goo blog サービス終了のお知らせ 

北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【臨時情報-中東情勢】GBU-57/MOP地中貫通爆弾でのイラン核施設攻撃,懸念は在欧米軍基地へのイラン軍報復

2025-06-23 07:01:19 | 防衛・安全保障
■臨時情報-中東情勢
 GBU-57/MOP地中貫通爆弾はフォルドゥの地下核施設をどこまで無力化したのかは不明ですが。

 ロイター通信が22日にイラン高官の話として報じたところによれば、フォルドゥの核物質はアメリカ軍攻撃前に移送して無事であるという情報があり、イランのタスニム通信はイスラエルのテルアビブにむけ40発のミサイルを発射したとあります、核物質移送について真偽は別としまして、ここで双方が歩み寄れれば、とも思うのですが。

 アメリカ軍の行動はイラン国内の核関連施設無力化であり、今回の攻撃で充分成果を上げたとトランプ大統領が発言していますが、イスラエルのネタニヤフ首相は此処に留まらずイランの体制崩壊まで目標としている可能性があり、仮にその通りであった場合は航空攻撃が続く可能性が出てきます、その場合、特に欧州への波及が懸念される。

 在欧米軍基地へのイラン弾道ミサイル攻撃が行われるかが、アメリカ軍によるイラン直接攻撃を経て、今後の大きな課題となるでしょう、平時であれば黒海にイージス艦を展開させ迎撃するという選択肢が生まれますが、ロシアウクライナ戦争により、ボスポラスダータネルス海峡を航行してイージス艦を展開させる事が難しくなっています。

 NATOはルーマニアとポーランドへイージスアショア陸上配備型ミサイル防衛システムを配置して、トルコにはTPY-2ミサイル監視Xバンドレーダーを前方展開させ警戒に当っています。ルーマニアのイージスアショアはデヴェセル基地に2016年より運用、ポーランドのイージスアショアは2024年より、レディコボ基地で稼働中です。

 スタンダードSM-3迎撃ミサイルが、イランから仮にシャハブ6長距離弾道弾が発射された場合、イスラエルのアロー3が中距離弾道弾を迎撃した際のように確実に撃墜できるのかは、技術的には可能であるものの、核拡散という懸念が中東で顕在化するなか、不可逆的な一歩となった今回の攻撃が大きな天秤に安全保障を掛けた事は確かでしょう。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【臨時情報-中東情勢】アメリ... | トップ | 【臨時情報-中東情勢】ミッド... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

防衛・安全保障」カテゴリの最新記事