS!」と言うオープニングフレーズが妙に弱々しく、えっ!と思ってしまったところにLove Gunが1曲目です。Love Gunでスタートするのは珍しいパターンで面白いのですが、やっぱりDetroit Rock Cityのリフが頭にありますので違和感を感じます。と言いますか、ノーメイク時代にもありましたので面白さも半減だったのが事実です。

また、Makin' Love、Christine Sixteen、Sheなど初期の曲やTears Are Fallingなど今のLiveでは演奏されない曲も収録されていることも面白いのですが、ここまで名曲揃いのバンドにもなりますと定番の曲が少ないと感じてしまいました。

それと一番気になったのがポールの歌声を含めた収録状態です。出だしの数曲はポールの声が出ておらず、聞いていてちょっと辛くなってしまいましたし、各楽器のバランスも悪い感じです。まぁ、臨場感があるとも言えますが・・・。

と悪いことばかり書きましたが、最後まで飛ばさずに聞いてしまいましたし、悪いとは思いつつもそれなりに楽しんでしまいましたので、やっぱりKissが好きだと思ってしまうのですよね。更には間違いなく第3弾以降にも手を出してしまいます。笑

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Destruction / Diabolical (2022)

2022-04-11 16:34:46 | Album Review

オリジナル・メンバーだったギターのマイクが脱退、新たなギタリストを迎えて作成された17thです。

超B級扱いでデビューしたこのバンドもこれだけ長く活動しているとスラッシュ界ではベテラン、大御所の様な存在となりましたが、このアルバムも前作同様、これぞスラッシュと言う感じの内容だと思います。

狂暴とも言えるほど迫りくるリフ、重低音のリズム隊、野太く唸りをあげる歌声とこのバンドに求めるサウンドそのものですが、やはり印象に残る曲はなく、最初から最後まで押されて終わると言ういつものパターンです。しかし、この不器用さも、B級臭さもこのバンドに求めるもので、このバンドはこれで良いと思っています。

どの曲も同じ様に聞こえてしまうスラッシュではありますが、スレイヤーなどは名曲も多く、やはりこのジャンルでも楽曲の良し悪しはありますし、バンドごとに特徴もありますので、このバンドにはこのままでいて欲しい感じがします。

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Red Hot Chili Peppers / Unlimited Love (2022)

2022-04-09 10:57:03 | Album Review

前作"The Getwayから約6年振りに発表された12thです。

デビュー当時はファンキーなノリが肌に合わずどちらかと言うと避けていたバンドですが いつの間にか聞くようになり、 Californication以降はアルバムの発表も楽しみになり、Liveまで見に行くようになってしまったバンドです。個人的にはヘビメタ、ハードロック系以外でこれほ好きになるのは珍しいかもしれません。

その様なバンドで、2019年にジョン・フルシアンテが再度復帰していたこともあり結構楽しみにしてアルバムですが、結論から言うと良いアルバムだけど夢中になれないと言う感じです。

スローテンポの1曲目、アップテンポの2曲目、ミドルテンポの3曲目といつものレッチリらしいサウンドが聞けてこれこれと言う感じだったのですが、4曲目以降は8、13曲目で若干アップテンポにはなりますが、それ以外はスローな曲ばかりでちょっと退屈になってしまいました。

ベースが基本となりギターで味付けと曲作りの骨格はこれまでと同じで曲のレベルも高い、更にはパターンを持っているバンドですのでこれまで聞いたことのある様なフレーズも出てくるのですが、耳に残るメロディーライン、リフなどがなく、サラッと流れていってしまう感じです。

これほどの大物が17曲も収録してくれるのは嬉しいですが、もっと曲を絞った方が良かった様に感じます。

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Annihilator / Metal II (2022)

2022-04-07 10:25:19 | Album Review

2007年に発表した"Metal"のリレコーディング・アルバムです。

実はリレコーディングと知らずに新譜だと思って聞いてしまったのですが、第一印象は何てカッコ良いスラッシュ・メタルなんだろうと言う感じで凄く良いと思いました。ジェフ特有のリフはもちろんのこと、攻撃的でテクニカル、スピードと重さも十分、分厚い音の壁が迫ってくる様で個人的にAnnihilatorに求めるサウンドがそのまま収録されている感じでした。

故アレキシ・ライホをはじめとした豪華なゲストを迎えて収録されているとのことですが、ギターに関しては誰がどこで何を弾いているのかも分からない状態となってしまいました。ただ、ギターの音、リフに耳が傾いてしまい、間違いなくギター・アルバムであることを強く感じました。と言いますか、変幻自在で変態的なジェフのギターを聞きたくてこのアルバムをゲットしている訳ですのでギターが気になるのは当たり前ですね。

更にドラムのデイヴ・ロンバードとボーカルのステュー・ブロックの起用も正解だったと思います。

2007年にこのアルバムを聞いた時はこれほど感動しなかった訳ですから、これからも続くと言われているリレコーディングジリーズが気になってしまいます。

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Saxon / Carpe Diem (2022)

2022-04-05 09:34:07 | Album Review

大御所Saxonの23thです。

心臓発作で入院、NWOBHMの生き残りもそろそろ終焉かと思っていましたが、何とも大ベテランらしい安定した内容のアルバムを発表してくれました。

サウンドはこれぞSaxonと言う感じでこれまでの集大成と言いますか、スピード感溢れるナンバー、ミドルテンポの壮大なナンバーとSaxonの良いところを全て発揮してくれている感じです。

個人的にこのバンドを語る中で疾走感と言う言葉をよく使いますが、その疾走感は十分で80年代の名盤に収録されていた様な感じの曲もありますので十分に満足出来る内容でした。

このビフ・バイフォードと言う人、決して歌唱力が高いとは言えないですが、歌声に良い感じの味があり、その良い味が年々良くなっている様に感じます。と言いますか、この歌声がやっぱりSaxonの味なんだなと再確認させてくれます。

80年代後半には一時期迷いのあるアルバムを発表したり、バンドの分裂など色々ありましたが、常に良質なアルバムを発表し続けてくれる貴重なバンドですのでこれからも頑張って欲しいです。

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Black Panda / Viaje A La Lona (2022)

2022-04-03 10:07:21 | Album Review

スペイン出身5人組の3rdです。

YouTubeで見つけたバンドで詳しいことが分かりませんが2007年に1stを発表、SplitやEPも4~5枚発表していますので経験はそこそこあるバンドの様です。また、2ndの扱いがEPになっている記事も見ましたので、もしかしたらこのアルバムは2ndなのかもしれません。

サウンドはパンクの要素がかなり強い爆走ロックン・ロールで疾走感は抜群に良い感じです。また、シンプルな曲作りですがギターのリフが凄く良い感じで、この系統のバンドで一番大事なノリは十分に持っていると思います。

ボーカルがダミ声で叫ぶ系ですので歌メロはほとんどありませんし、このボーカルの影響でどの曲も同じ様に聞こえてしまいますが、それをカバーするだけの勢いが曲にあると思います。と言いますか、この系統のバンドはどの曲も同じ様に聞こえてしまうのはやむを得ないことですし、それを受け入れることが出来る人が好きになるジャンルですので個人的には問題なく聞けました。

個人的にスペイン語はどうしても中南米の雰囲気を感じてしまうのですが、それを感じさせないはボーカルの声質かもしれませんので、武器とも言えるかもしれません。

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J-METAL No.14

2022-04-01 10:02:07 | J-METAL

J-METAL No.14はNo.13に続き44MagnumのStreet Rock'n Rollerです。

このアルバムの前に発表された1stの最後の曲が終わった後に雑音の如く流れていた曲が実はこのアルバムの最初の曲であるStreet Rock'n Rollerだったと言う何とも粋な演出でスタート、1stが凄く好きになり楽しみにしていたアルバムだったこともあり、1曲目でノックアウトされたアルバムです。

1st同様、スタンダードなハードロックを基本としたへヴィでダーティーな曲はもちろん収録されていますが、ミドル・テンポの曲、ダンサブルな曲、バラードと幅の広い曲が収録されており、アルバム全体のレベルが上がっていると思います。

そして、ポップでキャッチーな要素がかなり前面に出て来ているのですが、この辺りがボーカルの歌声に合っていてこのバンドの魅力を更に出して来ているところも良いところですし、テクニカルな要素も強めになっており演奏面でもかなりレベルが上がっていると思います。

このバンドで1番のアルバムだと思いますが、ジャパメタと言うジャンルの中ではかなり上位に位置するアルバムだと思います。

ちなみにPAUL、JIMMY、BAN、JOEとメンバーの名前に芸名を持っていたのは良いですが、少々ベタすぎの名前であることと、BANだけ普通のあだ名の様な感じなのは今でも笑えます。

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