個人的名盤No.67はNo.66に続きOverkillが2014年に発表したWhite Devil Armoryです。
デビュー以来コンスタントにアルバムを発表してくれるOverkillの17thですが、一時期モダンになったりとサウンドに若干の変化があったものの、この辺りのアルバムになるとこれぞOverkill、更に言うとこれぞスラッシュ・メタルと言える内容で楽しませてくれる様になりました。そしてこのアルバム、個人的にOverkillで一番の名曲、Pigが収録されていることもあり大好きなアルバムです。
DDのベンベン、ブリブリとした特徴的なベースラインにスラッシュ的なギターリフが加わる構成も定番ながらここまで来るとこれがないと認められないほどになっていますし、ブリッツのボーカルが最高潮になっているアルバムでもあると思います。そしてコーラスの使い方なども迫力を加えていますし、何気にギターのパフォーマンスも良い感じだと思います。
このバンドの場合、DDとブリッツさえいれば成り立ってしまいますが、この二人の変わらない姿勢が実に気持ち良いです。もちろん、マンネリ感もありますし、いつまで経ってもB級の上、または超メジャーにはなれないバンドだと思いますが、長年聞いているとそれも求めている要素になっているかもしれません。